コミュ障を治すトレーニング(2)どうなりたい?明確な目標を

コミュ障を治すトレーニング(2)どうなりたい?目標を明確にして行動に繋げる

コミュ障を治す、その前に大切なことをお話ししました。

こちらをまだお読みではない方は、先にこちらからご覧下さい。

コミュ障を治すトレーニング(1)すぐ治るのは無理!まずはコミュ障とはを明確にすること

まずは、今の自分を知ることが大切ですよ、というお話しでした。

仲良くなったら話せるんですが、そこまでいかないんです。

初対面の方が苦手ということですか?
そうです。人見知りなんです。特に異性とは話せないんですよね。

では、あなたが理想とする人物って誰ですか?こんな人みたいに初対面でも話せるようになったらいいなって人です。
うーん、芸能人でいったら●●さん、知り合いでいったら○○さんかな。

その人のどういうところに憧れますか?
ん~、どういうところ?ちょっと言葉にするのが難しいです。

この方は、人見知りで悩んでいます、特に異性と初対面だと、話せない。

どうやって克服していくか。

それは「目標を明確にする」ことが次のステップです。

こういう方におすすめの記事です。

  • 自分はコミュ障だと思う
  • コミュ障を治す方法を知りたい
  • コミュ障を治すトレーニングをしたい

コミュ障を治すトレーニングのまとめページはこちらです。ぜひ参考にして下さい。

ではスタートです。

2:コミュ障を治すには「明確な目標」を決める

第一回目では、こういうことから始めましょうと言いました。

  • コミュ障を治すにはまず現状を知ることから始める
  • 現状を元に本当の悩みを見つける

出来ればノートに書き出して下さい。

実際のコーチングでは、こういうことをマンツーマンで質問させていただきながら、具体的にしていきますが、ここでは、お一人で取り組んでいただく前提で進めます。

では、現状についてはこういう内容だったとしましょう。

  • 相手が異性だと話しかけるのも雑談するのも苦手
  • 頭では話すことが浮かんでるけど、これを言ったらどう思われるだろうって思ってしまってる
  • 3人でも話せることは案外ある、ただ異性が混ざると上手く話せないことが多い

そして、次のステップです。

明確な目標を決めましょう。

ポイントは「明確」という点です。

明確な目標が行動に繋がる

この記事の最初の会話にこういうものがありました。

「芸能人でいったら●●さん、知り合いでいったら○○さん」

この時点では、目標はまだ明確になっていません。

ここで言う「明確」というのは、行動に移すことができるかが大事なんです。

こういう人みたいになりたい、という段階では、まだすぐに行動に移せないと思います。

目標が漠然としているからです。

コミュ障を克服するための行動を明確にする

では、質問です。

「芸能人でいったら●●さん、知り合いでいったら○○さん」

このお二人の特徴は、どういう点でしょうか?

それをノートに書き出してみてください。

  • 誰かに話す時
  • 誰かの話を聞く時
  • 誰かに質問する時
  • 顔を合わせた時
  • 大勢の中にいる時

それぞれの場面で、その人達は、どういう振る舞いをするでしょうか?

それも具体的に書き出してみましょう。

  • 話すスピードは?
  • 話す内容は?
  • 話す時の目線は?
  • 身振り手振りは?
  • 話を聞く時の相槌は?

何でもいいので、書き出してみましょう。

ここで書き出した内容をまとめたものが「明確な目標」の手がかりとなります。

そして、明確な目標が決まったら、次は「行動」です。

まずは、その特徴を真似るところから始めましょう。

決して、その人の真似をして生きましょうということではありません。

まずは、「守破離」でいうところの「守」です。

武術で言うところの師匠の真似をするところから始めるんです。

「本」が師匠だと上手くいかない理由

ポイントは「あなたが理想とする人物を師匠とする」ということです。

僕は、この「コミュ力おばけの学校」というブログの中で、コミュ力を上げる方法を書いています。

ただ、それは僕が理想とするコミュニケーションであったり、一般的に考えられているコミュ力を上げる方法です。

それらが、誰にでもおすすめということではありません。

「あなたにはあなたにあった方法」があるはずなんです。

それが「自分の理想とする人物を師匠とする」ということです。

コミュニケーションに関する本がたくさん出版されていますが、それで上手くいかない経験がある方は、もしかしたら、そこに書いていること(著者の考えるコミュニケーション)が自分とは合っていなかったのかもしれません。

まずは、自分と向き合ってみましょう。

これは何度も書いていますが、僕の例をご紹介しておきます。

僕は元々極度の人見知りということもあって、スピーチや緊張やプレゼンの本を10冊以上読みました。

その中に「スティーブ・ジョブズ」のプレゼンの本があったんです。でも僕には全く響きませんでした。

なぜなら、僕は人前でプレゼンすることがないんです。僕はPTAやボランティア活動の中で、スピーチをすることはあるんですが、プレゼンはありません。

ジョブズのようにプレゼン力を高めたいという気持ちはなかったんです。

だから、響かなかったんです。

では、僕が誰のように、人前で話せたらいいなと思ったかというと、「笑福亭鶴瓶さん」だったんです。

笑福亭鶴瓶さん関連の本に、スピーチや緊張に関する本はありませんでしたが、笑福亭鶴瓶さんを知るきっかけになる本はありましたので、それを買ったり、テレビ番組をたくさん観て調べました。

そして真似ました。

考え方としては、「コミュ障を治す」という場合でも、これと同じ、真似ることから始めるのがいいと思っています。

他の目標でも同じです。

コミュ障を治すための1回目と2回目のまとめ

今回ので2回目となりました「コミュ障を治すトレーニング」。

第1回目では、

  • コミュ障を治すにはまず現状を知ることから始める
  • 現状を元に本当の悩みを見つける

第2回目の今回は、

  • 自分の理想とする人物を見つける
  • その人物の特徴を書き出す

次回は「どう行動に繋げるか」についてです。

では、また次回。

コミュ障を治すトレーニングQ&A

理想とする人物が見つかりません
もし、芸能人、タレント、有名人、知り合いの中に、自分が目指す理想とする人物が見つからなくても大丈夫です。その場合は、イメージして下さい。色々な場面で、どういう振る舞いが出来るようになれば、自分としては理想かなと。表情、口癖、歩き方、何でも構いません。とにかく特徴を書き出していきましょう。