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「世界一のメンター」が教える 人を動かす人の「質問力」-感想

  • 「世界一のメンター」が教える 人を動かす人の「質問力」
  • 著者:ジョン・C・マクスウェル
  • 監訳:岡本行夫
  • 発行所:三笠書房

質問の大切さ 質問の方法 それだけではない

この本から学べることは、「質問力」だけではない。

いくつか引用しておく。

コミュニケーションという言葉の語源は、ラテン語の「communis」で、「共通の」という意味である。相手との共通部分が大きいほど、絆は深まり、コミュニケーションは確かなものになる。

「聞く耳を持つ人」に、人はついてくる

「話しを聞いてもらうことと、愛されることはよく似ている。世間一般の人にとって、この二つはほとんど同義語である。」「人の話を聞く」とは、相手を気遣い、相手の価値を認めていると伝えることに他ならない。

人を説得する最善の方法は、「耳を使うこと」である。

コミュニケーション、リーダーとしてのあり方。これは仕事環境だけではなく、家庭環境であっても、学校やサークルでの環境など、あらゆる人とのかかわりの中で、使うことができるスキルが紹介されている。
決して難しすぎる内容ではないと感じたのは、訳が分かりやすかったのもあるかと思う。
海外書籍の翻訳版となると、どうしても訳がしっくりこないのもあるからだ。

質問に関する書籍は、この本以外にも最近たくさん発売されている。
【人を動かす人の「質問力」】の中で特に影響を受けたのは、「話しを聞いてもらうことと~」の部分である。

元は「David W. Augsburger」が「Caring Enough to Hear and Be Heard」という書籍の中で書いている「Being heard is so close to being loved that for the average person, they are almost indistinguishable.」であるかと思われる。
しかし、しっくりくる翻訳だとつくづく思う。

話しの聴き方といえば、臨床心理学者のカール・ロジャースのアクティブリスニング(積極的傾聴)が広く知られているが、これはカウンセリングにおけるコミュニケーション手法の一つである。

カウンセリングの際にはとても有効な手法であるが、では普段の生活において、アクティブリスニングをどう使うかというと、それはケースバイケースである。

悩みを抱えているクライエントとの対応やかかわりと、日常生活における夫婦間や組織間でのコミュニケーションでは、何に重点を置くかが違ってくるのも当然である。

場合によっては、アクティブリスニングで共感しながら、こちらの意見やアドバイスや質問は挟まずに、じっくりと時間をかけて話しを聴く。
場合によっては、適切な質問を織り交ぜながら、問題解決に共に向かう。または、楽しい時間を共感するために質問する。

つまり、心理学においてもコミュニケーション能力においても、その場その場によって、どう対応するのが良いかは違ってくるということである。
コミュニケーションに答えはない。

アクティブリスニング(積極的傾聴)については、別のページで紹介するが、アクティブリスニング(積極的傾聴)も知った上で、相手や状況によっては、聴き方を変えるほうがコミュニケーションがうまくいく可能性もある。

ジョン・C・マクスウェルといえば、他にも書籍を出しているが、「リーダーのリーダー」、「世界一のメンター」とも言われるリーダーシップ論の権威である。

円滑なコミュニケーションには欠かせないノウハウがこの本には詰まっていると感じた。