傾聴において「共感」が大切だと言われています。
確かに「共感」しながら聴く傾聴は大切です。
しかし、ここで書いているのはより身近なコミュニケーションのこと。
初対面の人と会っても人見知りしないように、まずは知識として傾聴を知る。
ただそれはあくまで知識としてのことであって、常にその傾聴スキルを使ってコミュニケーションをしましょうという意味ではありません。
この3つの違いをまず覚えておいて、実際の会話は柔軟に。それがいいと思います。
目次
同意と同感と共感の違いをまず知る
- 「同意」は同じ意見
- 「同感」は同じ感情
- 「共感」は気持ちに寄り添う
こちらにも書いています。
カウンセリングや傾聴においては、寄り添うこと、共感すること、この聴き方が大切だと教わりました。
この3つの言葉の分類も人によって若干ニュアンスが違ったりしますので、ぜひ他の方々の意見と比較してみて下さい。
コミュニケーションにおいては同意も同感も共感もいい!
先ほど、同意、同感、共感の簡単な違いは書きましたが、僕の認識では、カウンセリングにおいては共感が重要だと学びました。
コミュニケーションにおいては、例えば友達や会社の上司や部下、サークルの仲間や地域の知り合いなど、誰に対しても共感して寄り添って聞くのがベストだとは思っていません。
相手や会話の内容で柔軟に考えればいいと思っています。
コミュニケーションとしての同意もいいじゃない
同意してもらえると気持ちいいですよね。
- 嫌な出来事
- 嬉しい出来事
- 悲しい出来事
- つらい出来事
「分かる分かる!」
その一言って素直に嬉しいものですよね。
無理やりあわせる必要もないでしょうけど、傾聴としての「共感」に囚われる必要はないということです。
仲の良い友達と気楽に話してるんだったら、心のままに「同意」して楽しい会話をすればいいんじゃないでしょうか。
同じ感情だけど意見は違うってこともある
上司に言われた一言がカチンと来た。
Aさん 「上司から無茶な仕事振られて気分が悪いんだよね」
Bさん 「確かに気分が悪いけど、大事な仕事だからね~」
気分が悪いという感情は同感だけど、上司の意見も分かる。そんなイメージ。
でも僕はこういうのはあまりないかも。
自分の気持ちに素直に反応するでもいいと思います。
悩みを聴く時は「共感」が向いてると思う
最後になりましたが「共感」です。
傾聴技術について何回かに分けて書いてきましたが、人の悩みを聴く、相談を聴く、そんな時はやっぱり「共感」しながらひたすら聴くことをオススメします。
自分が悩んでる時、話を聴いて欲しい時を思い出して下さい。
「自分の気持ちを分かって欲しい」
そういう思いを持って話をすることも多いでしょう。
もし「別に分かってくれなくてもいいからただ話を聴いてほしい」と思っていても、やっぱり分かってくれる人が一人でもいたら嬉しいものですよね。
ですので、特に相手がへこんでる時なんかは「共感」しながら聴きましょう。
相手が年上だろうと年下だろうと、上司だろうと部下だろうと、家族だろうと他人だろうとね。