目指すことはこちら。
きっと、「相手に伝わる話し方」で調べると、いくらでも出てきます。ただ、それを全部まとめて実践できるかというと、それはきっと無理。
ですので、シンプルなルールでやってみるということです。
解決策はこちら。
以前に「あなたは話はつまらない」と言われたことがあります。何が悪かったのか、あらためて振り返ってみると、分かることがありました。
こんな皆さんにおすすめの記事です。
- 人に何かを伝えるのが苦手
- 相手に話が伝わらないことが多い
- 本やネットで話し方を調べたけど実践出来てない
- コミュ力を上げたい
記事の最後におまけとして、相手に伝わる話し方を、一人で練習する方法をご紹介します。これを続けていると、話し方は上手くなるはずです。
それではスタートです。
目次
相手に伝わる話し方のルールが多すぎる!
相手に伝わる話し方をしたい!
そう思った時に、何をしますか?どう行動しますか?
きっと調べますよね。
ネットやYoutubeや本やセミナーなんかで、「相手に伝わる話し方」と検索してみます。そしたら、いくらでも出てきます。
元アナウンサーの方や、プロの講師の方なんかが動画で解説してくれてたりしますので、コツを知ること自体は難しくありません。
私も十冊以上の関連本を読みました。
情報としては、十分得たと思います。
ではそれだけ情報やコツを得たからには、さぞかし相手に伝わる話し方が出来るようになったのでは?と思うかもしれませんが、決してそうではありません。
恐らく何冊本を読んでも、それほど変わってなかったと思います。
なぜなら、ルールが多すぎて、実践できてなかったんだと思います。
ということで、相手に伝わる話し方をするために、3つのルールを作りました。これは私なりのルールなので、皆さんがこのルールに合ってるかは話は別です。
3つの話し方ルールはこちら。
- 1つだけ伝える
- 5W1Hを意識して伝える
- ゆっくり話す
ですので、この3つでなくても構いません。それに、私は今回はこの3つを挙げましたが、「PREP法」のような文書やプレゼン構成方法を意識するのも一つです。(今回はPREP法には触れませんが、こういう構成法をいくつか知っておくだけでも、話し方や書き方のコツがつかめると思います。)
大切なのは、試行錯誤できるくらいに、小さくシンプルなルールをまず決めることです。
ルールを絞る理由
これは私の経験でのことです。
今まで読んだ本の中で、「●●のための○○個のルール」といった本があります。
そのルールの数が何十個が並んでいたりします。
例えば「相手に伝わる話し方55個のルール」だったとしましょう。
こういう類の本はとても読みやすいです。
一つ一つのルールはとてもわかりやすく、どれも実践できそうな内容です。
では、この55個のルール全部を、普段の生活に取り入れることが出来るかというと、それは簡単なことではないはずです。
何より、自分にとって、本当に役立つ、本当にすぐに実践できるルールがこの中に何個あるかということです。
本を読み進めながら、もし、30個は自分にあってるルールだと思ったとしましょう。
ではどの30個を頭に入れて、普段から意識できるかというと、それはまた難しいでしょう。
つまり、ルールが多すぎるんです。
55個のルール全部大事だと思っても、全部は実践できないんです。
だから、その中からいくつか自分で選択しないと無理だと思うんですが、その作業が面倒なんです。
だから、ルールは少ないほうが行動に移しやすいと思うんです。
といった具合で、少しずつクリアしていくのならいいと思いますが、いきなり何十個もルールを提示されると、行動に移せないというデメリットも生まれがちです。
ということで、今回は3つのルールにしたんです。
なぜ相手に話が上手く伝わらないのか?
誰かと話をしてて「結局何がいいたいんだろう?」「何の話しだろう?」「どういう意味だろう?」と、ちょっと何言ってるのか、どういう話なのか分からない時ってないですか?
なぜそういうことが起きるのでしょうか?
なぜ上手く伝わらない?
- 色々なことを話しに詰め込みすぎてる
- 話しの内容に不明な部分が多い
- 話すスピードが早すぎて理解が追いつかない
他にも原因はあると思いますが、まずは、この原因の対策をしてみるのが、今回の記事です。
3つの話し方ルールはこちら。
- 1つだけ伝える
- 5W1Hを意識して伝える
- ゆっくり話す
この3つのルールで対策をしてみましょう。
テーマを絞り1つだけを伝える
話が迷子になることがあります。
あれも言いたい、これも言いたい。
気付いたら「あれ?さっきの話しはどうなった?」という感じで、話が迷子になることがあります。
それを意識して話してみるんです。
もちろん、話がひと段落したら、次のテーマの話を始めてもいいと思いますよ。
これは、日常の雑談だけでなく、仕事でのスピーチやプレゼンでも同様です。
また、ブログを書く時でも同じです。
あれこれ伝えようとすると、どれも伝わらない。
そうならないように、まずは話すことを1つに絞ってみましょう。
5W1Hを意識して話す
5W1Hとは?こちらです。
- いつ(When)
- どこで(Where)
- だれが(Who)
- 何を(What)
- なぜ(Why)
- どのように(How)
この中の大切な何かが抜け落ちていると、相手に上手く伝わらないことになりかねません。
例えば、海外旅行にあなたが行ってきたとして、それにお土産話を会社の同僚に話すとします。
- いつ旅行に行った?
- どこに行った?
- 誰と行った?
- 何をした?
- 旅行に行った目的は?
- どうやって(手段)行った?
こういう内容を話すと思います。
さすがに「どこに行った」が抜けてしまうことはないと思いますが、「誰と行った」とか「手段」とかは、抜けてしまうこともあるかもしれません。
5W1Hを意識して話してみると、「よく分からない話」にならない話し方に近づけることでしょう。
相手に伝えたい気持ちを込めてゆっくり話す
時々、まくし立てるように早口で話す人がいます。
聴く側の立場に立つと分かりますが、早口すぎると、何を言ってるのか、何が言いたいのか分からないこともあります。
ゆっくり話すことを意識しましょう。
相手に伝えたいことがあるんだという想いを、丁寧に言葉にする。
それだけでも、伝わりやすさは違ってくることでしょう。
早口克服対策のためのページはこちらです。
どのくらいのスピードがちょうど良い早さかは人によりますが、出来るなら、相手の話すスピードにあわせるのがいいでしょうね。
相手に伝わる話し方は自分で3つのルールを決める
「相手に伝わる話し方」というと、他にもたくさん方法はあります。
細かいことを書き出すと、何十、何百と候補が出てくると思います。
ただ、先述しましたが、それら全部を意識して会話、スピーチ、プレゼンをすることは不可能です。
それに、自分に合うかどうかもあると思います。
これはスピーチやプレゼンの時にもありえますが、自分がどういう話し方をしたいか、話し方の参考になる人は誰か、ということを最初に意識したほうがいいと思います。
その理想像にあわせて、自分なりのルールを決めるんです。
例えば、私がスピーチをする時のルールを決めるとした場合。
私はプレゼンをするような場面はありません。人前で話す機会というと、簡単なスピーチが多いです。あとはフィシリテーターのようや役割ですね。
仕事で話す場面より、ボランティア活動の中でスピーチをする程度です。
ですので、スティーブジョブズのようなプレゼン力を身につけたいというわけではないんです。
でも人によってはジョブズのようなプレゼン力を身につけたい人もいるでしょう。
つまり、どういう人になりたいか、どういう理想像を持っているかによって、自分でルールをカスタマイズするべきなんです。
自分用にカスタマイズすること。
それがルール作りで大切なことだと思います。
おまけ:一人で出来る話し方が上手くなる練習方法
話し方、スピーチ、プレゼンといった人前で話すのが上手くなる方法は、たくさんあります。
自分一人では難しいようでしたら、話し方教室、スピーチやプレゼンのセミナーを受講してみるのも一つです。
実践の場を増やして、自分が学んだ話し方を繰り返し試してみながら修正する。それも一つです。
今回は、自分一人で出来る話す練習方法をご紹介します。
お金もかかりませんから、ぜひ挑戦してみて下さい。
では方法です。
- スマホの録画ボタンを押す
- ある地点からある地点までの道案内をする様子を録画する
これだけです。
簡単そうですか?これが案外難しいんです。
ある地点からある地点は、どこでも構いません。
自宅から駅まで、会社の最寄り駅から会社まで。
徒歩でも自転車でも車でも。
頭の中にある情報を言葉にするのは、普段からしていないと、なかなか言語化できなかったりします。
また、スマホで録画しているだけで、緊張感は高まります。
この応用編として、こういうことも出来ます。
- 昨日見たドラマを要約して話す
- 最近読んだ本のあらすじを話す
- 前に行った旅行の思い出話を話す
- 今日会社であった出来事を話す
何でもいいんです。話す練習にはなります。
ぜひ、いろんな道案内を試してみて下さいね。
一人で出来る話し方の練習を繰り返すことが大切
コミュ力おばけの学校で大切にしていること。
特に大切なのは「繰り返す」という点です。
お金を出して話し方の学校、セミナーに行き続ければ、話すのも上手くなる可能性は高くなると思います。
ただ、ずっと続けれるかというかと、金銭的や時間的に厳しくなるかもしれません。
ですので、まずは自分一人出来る方法を見つけることが大切です。
自分一人で出来る話し方が上手くなる方法には、スマホの録画機能を使うことをおすすめしています。
以前に開催していましたスピーチ会でも、「話してる様子を自分のスマホで録画してみて下さいね。」とお伝えして、皆さんも、スピーチの練習の姿をご自身で撮影されていました。
それを家に帰ってから見てみる。すると、自分で気づかないことも気付けたりするんです。
例えば、話すスピード、目線に動かし方、イントネーション、身振り手振りの癖などがそうです。
ぜひ、自分流の一人で出来る話し方練習方法を見つけて下さいね。
この記事では「相手に伝わる話し方」をお伝えしました。
ビジネスやプライベートでもそうですし、就職や転職の際の面接時でも、やはり話し方は重要なポイントにもなってくることでしょう。
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最後に「話すこと」に関連するページをご紹介します。
話しが長い人も、みんながみんなではありませんが、自分の話の着地点が分からなくなっていることがあります。
いろんな言いたいことが溢れてきて、次々に話してしまい、時間がどんどん過ぎていきます。
私の町内にもそういう方はいます。短い挨拶をお願いしたつもりが、話が止まらずに予定よりオーバーして話してします。
そうなってくると、話を聞き終わった後も、何の話だったかな?となりがちなんです。
話が短ければそれでOKということではなくても、何を話すか?は絞ったほうが伝わりやすいということです。
人前で話す時も、一対一で話す時もそうですが、やはり練習をしてると上手くなっていくものだと思います。ただ、そのトレーニングをどこでするかなんです。
話し方教室だったり、コミュニケーションのセミナーや講座を受けるだけでは、場数に限界があります。ですので、自宅で一人で出来る方法がおすすめなんです。
人見知りであれ、あがり症であれ、コミュ障であれ、自分でどうにか変わりたいと思うのであれば、一人で出来るトレーニングを取り入れることをおすすめします。
相手に伝わる話し方でもう一つ挙げておきます。
難しい言葉ではなく、優しい言葉を使いましょうということです。
業界の言葉やビジネスシーンで使われる言葉を多用される方がいますが、時々何を言ってるのか分からない時があります。
もちろん、時には専門用語を使わないといけない場面もありますが、保護者が集まるような会議でも、難しい言葉を使いたがる人がいるんですが、正直、全然伝わりません。
その場に応じた言葉を使うようにしたいところです。
本日は以上です。
コミュ力コーチ、ハラサトシでした。