その理由が最近なんとなく分かってきました。
言葉にするとこういうことです。
分かりますか?分かりにくいですよね?
言語化って難しいですよね。
例えば、「やりたい仕事を見つける方法」ということで、多くの人がブログや本で書かれていますが、ではその人は、「そのやりたい仕事を見つける方法を使って、やりたい仕事を見つけたのですか?」ということです。
うまく書けないので、また詳しくまとめます。
本日は「「恥をかかないスピーチ力」(齋藤孝氏)」について、先日Youtubeに動画あげたので、そのテキスト版をブログで紹介しておきます。
それではスタートです。
恥をかかないスピーチ力はあがり症対策にもおすすめの本
今日は「恥をかかないスピーチ力」という本についてです。要約というより、私がどのようにこの本に出会い、どのように役立てているかといった内容です。。
私自身が極度のあがり症だったこともあり、今までに、スピーチ、プレゼン、緊張を取る、人前での話し方などの本は何冊も読みました。
その中でも、この本は特におすすめの一冊です。
内容としては、スピーチの88のコツが書かれています。基礎的なことから、実際のスピーチの時に心がけたいこと、あがりをおさえるコツなどですね。
この本自体は、スピーチ力の本であり、あがり症の克服を目指した本ではありませんが、こういったスピーチ力をつけていくと、自然とあがりも改善されるのではないかと思います。
また、私が以前開催していた「スピーチ会」についても後半部分でお話ししますので、ぜひ最後までみていってくださいね。
コミュ力おばけの学校では、コーチの私ハラサトシが、地域ボランティア活動を始めて8年の経験を元に、コミュニケーションを上げる方法や、起業から14年の経験を元にした仕事のお話し、なども配信しています。
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では本題です。
「恥をかかないスピーチ力」
著者は、齋藤孝先生です。テレビに出演されていますし、有名な方ですよね。
私は個人的に齋藤先生のファンなので、この本以外にも齋藤先生の本は読んだことがあるんですが、一番最初に買ったのがこの本でした。
私がこの「恥をかかないスピーチ力」を買った目的。それは。
人前で自信を持って話せるようになりたい
ということ。
そして、実際に読んで思ったのは、「自分に合う方法を取り入れて、合わない方法は取り入れない。」
というのがですね。
この本に書かれいているのは、全部「同じ場面でのアドバイス」というわけではありません。
どういうことかというと。
- スピーチの基本や心構え
- 自宅で一人で出来る練習方法
- 誰かと一緒に出来る練習方法
- 実際のスピーチの場面で役立つ方法
- スピーチ直前にあがりを抑える工夫
スピーチの基本や心構えとしては、「19番目の聞き上手は話し上手」
自宅で一人で出来る練習方法としては、「34番目の一人ディベートをする」
誰かと一緒に出来る練習方法としては、「27番目の小ネタ披露会をする」
実際のスピーチの時に役立つ方法としては、「16番目の好意的な人を見つけて、アイコンタクトをとって話す」
スピーチ直前にあがりを抑える方法としては、「84番目の呼吸法で気をしずめ、自律神経を整える」
このように、場面ごとにコツを書いてくれています。
ここで一つ私なりの考えをお伝えします。
この88個のコツ。全部実践できますか?
恐らく、この本を読んだ方はたくさんいらっしゃると思いますが、その中で、本を読んでから、88個のコツを全部いつも意識してるし練習してるし、スピーチの時に使っているよって人。たぶんいないと思います。
これは他の本でも一緒ではないでしょうか。
50個のコツとか、30個の方法とか。それを全部実践するのは不可能だと思います。
そもそも全部しようと頑張る必要もないと思います。
この本の「おわりに」のページに、「この中からみなさんがやりやすいものを実践していただけると幸いです。」と書かれています。
そうです、全部しないといけないなんてことはなくて、一つでも二つでも、この本の中から、自分の力のなりえるものを採用すればいいんです。
私の場合ですと、あがり症も人見知りも激しかった頃というのは、人と会う機会もほぼなかったんです。普段は在宅ワークですから、人と話す機会もほぼない。
そんな状況で、「誰かと一緒に出来る練習方法」というのは出来ないんです。
今でしたら、オンラインのZOOMなどを使う方法もありますが、当時はそれもなかったので、私としては、誰かと一緒に練習をするということは無理でした。
そうやって、88個の中から、自分が実践できること、取り入れることができること、それを取捨選択していくことが大切だと思います。
もしかしたら、10個もないかもしれませんが、それでもいいんです。
とにかく、一つでも二つでも、この本の中から、自分の力のなりえるものを採用すればいいんです。
振り返ってみて下さい。
ノウハウ本、スキルを得るためのための本。今まで読んで本の中で、「この本からはこれを学んで、こういう行動が変わり習慣が変わった」と言える本が何冊あるか。
要約が出来なくても、その一冊の本から、自分は何が変わったのか?
それは一つでも二つでもいいと思います。
今のタイミングでは、一つか二つかもしれませんが、1ヵ月後に読むと、それが三つにや四つに増えるかもしれません。
まとめます。
- 88個全部のコツをマスターしようと思わないこと
- 一つでもいいから自分の行動を変えること
- 定期的に読み返し、変える行動をさらに何個か増やすこと
これを続けていれば、スピーチも上達するでしょうし、あがり症の改善、克服にも近づくことと思います。
「恥をかかないスピーチ力」
興味がありましたら、概要欄にリンクを貼っておきますので、良かったらチェックしてみて下さいね。
本については、ここまでです。
ここからは、私が以前開催していたスピーチ会のこと
スピーチを学ぶ方法はたくさんあります。
ただ、それを試す場所があまりありません。
友達と練習を出来たらいいのですが、なかなかそういう時間も場所もなかったりします。
ですので、貸し会議室の一室を借りて、「人前で話す練習、スピーチ会」を開催していたんです。
その後は、オンラインのZOOMでも開催しています。
- 知識を得て
- 一人で練習して
- 人前で練習して
- 本番のスピーチや人前で話す場所
- 改善
この流れが、あがり症克服やスピーチの上達には必要だと思いますが、「人前での練習」という機会を作るのは簡単ではない。と感じるんですよね。
そうなると、知識を得て、一人で練習して、次が本番。となります。
ですので、本番の前に、予行演習が出来る場所を作りたいと思ったんです。
それがスピーチ会を作ったきっかけです。
私自身、数年前に、パブリックスピーキングのセミナーを受講したことがあります。
そこでは、実際に、参加者の前に立って、数分間のスピーチをして、講師の方からフィードバックをもらうという講座があったのですが、講座を受けている時間はいいんです。
いろいろとアドバイスをもらえて、出来る気になるんです。
ただ、その練習の場所と実際に人前で話すのとは全く雰囲気が違います。
そのようなセミナーであれば、参加者みなさんが、あがり症であったり、人前が苦手だったりするので、優しい眼差しで話を聞いてくれるんです。
ところが、まあ、これは場面にもよりますが、私が参加するような地域活動とかでしたら、険しい顔、難しい顔をして話を聞いてる人もいるわけです。
中には、にらみつけるかのような目つきで聞いてる人もいます。
きっと怒っているわけではないと思うんですが、話すほうとしては、その人と目が合うと、ドキっとしてしまうこともあったんです。
でも、それは「恥をかかないスピーチ力」に書かれてる言葉を参考に、今はもう苦痛でも何でもないんですよね。
つまり、スピーチやあがり症改善のための知識は、本で学べることも多いですし、十分なのかもしれません。
あとは、実践の前の練習の場所。それが必要なのかと感じています。
スピーチ会の今後の開催予定につきましては、メルマガから配信していますので、ぜひ登録しておいて下さい。
ここまでがyoutube版でお話しした内容です。
さらにここから追記です。
あがり症を克服するためのPDCA
そもそも、なぜ、本や動画やセミナーだけではスキルを自分のものに出来なかったりするのでしょうか?
私の場合でしたら、あがり症や人見知りですね。人前での緊張が激しかったので、本も読みましたし、動画も見ましたし、セミナーも受けました。
でも結局は一時的に変わっても、すぐに元に戻る、ということばかりだったんです。
なぜでしょうか?
あがり症を克服する方法として、こういう助言があります。
「人からどう思われているか気にしすぎ。見られてるのではなく、自分が見てるという意識を持ちましょう。」
果たして、この意識を変える方法で、実際にあがり症を克服できた人はいるのでしょうか?
理屈としては分かりますが、本当にその方法で、その人はあがり症を克服したのでしょうか?
もしかしたら、そういう人はいるかもしれませんが、極少数だと思います。
私がコミュ力おばけの学校で何度もお伝えしているのが、「口癖と行動を変える、そして繰り返す」という言葉があります。
一時的に何かを変えるのではなく、変え続ける必要がありますよ、ということです。
「恥をかかないスピーチ力」は、読んだだけでは、スピーチ力も上がりませんし、あがり症も克服できません。
そこからどう行動を変えるかです。練習するかです。
この本の中から、一つでも二つでもいいので参考にして、自分の行動を変えることを続けてみて下さい。
本日は以上です。
では最後の関連ページです。
スピーチの時に私は頭が真っ白になってしまったことが何度もあるんですが、そういう時は、目が泳いでる状態になっていました。
どこを見て話せばいいか分からなかったんです。
今は、人前で話す時は、どこを見ながら話すかは決めています。
手の位置も同じく、人前で話す時には、予め決めています。
マイクを持つ時と持たない時で違いますが、手の位置は決めておいたがいいでしょうね。
どれば一番かというより、自分にとってどうかが大事だと思います。
緊張してる人は猫背になりがちです。ですので、姿勢を正すと、あがりにくいというのはありそうです。
緊張対策にもなるでしょうから、普段から姿勢を正しておくのがいいでしょう。
あがり症が絶対治るとは言えませんが、継続して行動を変えれば、あがり症を克服できる可能性は十分あると思います。
逆に、1日だけであがり症を治すのは難しいと思います。
ということで、コミュ力おばけの学校では人見知りやあがり症を克服するためのセミナーを開催しています。
オンラインのセミナーで、あがり症を克服する会を開催しています。
効果がでるまでに、どのくらいの日数がかかるかは個人差がありますが、知識と場数はやっぱり必要だと思います。
以上です。