職場の人との距離感がわからない【距離の取り方が上手い人に】

職場の人との距離感がわからない【距離の取り方が上手い人に】

職場の人との距離感が分からない。上手い距離感の取り方が分からない。

そんなことはないでしょうか。

距離感が分からずに、会社の居心地が悪く仕事を辞めたいと思うことはありませんか。

距離感に悩むということは、どこかで「自分が望んでいる距離感ではない」という思いがあるのかもしれません。

  • 本当だったらもっと会いたい
  • 本当だったらもっと深い話をしたい

逆に

  • 出来ればそんなに会いたくない
  • 出来ればそんな深いプライベートな話はしたくない

という思いがあるのかもしれません。

では本題です。

職場の人との距離感がわからない

今日のテーマは「職場の人との距離感」です。

距離感が上手い人の特徴や人との距離感の取り方10選というようなまとめでもありません。

あくまで僕の知識と経験を元にした「職場の人との距離感はこう考えたらどうでしょうか」というお話です。

人との距離感で悩んでいる人、あるいは、距離感にモヤモヤしている人、少なくありません。

職場以外で多いのは、学生さんの場合は友達との距離感や、異性との恋愛関係での距離感ですね。あとは家庭での距離感でしょうか。親子だったり夫婦だったり。

人との距離感がわからない、そんな時の、僕なりの結論からお話します。

2つあります。

1・誰にとっても、ほどよく心地よい距離感というのは存在しないと思います。心地よい距離感は、自分のコンディションにもよりますし、誰が相手かにもよる。

2・職場の人との距離感は「自分で決めること」がとにかく大事。

人との距離感。とても曖昧な言葉です。距離感というくらいですから、感覚なんです。

ここでいう「人との距離感」とは、大きく2つあります。

物理的な人と人との距離感です。

これは、実際に人と直接会う距離です。会う頻度とかを含めます。ただ、どれだけ近づいて会話をするとか、パーソナルスペースについての話には触れません。あくまで、会う頻度のこととしましょう。

もう一つが心理的な距離感です。

意識をする距離とも言えます。遠い場所にいても、誰かのことを考えている時は、心理的距離は近いと考えてみましょう。また、心理的距離が近いと、自分に弱い部分のことも話せたりする関係と言えます。プライベートな込み入った話をするのは、距離が近いとも言えます。

この動画の中で、人との距離という時は、この2つのどちらかのときもありますし、両方のこともあります。
まあ、そのあたりは、深く考えずにお話していきます。

では、一つずつ解説します。

職場の人と絶対的な距離感というのは存在しない

一つ目です。

誰にとっても、ほどよく心地よい距離感というのは存在しないと思います。心地よい距離感は、自分のコンディションにもよりますし、誰が相手かにもよります。

先ほども言いましたが、人との距離感で絶対的な答えはありません。

例えば僕の場合でしたら、知人のAさんとの心地よい距離感は「月に1回くらい会って、ランチを食べるくらいがちょうどいい距離感かな。あまり深い話はしないかな。」と、Bさんなら、「今は状況が状況なので会えないけど、できれば週に1回くらい会って、いろいろ込み入った相談もしたいかな。こちらも聞きたいこともたくさんあるし。」いう感じで、相手によって心地よい距離感って違います。

どれくらいの頻度で会いたいとか、どこまで深い話をしたいとか、これは相手によっても違います。
それに、相手というだけでなく、自分の体調だったり仕事やプライベートの状況にもよることでしょう。

つまり、相手にもより、自分の状況にもよると思うんです

ですので、誰にとっても、ほどよく心地よい距離感というのは存在しないと思うわけです。

そうなると、このほどよい距離感をいくら考えても答えも出ないんです。

だって、周りの人も、僕と同じように、相手や自分の状況で心地よい距離感が変わるのであれば、今はお互いちょうどよい距離感だと思っていても、気付いたら、どちらかから離れていくとかってあると思います。
もちろん、何年たっても、ちょうどよい距離感が続く関係もあるとは思いますよ。

それでも、どちらかが就職したとか、結婚したとか、何らかの環境が変わって、疎遠になるなんてことは珍しくないと思います。

学生さんでしたら、高校を卒業して、一方は大学に入り、一方は就職した。そうなると、話が合わなくなったりして、会う回数が減ってきて、だんだん会わなくなる。ということもあるのではないでしょうか。

そうやって互いの環境が変わって来ると、お互いの心地よい距離感ってまた違ってきたりもすると思います。

何が言いたいかというと、「距離感に正解はない、人によって違うということ。いくら考えても、ベストな距離感は日々変化するものです。」ということです。

では、どうせ分からないから、距離感のことは考えないでいいじゃないですか、ってことではありません。

分からないけど、それでもやっぱり距離感でモヤモヤしたり、悩んだりしている人も多いと思います。

職場の人との距離感は「自分で決めること」

そこで2つ目です。

人との距離感は「自分で決めること」がとにかく大事。

人との距離感に正解がない。では誰が決めればいいのか?

それが自分なんです。

自分で決めることが大切だと思うんです。

よくね、お話の中でいただく例を紹介します。

職場の人との距離感についてです。

僕も会社員時代に6回転職をしたので、本当にいろんな会社でいろんな人と関わりました。

よく聞くのが、こういうお話。

Aさんとしましょう。
職場の人と仕事終わりに飲みに行くとか無理。休みの日にBBQとか無理。
プライベートな話をするのは無理。
つまり、職場は仕事をするところだから、職場の人と、込み入った話をするのも嫌だし、飲みにいくのも嫌だし、まして休みの日に一緒に過ごすなんて嫌。
会社は仕事をするだけ。

それがAさんの距離感ですね。

ではBさん登場。
職場の人と何でも話したい、友達になりたい。せっかく知り合ったんだし、そのほうが仕事も捗る。
飲みに行ったり、休みの日でも時間があったら飲みに行きたいくらい。
それがBさんの距離感。

どちらが正解ということもありません。

それぞれの距離感です。まあ、価値観とも言えますね。

では学校の場合ではどうでしょう。

学校が休みの日の友達との距離感でも同じことが言えます。
学校がない日は、学校の友達の誰かと会いたいと思うか、学校以外では、友達とは会わないか。
それも人それぞれの距離感があります。

そんな時。

その距離感を誰かの距離感にあわせるのではなく、可能な限り、「自分が決める」ことが大切だと思うんです。

可能な限り、といったのは、やっぱりどうしても、付き合いなんかで相手に合わせないといけないこともあると思います。どうにもこうにもあわせないといけない場合は、合わせたらいいと思いますけどね。基本は、自分で決めるということです。

自分で決めずに、相手が望む距離感にあわせていると、やっぱり疲れると思うんです。

以上2つが、僕が距離感について思う大切なこと2つ。

  • 「誰にとっても、ほどよく心地よい距離感というのは存在しない」
  • 「人との距離感は「自分で決めること」がとにかく大事」

なんですが、本当に大事なのはここからです。

もう少し聞いていってくださいね。

自分が望む距離感で人と接することが出来たら楽だし理想だけど

ただね、この2つは分かる。適度な距離感は人それぞれだし、自分で決めることが大事。
それは分かる。

とはいえ。

自分で決めたい。それが出来るなら苦労しない。という悩みにいきつくような気がします。

そりゃ、自分が望む距離感で人と接することが出来たら楽だし理想。

だけど、それが出来ないから悩んだり苦労したりするのではないでしょう。

それは、根本には「どう思われるか怖い」という思いがあるのかもしれません。

職場の飲み会の誘いをずっと断ってばかりだと、嫌われるのではないか、とか。
学校の友達の誘いを断り続けると、もう誘ってくれなくなるのではないか、とか。
恋人との関係で、相手は毎日にように会いたい、LINEもしたいというけど、こっちは、そんな頻繁だと疲れるけど、それは言えないから、相手に合わせてる。

とかね。

色んな思いがあって、実際は、相手が望む距離感に、自分が合わせてしまうことってないですか。

いわゆる「ノー」と言えない状況です。

ではなぜ、「嫌われるかも」とか「どう思われるだろう」とか思ってしまうのでしょうか。

これはね、完全の僕の憶測ですよ。

それは、「自信がないから」ではないでしょうか。

「距離感は自分で決めていい」といえる自信です。

なぜ、その自信があるかというと、自分の中に軸があるからです。ルールがあるからです。

ですので、人との距離感で悩んでいる人におすすめなのは、自分のルールを明確にすることです。

「私にとっての人との距離感」というマニュアルを作るんです。それが軸になり、自信につながります。自信が生まれると、相手にあわせず自分で決めることが出来るようになると思います。

最後に。僕の「人との距離感」についてのルール(考え方)です。

1:人との距離感に正解はない。心地よい距離感は、相手や自分の状況によっても変わるし、変わり続けるもの。
2:【自分で決める】人との距離感は自分で決める。
3:【自分から近づく】近づきたいと思ったら、気にせずこちらから話しかける。その距離感を受け入れてくれるかは相手が決めること。その距離感を拒否されても全く気にしない。
4:【丁寧に断る】相手が望む距離感(誘い)を受けることが出来ない場合は、丁寧に断る。断るにしても、丁寧に、可能な限り、相手が嫌な気持ちにならないような断り方をする。
「私は、会社以外では会社の人と付き合う気はありませんので。それでは失礼。」みたいに帰っていったら、気が悪いですよね。
5:【柔軟さが大事】自分の中で距離を詰めても離れてもいいと思うくらい、どっちでもいいと思っているなら、出来るだけ相手が望む距離を受け入れる。

こういう5か条ようなものを、自分で作るんです。

誰かが作ったものを見て回るのではありません、自分で作るんです。

それが、自分の軸になり、自分の自信に繋がるはずです。

そうすれば、人との距離感についても、自信が生まれる、というわけです。

僕はね、職場の人との距離感への悩みについては、自信をつけていくことで、少しずつでも解消できると思っています。

もちろん、簡単にはいかない関係性もあると思うので、その場合は、都度考えればいいと思います。

参考にしていただけましたらと思います。

距離の取り方に悩む職場の人間関係に疲れたら

仕事を辞めたい理由といえば、職場の人間関係が合わないという理由は大きな割合を占めます。

仕事内容、給料、残業、有給を取れない、やりがいがないなど、辞める理由は人によりけりとは思いますが、人間関係が関わっていることは本当に多いと感じます。

距離感についても、会社の上司がやたらと飲み会をするのが苦痛という悩みもありますが、それも距離感の問題であり、人間関係の問題でもあります。

上司や部下、先輩や後輩、女性や男性といった異性など、あらゆる人との距離の置き方で悩むこともあると思います。

ただ、どの職場に行っても、その悩みがなくなる保証はありません。

であれば、人との関わり方について学ぶのも一つです。

どうにも辛いのであれば、転職するというのも選択肢の一つですが、出来ればその前に、自分と向き合ってみることをおすすめします。

仕事を辞めたいけど転職に不安がもしあるなら、そこに向き合っておかないと、転職癖がつく可能性があります。

本日は以上です。