初対面なら特にそうですが、相手のことをまず知りたい、だから質問したい、だけど何を聞いていいか分からない。
そんなことはないでしょうか?
相手が友達でも、恋愛中の恋人や職場の人でも、ビジネスの場面でもそうですが、距離を近づけたい時は、質問することも大切ですよね。
では、本題です。
初対面で相手を知りたい質問「友達も恋愛もビジネスも職場も」
今日のテーマは<初対面で相手を知りたい質問「共通点と相違点」」友達も恋愛もビジネスも職場も>となります。
ご相談いただくお話の中で、「初対面で何を話していいか分からない」というお話はよく出ます。
相手のことを知りたいけど、どう質問していいか分からないという感じです。
人見知りしがちな方で、普段はほとんど初対面の人と合わない人なんかは、特に初対面に苦手意識をお持ちの方も少なくないと感じています。
今回の配信で目指したいのは
- 初対面の苦手意識を減らすこと
- 初対面で何を質問していいか、少しでもつかむこと
となります。
学校での友達や恋愛、ビジネスシーンや職場でも使える方法と思いますが、コミュ力を上げるには、やはり試行錯誤、繰り返しが必要です。
ぜひ、この配信を参考にしていただき、質問力を鍛えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。
相手を知りたい質問として大切な「共通点と相違点」
では、初対面で相手を知りたい質問として大切な「共通点と相違点」についてです。
これは、質問力についてお話する時には、必ず入ってくるテーマなのですが、特に大切なことですので、今回は個別に取りあげることにしました。
まず、知っておいていただきたいのは「初対面は誰でも緊張する」ということです。
これは間違いなく緊張はするはずです。
自分が知らない人と会うわけです。どんな人か分からない人と会うわけです。多かれ少なかれ、緊張という意識があるかないかは別にして、緊張はしてると思います。
ただ、その緊張から「苦手意識が生まれる」とか「苦痛を感じる」とか「その場から逃げ出したい」というところにいくかどうかは人によります。
ワクワクする緊張ならいいのですが、緊張が苦痛なほうに向いているなら、やはり少しでも改善していくことで、ストレスを減らすことも出来るはずです。
「どんな人か分からない人」と言いましたが、どういう話し方をするのかも分からない、何に興味があるのかも分からない、場合によっては嫌味や攻撃的な言葉をかけてくるかも分からない。
きっと、お互いが、相手のことを分からずに不安に思ったり、戸惑ったり、緊張しすぎて苦痛を感じたりをすることもあると思います。
相手を知りたい質問「共通点探し」
そこで「質問」なんです。
もし、初対面の人とあなたに、共通点が10個あると分かったらどうですか?
出身地が同じ、好きな食べ物が同じ、普段聴いてる音楽が同じ、家族構成が同じ、読んでる本が同じ、出身校が同じ、学生時代にしてた部活が同じ、最近の習い事が同じ、仕事の職種が同じ、買ってるペットが同じ。
きっとね、これだけの共通点があることが分かった上で初対面での出会いだったら、友達になるかは別にして、気持ち的にすごく楽だと思いませんか。
得たいのしれないものって、きっとね、人は恐怖を感じるんだと思います。これは人が相手の場合だけではありません。
例えば、僕は数年間、うつ状態が続いていたんですが、色々な症状が出るので病院に行ったりしたんですが、原因が分からないんです。それって得たいの知れない恐怖なんです。分からないことって、時に恐怖に変わると感じています。
では、初対面で相手を知りたい質問となると、やはり「共通点」ではないでしょうか。
質問をしながら共通点を見つけていくと、次第に和んで会話が弾むなんてことも珍しくありません。
ただ、これには注意が必要です。
というのも、そう簡単に共通点が見つからないからです。
例えば、ママ友でしたら、同じくらいの年代に子供を持っているという共通点がまずあります。
ですので、話題は子供のことが中心になったりするようです。
ところが、全く共通点が分からない状態での初対面。
そうなると、質問をしながら共通点探しをすすめる人もいますが、なかなか実際は、共通点が見つからないこともあります。
共通点ではないからといって、すぐに次の質問をしてしまうと、質問攻めみたいで嫌がられる可能性もあります。
そこでです。
今回お伝えしたいのはこれです。
質問をしたら「共通点か相違点かを分類する」という方法
あなたが、初対面の誰かに質問をしたとすると、何らかの答えが返ってきます。
「そこで共通点か相違点のどちらかが分かります。」
●共通点の場合:親密度が高まるチャンスです。共通点と新密度は比例する傾向にあります。
ですので、話を深めていきます
例えば、自分も相手も本が好きと分かった場合。
⇒僕はサスペンスが好きなんですが、どんなジャンルの本を読まれるんですか?
ここでポイントを一つ。
先に自分のことを話しましょう。自分のことを話さず、相手にばかり話してもらっていると、あなたは、相手のことが次第に分かってきて安心かもしれませんが、相手はあなたのことが分からないままで不安です。下手したら恐怖です。
相手の不安を和らげてあげるためには、あなたも話す必要があるんです。
●相違点の場合
大切なのは「教えて下さい」という気持ちで会話をすることです。
例えば、あなたは本を読まない、相手は本を読む、という相違点の場合。
⇒この本を読んでよかったなっていう本はありますか?本を読むと価値観は変わったりしますか?
「教えて下さい」を言える人はコミュ力が高いです。
自分が知らないことを相手が知っている。そのことに敬意を示し、教えやアドバイスを請う。これが出来るか出来ないかです。
特に、相手が年下だったり、役職が下だったりすると、人に何かを教えてもらうのを避ける人がいます。
「教えて下さい」が言える人は謙虚な方です。
謙虚な方は、相手との関係に関わらず、自分が知らないことを認めることができ、相手に教えを請うことが出来ます。
「教えて下さい」と言われて、嫌な気持ちになる人はそういません。(答えにくくて、回答を控える人はいるかもしれませんが、それはそれで構いません)
つまり、質問によって「共通点が見つかっても相違点が見つかっても」、どちらにしても、相手が話したいことを話してもらうように繋げていくわけです。
最初にする質問は何?
では、ここで一つ、疑問が沸くかもしれません。
そもそも、最初にどんな質問をすればいいか?
相手の方から質問してきてくれたらいいですが、そうでない場合は、まずはあなたから質問を始めることになると思います。
最初の質問は何がいいか?
それは、僕が提示するものではありません。
ぜひ、「質問ノート」というノートを一冊作って下さい。
そこに、あなたが考える、誰かを想定して質問を書いていくんです。
今回は、質問ノートのお話の回ではありませんので、ここまでとします。
では、最後にまとめます。
- 初対面は誰でも緊張します
- その緊張がワクワクする緊張ならいいですが、苦痛な緊張であれば質問力をつけることもおすすめです
- 初対面でも共通点が多ければ会話が弾むかもしれませんが、すぐに共通点が見つかるかは分からない
- だから、質問をしたら「共通点か相違点かを分類する」という方法をおすすめします
- 何から質問するかは、自分で「質問ノート」を作ることをおすすめします
- 質問をする時は自分のことを話すことも忘れずに
相手を知りたい質問。
僕がずっと言い続けているのは、自分だけのマニュアルを作るという考え方です。
僕はブログや動画で「質問力」についても配信していますが、それはあくまで「僕が考える質問力」であり、あなたにとってベストな質問力ではありません。
40代後半男性の僕と、例えば10代の学生さん、20代の社会人になったばかりの人の質問の仕方とでは、当然、質問の内容が違ってきて当たり前です。
だからこそ、あなただけのあなたが作る「質問ノート」、つまり「あなただけの質問力マニュアル」を作ることが大切なんです。
いくら、質問力を学び、質問のバリエーションが増えても、その質問を初対面の人にかけることができるかどうか。それには自信が必要です。
その質問ノートが、あなたの自信の根拠となるんです。
今回は「初対面で相手を知りたい質問」とはしましたが、今回の方法は、初対面でも、何度か会っている人でも使える方法です。
ぜひ、参考にして下さい。
本日は以上です。