「話し上手は聞き上手」ということわざについて、考えてみます。
なぜそういえるのか?僕が考える意味は?
結論から始めます。
- 話し上手は相手が聞きたい話をする
- 話し上手は相手が聞いて喜ぶ話をする
- 先に相手が何を聞きたいかを知る必要がある
- 先に相手が何に興味があるかを知る必要がある
- だから相手のことを知ってから話す
- 相手のことを知るためにまず話しを聞く
- 聞き上手だから相手のことを知れる
- 相手のことを知っているから相手が喜ぶ話ができる
- 話し上手ということは聞き上手なはずである
もう少し言い方を変えます。
- 話し上手な人は相手が喜ぶ話しや興味のある話しをしてくれます
- 相手がどういう話が好きかは聴かないと分かりません
- だから話しが上手な人は、相手の興味も聴いてから話してくれたりするので
- 話し上手だなと感じるのではないか、というのが結論です
これは僕の主観であり、自分の経験でそう思うようになったんです。
会話の中でこういうことを心がけてみるのもいいですよね、ということを書いています。
もう少し詳しく解説していきますね。
ちなみに、goo辞書にはこう載ってました。
- 話し上手は聞き上手(はなしじょうずはききじょうず)
- 話の上手な人というのは、他人の話を聞くのも上手である。
むむ、そのままですね。
目次
話し上手な人はまず相手を知ることから始める
時々あるんです。
気付いたら、今まで話したこともないようなことを、つい自分ばかりが話してしまうことが。
時々そういう人がいるんですが、聞き上手な人ってこういう特徴があります。
- 少し微笑みベースな表情
- 話す内容にあった表情
- 相槌と頷きで安心できる
- 共感しながら聴いてくれる
- 質問がくどすぎない
- すぐに否定したり反論しない
- 無理矢理沈黙を埋めようとしない
- すぐにアドバイスをしてこない
あくまで一例ですけど、気付いたら僕が一方的に話しを聴いてもらってたなと思う人の特徴です。
思い返すと、こういう方は話しが上手でした。
話し方が上手といっても、それはあくまで僕にとってであり、誰に対してでもということはないかもしれませんが、きっと、そういう方は誰に対しても聞き上手なんだろうなと思います。
聞き上手な人は、まずこちらのことを知ってくれる人が多かったんです。
では、なぜ話し上手は聞き上手なのか?
こちらが聞きたいことを話してくれるから話し上手
ここでは、何をもって「話し上手」とするか決めておきます。
- 話し上手な人
- 自分が聴いててワクワクするような話しや興味があることを話してくれる人。また、もっと話を聞いていたいと思う人。
例えばです。
すごく上手に「これからの日本の仕事がどうなるか」を話しをしてくれる人がいても、そもそも仕事に興味がない人にとっては、話し上手とは思えません。
すごく上手に「スピーチが上手くなる方法」を話してくれる人がいても、そもそも人前で話す機会もなく、スピーチに全く興味がない人にとっては、話し上手とは思えません。
そうなると、「相手が何を聞きたいと思ってるかを知る方法は、まず先にそれを聞くこと」というわけです。
話し上手になるにはまず相手のことを知ることから
もし、話し上手になりたいと思うなら、まずは相手のことを知ることが大切です。
そのためには、相手に質問をし、相手のことを知ることが大切です。
コミュニケーション力を鍛えるには「話し上手」「聞き上手」「質問上手」へ
今回は、「話し上手は聞き上手(ことわざ)」について書きましたが、逆はどうでしょうか?
「聞き上手は話し上手」は成り立つでしょうか?
これは、成り立たないと思います。
「聞き上手」な方の中でも、話すのがとにかく苦手という方はいらっしゃいます。
本人が、話すのが好きじゃない、聞いてる時間が心地よいと感じているならいいのですが、時々「聞き上手だから、一方的に話しをされて疲れる」という方もいます。
聞き上手なのがストレスになっているのは、困りますよね。
「聞き上手=自分のことは話さない」というわけではありません。
むしろ逆です。
自分のことを話さない人(自己開示をしない人)には、なかなか自分の話しはしづらかったりします。
コミュニケーションで大事なのは、会話のキャッチボールです。
そのためには、時には聞き上手に、時には話し上手に、時には質問上手に、いつでも使い分けれるようになっておきたいところです。
話し上手になるには、聞き上手になるには
最後に、聞き上手や話し上手についての、関連ページを紹介します。
聞き上手や話し上手になれたら、それは自分の強みになることでしょう。
ただ、ここで大事なことがあります。大切なことは、それを言語化できるかどうかです。言語化して言葉に出来るかどうかです。
自分の中で、「聞くのが上手くなったな」とか「話すの上手くなったな」という時点では、まだ特徴であり、長所の一つに過ぎません。
そこから、自分の強みに変えていくのは、それを活かして何が出来るのかを明確にしていく必要があります。
特に就職や転職での面接であれば、その強みを使って、どれだけ会社に貢献できるかをアピールする必要があります。
聞き上手にしても話し上手にしても、これはコミュニケーション能力全般ですが、会社が求める要素の一つだと思います。それは、会社を退職する理由の上位に、「人間関係」を挙げる人が多いことからも分かると思います。
人間関係に強みを持っている、それを会社で発揮してくれるとなると、それは大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
聞き上手の人には特徴があります。
その中でも、結局はこれが大事だなと思うのが「最後まで話を聞く」という点です。
人の話を最後まで聞かない人、職場や学校にいませんか?
もしかしたら、なかなか集中できずに、本人も困っているのかもしれませんが、やはり、最後まで話を聞いてもらえると嬉しいものですよね。
夫婦関係でも、相手が話を聞かない、聞く耳を持たない、というお悩みも多いです。
聞き上手になるには、まずは相手の話を最後まで聞く。まずはここから実践してみましょう。
コミュニケーション力を活かせる仕事もたくさんあります。
営業職はもちろん、お客様と接する接客業や美容師さん、子供達と接する保育士、介護ケアをする介護士さん、ヘルパーさん。
そういった仕事以外でも、コミュニケーション力を活かせる仕事はたくさんあります。
仕事面以外でも、社内の雰囲気を明るくしてくれたり、人の意見をまとめてくれたり、その人がいるだけで、社員のモチベーションがあがったり。
やはり、就職や転職でも、コミュ力が高いほうが有利な面もあります。
ただ、以前の僕のように、一切、人と関わらずに、パソコンだけで仕事をすることも可能な時代です。
コミュニケーションが苦手だけど、パソコンが得意。話すのは苦手だど、メールは得意。もし、人との関わりが苦手でも、自分で仕事を作る方法はあります。まずは、自分の強みや性格を理解しておくことが大切だと思います。
本日は以上です。
コーチ、カウンセラー、未知賢人でした。