今日のテーマはこちら。
人の目が気になるのは誰でもあることでしょう。ただそれが原因で人の目が怖いとか極度のあがり症や人見知りになっているなら、治すことも考えましょう。
どう治す?
意識を変えることは簡単ではありません。顕在意識と無意識(潜在意識)があるとされているわけですから、「人の目は気にしないで」と言われて、「はい分かりました」と簡単にはならないことでしょう。
私は「人の目」が気になりすぎて、人見知りもあがり症も激しかったのですが、克服できたのは、自分は自分と自信を持てるようになったからです。
ただ、それは自分だけの力ではありませんでした。
こんな方におすすめのブログです。
- 人の目が気になることが多い
- 自分は自意識過剰だと思う
- 人見知りやあがり症
- 人前に出ると緊張してします
- 対人恐怖を感じることが多い
- コミュ力を上げたい
それではスタートです。
自意識とは何?
自分自身についての意識のこと。自分という存在に対してもつ意識。
自己意識ともいいます。
自意識は誰にでもあり、それは自然なことです。
ただその意識が強すぎて、自意識過剰になると、生活の中でも辛い場面が増えてくることもあります。
自意識過剰な人の特徴
自意識過剰な人は、周りからどう見られているか「人の目が気になる」ことが多くあります。
では、自意識過剰な人はどんな特徴があるでしょうか。
人の目や視線が気になる
典型的な自意識過剰な人の特徴です。
自分のことを見ているような気になる。それもネガティブな感情を持って見ていると思いがちです。
自分の見た目のことを笑われているのではないか?自分のことを悪く思っているのではないか?
そう考えることで、どんどんネガティブになっていき、外に出れなくなることもあります。
もちろん逆もあります。
自分は人より優れている、周りは自分のことを尊敬の念で見てる、そう思うのも自意識過剰です。
自慢話や自分の話が多い
自意識過剰な人は、自分がどう思われているか気になります。
そんな時に、良く思われたいと思いがちです。
よく思われる方法として、自分の自慢話、武勇伝や過去の功績を話すことが多いです。
自分のことを褒めて欲しい、承認してほしい、だから自慢話をして空回りしてしまうこともあります。
極度のあがり症で人前で緊張する
あがり症の方は自意識過剰な人の典型的な症状の一つです。
これは私自身がそうでした。
どう見られているか?どう思われるか?
それが気になりすぎると、人前で話すのが怖くなりました。
私の場合は、大勢の前でスピーチをする場面ではなく、5人から10人ほどの朝礼でも声が震える時期がありました。
上手く話さないとダメ、評価が下がる、バカにされる、そう思うと、声が震え、頭が真っ白になることもありました。
あがり症を治すには、話すスキルと実践で自信をつけて、プラス、自意識過剰を改善していく必要があると考えます。
人見知りで初対面の人に話しかけれない
自意識過剰で人の目が気になる、どう思われているか気になる。
その結果、人見知りになったり、初対面の人相手に極度に緊張したり、対人恐怖を感じるようになることもあります。
自分から人に話しかけることは勇気が必要です。
話しかけて会話が続かなかったらどうしよう、相手が嫌な気持ちになったらどうしよう。という不安が生まれることもあります。
自分が言ってしまった言葉を引きずる
自意識過剰な人は、「なぜ、あんなこと言ってしまたのだろう?」と、自分を責めることがあります。
相手は全く気にもしていないのに、自分だけは納得できず、「あんなこと言わなければ良かった」と後悔を続けてしまいます。
自信過剰
自信を持つことは大切です。自己肯定感を高めるためにも、自信を持てるようになりたいところです。
ただ、自信がありすぎると、「自分はすごい」、「自分を見てて欲しい」、そうやって自意識過剰になりがちです。
逆に自信がないことから自意識過剰になるケースもあります。
見た目を気にしすぎる
顔やスタイルといった外見も服装も、どう見られているかを気にしすぎることもあります。
こんなメイクで大丈夫かな、こんなヘアスタイルで、こんな体型で、こんな服装で、といった感じで、とにかく見た目を気にします。
誰でも、見た目を気にすることは自然なことだと思いますが、それも度を越えると、「見た目に納得できない日は自分じゃない」と満足できず、外出することも嫌になってしまうこともあります。
自意識過剰で人の目が気になるようになる原因
何が原因で自意識過剰になったのか、人の目を強く意識するようになったのか、それを特定できることもあれば、特定できないこともあります。
あくまで可能性ですが、自意識過剰の原因となりえることを挙げていきます。
過去の失敗体験やトラウマ
両親や友達からの何気ない一言であったり、頻繁にかけられる厳しい言葉が原因となって、自分に自信がなくなり、周りからどう思われているのかを強く気にするようになることはあります。
特に、何かの失敗について、人前で怒られたり、恥ずかしい思いをさせられたりといった場面のことが頭の中に強く残り、大人なってからも影響が残ることもあります。
失敗しないように、笑われないように、嫌な経験をしないように、そのために、周りの顔色をいつもうかがうようになることもあります。
完璧で主義(こうあるべきが強い考え方)
誰しも自分なりの拘りを多かれ少なかれ持っていることと思います。
それ自体は珍しくもないですし、悪いことではありません。
ただ、完璧主義も度をすぎてくると、自分がしんどくなることもあります。
自分自身に対しても厳しく、他の人の目からも、良く見られるべきと思ってしまうと、大きなストレスを生むこともあります。
良く言えばストイックな性格なのですが、本人がそれで辛いことが多いのであれば、自分にももう少し甘くなってもいいと思いますが、口で言うほど変わることは簡単ではありません。
自意識過剰の原因にもなりえるのが、完璧主義です。
自分に自信がない/自己肯定感が低い
自分で自分を認めてあげることが出来ない。
自分に満足できていない。
そういう自分に自信がない、自己肯定感が低くなると、自意識過剰になりがちで、人目を気にするようになることもあります。
人の目が気になるということは、「周りから高く評価されたい」という気持ちが隠れています。
周りから高く評価されることで、承認欲求を満たすことができます。
そういう流れになっていることもあります。
自分に自信過剰のナルシスト
自分に自信がありすぎて、人の目を気にするケースもあります。
自信がありすぎても、なさすぎても、自意識過剰になりえるということなんです。
自意識過剰なると、本来の自分が持ってる力を出し切ることが出来なかったりします。
なぜなら、「どう思われるか?」を気にするがあまり、自分の行動にブレーキがかかることがあるからです。
自意識過剰/人の目を気にしすぎるのを治す方法
自意識過剰で人の目を気にしすぎるということは、自信がある場合もあれば自信がない場合もあると思います。
自信がある場合は今回は置いておいて、自分に自信がなくて自意識過剰になっている場合の対処法です。
ということは、自分に自信をつけていき、自分は自分でいいんだと思えるようになることが大切です。
では、どうやって自信をつけていくか、人の目を気にしすぎるのを治すのか?
相手がどう思うかはコントロール出来ないと認める
相手が家族であれ友達であれ恋人であれ会社の人であれ、相手が自分のことをどう思うかをコントロールすることはできません。
もちろん、自分の振る舞いによって、相手がどう思うかは違ってくるでしょうから、身だしなみや言葉使いには気をつけるのは悪いことではありません。
自分が親切心で優しくしてあげても、相手は「優しいな」と思ってくれるかは分かりません。
もしかしたら「余計なお世話だわ!」って相手は思うかもしれません。
相手の感情はどう動くか分からないんです。
大切なのは自分の気持ちであり、相手の気持ちではありません。
周りの人比べることをやめる
人と自分を比べるクセがある人は、自意識過剰に陥りがちです。
人と比較している限り、優越感に浸れることもあれば、劣等感に苛まれることはあります。
自分は自分でいいんです。
「自分のほうが仕事が出来る!」とか「自分のほうが稼いでる!」とか言い出すと、自分より仕事が出来て稼いでる人を見ると、僻んだり妬んだりするようになってしまいかねません。
誰かと比較するということは、自分軸の目的や目標の設定がきちんと出来ていないのかもしれません。
見るべきは、目的やゴールや目標であり、ライバルではありません。
周りの人と比較して一喜一憂するクセがある方は、それをやめてみましょう。
口癖を変える(セルフトールを修正する)
口癖は人の性格にも影響します。
以前にセルフトークについても書きました。
ネガティブな言葉ばかりを発していると、本当にネガティブなことが起こったりします。
自分に自信がないから口癖が自信がないものになる場合もありますが、その逆もあります。
自分の口癖にが自信のないものだから、本当に自分に自信がなくなり、自己肯定感が低くなることもあります。
まずは、自分がなりたい人物像の口癖を真似ることから始めてみましょう。
マインドフルネスを取り入れる
人の目を気にする人の特徴は、「その場を去ってもまだ気にしてる」ことがあるということ。
例えば、人前で自己紹介をしたとします。
自分の中では、納得できる自己紹介が出来なかった場合。
気持ちの切り替えが早い人は、「別に自己紹介なんて、誰も聞いてないだろう」と思ったり、「次はもうちょっと上手く自己紹介できるように練習しよう」と考えることが出来ます。
ところが、自己肯定感が低い人、自分に自信がない人は、上手くいかなかった自己紹介を悔やみます。家に帰っても、後悔を続けます。
意識が「今」にないんです。
マインドフルネスとは、簡単に言うと「意識が今に向いている状態」です。
何か嫌なことがあっても、誰からどう見られているか気になっても、その場限りですめば、ストレスも抑えることが可能なはずです。
自意識過剰になっているということは、自信がない状態かもしれません。
意識が今ではなく、過去の嫌なことや辛いことに向いてる時間が長いと、それがきっかけでどんどんネガティブになり、自分に自信を持てなくなることもあります。
今に意識を向けるためにマインドフルネスを取り入れてみましょう。
視覚化で自信満々の自分のイメージをつける
ビジュアライゼーションとも呼ばれる「視覚化」を活用します。
一つ質問です。
今、人の目が気になるのであるとして、「人の目を気にせずに、いつも自分軸で楽しくしてる人」は誰ですか?
あなたがなりたい人物像は誰ですか?
その人の写真を壁に貼っておきます。
そして、その人の言動を真似るんです。
話し方や動き方や姿勢など、その人になりきって生活してみるんです。
また、その人がエッセイや自伝を出しているなら、その本に触れてみるのもおすすめです。
いかに、その人のように自分がなっているイメージを作れるかがポイントです。
たまに見る程度ではなく、毎日目に入るようにしましょう。
写真を壁に貼る、スマホもホーム画面に登録する。方法はたくさんあります。
筋トレを続ける
自信をつける方法の一つ。
それは何かを続けることです。
その中でも、筋トレは目に見えて変化が分かります。
トレーニングジムに行かなくても、家で出来る筋トレでも十分です。
1日に20回の腕立て伏せとか高い目標を立てなくても大丈夫です。
1日5回の腕立て、1日10秒のプランク、1日5回の腹筋。
何でも構いませんので、継続してみましょう。
もし、何をしても継続できずに習慣化出来ないという方は、こちらも参考にしてみて下さい。
人の目が気になる自意識過剰を治すには自信をつける
私自身、人の目を気にするあまり、人見知りだったりあがり症だったりな時期もありましたし、初対面では自分から話すことはほぼなかったんです。
結果的に、地域ボランティアの活動に参加してから、自分に自信がつきましたが、なぜ自信がついたかというと、周りの人から感謝されたり必要とされたりしているうちに、自信がついてきたんです。
心理学やコーチングも学んでいましたが、それでも、そういった知識よりも、まずは、相手に興味を持つことと敬意を払うことは、無意識にしていました。
なぜ、相手に興味を持つようになったり、敬意を払うようになったかというと、起業した後、数年間、うつ状態になり、誰とも話す機会がなかったこともあります。
というより、誰とも話す機会がなかったからうつ状態になったのかもしれません。
ですので、ボランティア活動とはいえ、誰かの話を聞かせていただけるのが、本当にありがたかったんです。
特にご年配の方は、私が話を聞かせていただくと、とても喜んでいただけるものですから、自分に自信がついていきました。
自信をつける方法は、人によってどの方法が良いかは違います。どんな方法でもいいので、自信をつけるための方法を実践していきましょう。
まとめます。
- 私の自意識過剰は自信をつけることで改善されていきました
- 人の目が気になりすぎる方は、自分に自信をつけることを考えてみましょう
- 自信をつける方法は、人によって効果的な方法が違うと思います
最後に私がしている活動にについてご紹介させていただきます。
自信をつけるためのコーチング
パーソナルコーチの私は、数回にかけてマンツーマンのコーチングを行います。仕事ですので有料です。
目標は皆様それぞれですが、どうなりたいかという目標を一緒に決めて、共にそこに進むための対話を重ねます。
コーチングについては体験セッションから始めますが、その体験セッションもどういうものか分からないという方は、ぜひメルマガに登録しておいて下さい。
また、おすすめの方法としては、コミュニケーション力を高めるための方法やコーチングを学んで、それを実践できる場所を自分で見つける方法です。
会社員の方でしたら、学んだ事を社内の上司や部下、先輩は後輩、色んな方を相手に実践してみるんです。
もちろん、相手の反応は予想通りになるとは限りませんから試行錯誤にはなると思いますが、自分が変わると相手も変わることはよくあります。
本日のブログは以上です。
私の場合は、外出するのも嫌になるほど人の目を気にしてる時期がありました。
生きづらいと感じる前に、自分に自信をつけるための対策を取りたいところですね。
対人関係で悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てましたら幸いです。
自信を持てる名言を集めました。一つでも気に入ったのがありましたら、ぜひ紙に書いて壁に貼っておいて下さい。
それを毎日みながら口癖になるまで言葉にしてみると、だんだんと自分の性格にも影響してくることと思います。
それではまた次回。
Q&A:人の目が気になるのは自意識過剰?
- 人の目が気になるのは自意識過剰?
- 自意識過剰と言っても、その程度は人によりますし、数値で出せるものではありません。もちろん、過剰さによって、ネガティブになったり対人恐怖になったりつらい思いをすることに繋がることもありますよね。何らかの病気として診断されれば治すこと、対処法もあるかもしれませんが、そうでもない場合は、感覚的に、人目が気になって辛い状況が続くかもしれません。職場でも恋愛でも、あまりにも自意識過剰になると、被害妄想が生まれることもありますので、やはり気をつけたほうがいいでしょうね。男性でも女性でも関係なく、年齢的にそういう時期もあるかもしれませんね。中学生や高校生の多感な時期は多いかもしれません。