コミュ力アップに絶対おすすめのメルマガ
特典PDFをプレゼント

コミュニケーションが難しい「自治会」はどうすればうまくいく?

自治会やPTAや仕事上の集い、何かと人が集まる場所に行くことは珍しくないとことでしょう。
そんな時に、「確実にうまくいかないコミュニティ」があることに気づきました。

典型的な例が「自治会」です。

以前に自治会の会長をして分かりましたが、これではコミュニケーションの場所としての役割以上に、「対立関係を生む原因になっているのが自治会」だと思いました。

自治会にもよると思いますが、私が参加したのは、古くからある戸建て群の自治会です。

恐らく会員の平均年齢は60歳を軽く超えるくらいの高齢化が進んだ自治会です。

「高齢者が高齢者を攻撃する」という状況を目の当たりにしました。

自治会の本来の目的は、「同じ地域に住む住民同士が、より良い生活環境を作ることを目的とする」かと思います。

同じ地域に住んでいるのですから、防犯や防災のことも、情報を共有したり、助け合うことが理想です。
理想通りに進むなら「自治会」は必要と考える人は多いはずです。

しかし、理想通りに進んでいる自治会を見たことがありません。

私は、過去含め、合計5つの自治会に属しました。全てにおいて、不満と苦痛を抱えている人をたくさん見てきました。

何が問題なのでしょうか?

自治会を苦痛と感じる原因

私が今まで見てきた自治会において、皆さんが一番不満に思っていること、苦痛に感じていることは、「輪番による役員制度」です。

例えば、

  • 戸建てであれば10戸前後で一つの班
  • 団地であれば「同じ階」で一つの班

そういう具合に班を決め、毎年、その班の中から順番に役員を選出します。

各班から集まった役員、仮に14人としましょう。

その14人の中で、会長(マンションですと理事長などの場合もあり)、副会長、書記、会計、広報、防災、防犯など、役職を決めていきます。

問題はここで起きます。

誰が会長をするか?

当然誰もしたくありません。
時々ですが、自分から会長(理事長)をしたいという人もいますが、ほぼいないでしょう。

ではどうやって会長を決めるかというと、「くじ引き」ということが多いみたいです。私の関わった自治会は全部そうでした。

そして、会長を引いてしまってしまったら、よほどの人が周りにいて代わってくれることがない限り、1年間会長を務めないといけません。

地獄の始まります。

なぜそこまで会長になりたいくないのか?

  • 時間を拘束される
  • 責任のある立場になる
  • みんなから求められる
  • よってストレスが半端じゃない

仕事をしていない年配の方々にとっては、時間的には問題ないかもしれません。

もし時間的には可能であっても、精神的にしんどい部分は少なからず出てきます。
他の委員の方から、ダメだしを受けたり、予想以上に要望が多かったり。

特別な権限があるわけでもないのに、どんどん押し付けられる生活。

さらに、人前で話すことが苦手な人はさらに苦痛です。

会長の仕事の一つに、何かと挨拶を求められるということがあります。

自治会総会での挨拶、防災訓練などの集まりがあるたびに、「では会長からご挨拶を」と言われることもしばしば。

人前で話すことに慣れているならいいですが、普段から人と話すのも得意ではない人が当たってしまったら本当に気の毒です。

自治会の大変さは書くことが多すぎるのでこの辺にしておきます。
では、どうすれば自治会がうまくいくのでしょうか?

コミュニケーション能力を駆使して、自治会に参加することは可能でしょうか?

自治会で大切なことも聴く事

昔の自治会と違い、今は高齢化が進んでいるため、子供会も地域によってはなくなり、老人会だけになっている地域もあることでしょう。

そんな中で、40代、50代の男性が役員に入ると、当然期待されます。「会長してよ」って感じですね。

もちろん仕事もありますので、「可能な限りでやります」ということも一つですし、「仕事と家庭で忙しいので無理です」と跳ね除けるのもいいでしょう。

ただ、もしコミュニケーション能力を向上させたいという思いがあるなら、ちょっとでも関わってみると、いい勉強になる部分もあると思います。
私自信は会長をしてみて本当に良かったと思います。

もちろん、心理学と関係する位置にいますから、そう言えるのかもしれません。
もし私が心理学と全く縁がなかったら、自治会なんて参加することはなかったでしょう。

自治会に参加して大切なこと、結局はコミュニケーションの基本である「聴くこと」でしたね。
話しをしたい、話しを聴いてもらいたい、そういう方は多いです。というか多すぎます。

特にすでに引退し仕事をされていない男性は、今まで職場である程度の地位なりを築いてきた人に多いですが、自分の存在、貢献を認めてもらいたいという思いが強い人が多いです。

ですので、まずは話しを聴きましょう。アクティブリスニングです。

否定せずに、反論せずに、相槌を打ちながら、頷きながら聴きましょう。

そうすることで、新密度が増します。

別にカウンセリングを受けているわけではありませんから、どんどん質問をしながら、相手にどんどん話をしてもらいます。
その中で、自分との共通点が見つかったら、そこはきちんと伝える。

他の人からも同じように話しを聴きます。

もし、自分から話をするようなタイプでなければ、こちらから質問をしていきます。

何回か繰り返していくと、他の役員の方とも打ち解けていっているのが分かります。

重要なことを一つ。

こちらが、相手の話に反論をしなくても、相手はこちらの話に反論してくることもあります。

会話の最中に「でも、、、」「いや、、、」といった、反対意見を言いますよという流れが多い人いませんか?

いくらこちらが反論せずに、一生懸命聴いていても、相手は聴いてくれない。
別にカウンセリングしてお金もらっているわけでもないのに。

そんな時は、「自分と相手は違う」ということを意識しましょう。

心理学を学ぶと陥りやすいのが、「自分はそうしてるのに相手はなぜしないのか?」といったストレスを抱えることです。

「相手の話しを最後まで聞くべき」というのは、心理学を学ばずとも、大人であれば当たり前のことですが、それが出来ない人はたくさんいます。
そのたびに、「なぜ最後まで話しを聴かないんだ!」と怒っていると疲れてしまいます。

「自分と相手は違う」ということを、まず意識しましょう。

自分は出来てるけど相手は出来ていないことがあるのと同じで、自分はできてないことがたくさんあるんだと。

「べき」「ねばならない」はストレスの元です。

「自分はコミュニケーションが上手になりたいからに、アクティブリスニングを試してるんだ」くらいに思っていたらいいと思います。

相手に求めだすと、ストレスを抱えるのは自分です。
期待と現実のギャップがストレスになることが多いんです。

自治会はどうすればうまくいく?本質は?

自分自身が自治会と関わる際、コミュニケーションがうまくなってくると、別に苦痛に感じなくなるかもしれません。

だからといて、自治会がうまくいくかなんてのは分かりません。
もしかしたら、とんでもない会長がワンマンで好き放題に進めるかもしれません。

先ほど書いたのは、自治会に限らず、人とのコミュニケーションの手法の一つです。

では、自治会自体、今後どうなっていくのか、どうすればうまくいくのか?

少し考えて見たいと思います。

自治会がうまくいく方法?

それは残念ながら、一言では表せません。
なぜなら、その自治会にはいろんなタイプの人がいるからです。

責任感が強く、会長をずっと任せて欲しいと思っている人。
稀にそういう人がいますが、その人がみんなから慕われているなら、その自治会はその方が会長をしている間は安泰でしょう。
別に何かを変える必要はありません。

会長をしたい人がいない自治会で、クジで会長を決めるような場合は、自治会を縮小するしかないかと思います。

「人に必要とされたい」と心の底では思っている人は多いと感じます。
ところが自治会なりPTAとう組織は、そういう思いを持っている人に対しても、気づいたら強制的に何かをさせようとしていたりします。

だって「役員なんだから」ということで、時間の融通が利かない場合でも、参加を強要したりということです。

大切なことは、いつでも参加できる時に参加できる会議なり寄り合いを作るだけでいいのではないかと思います。

そもそもボランティアなわけですから、無理に参加させることがしっくりこないのは当然です。

とことんまで、自治会ですることを減らしてみると、案外、「何かしようよ、出来ることはしますよ」という人が増えてくるのではないでしょうか。

きっと、「誰かに必要とされたい」という思いをたくさんの人が持っているんだと思います。
でも、今の自治会のままだと、そんなことを言ったら、あれもこれもさせられるのではないかという恐怖心があるのではないでしょうか。

まずは、自治会での活動量をとことんまで縮小する。

ここが肝心かと思います。

当然、この案には反発もでるでしょう。
ですので、この案を通すには、コミュニケーション能力が必要なんです。
根回しも必要なんです。

簡単ではありませんが、恐らく今後自治会を残していくには、この方法が賢明かと思われます。

自治会の行方~何かが原因で終わりを迎える可能性
数年前、私の父親が地元の自治会の役員をしていました。会議に出席するくらいで、それほど大変ではないと言っていました。

ところが、ある秋の日、事件が起こりました。

父親から電話があったのですが、どうも元気がありません。

要件はというと「腰の骨が折れた。圧迫骨折だ。」とのこと。

当時70代半ばでしたから、骨が弱くなるのも仕方ありませんが、問題は圧迫骨折になった原因です。

どうやら、自治会活動の一つに地域の運動会への参加というものがあり、そのためにテントを運んでいて、その重さで圧迫骨折になったとのこと。

圧迫骨折は安静にしていれば改善する可能性が高いということでしたが、父の場合はそう簡単のことではありませんでした。

その年の春に前立腺ガンにかかっていることが分かり、何度もCTをとってマーキングしたりして、骨折した数日後から、放射線治療が始まるところだったんです。

体を動かすと強烈に腰が痛いということで、放射線治療を受けることが出来なくなりました。まずは、圧迫骨折した腰を治すことを優先するということで、医療用ベッドをレンタルしたり、ヘルパーさんに来てもらったり、手続きだけでも大変でした。

何より、放射線治療ができないまま何ヶ月も経ちましたから、私も心配でしたが、本人はもっと心配だったと思います。

結果的には、半年ほど遅れで放射線治療をはじめ、今は経過は良好のようです。

私としては、老人にそんな思いテントを持たせた自治会が許せませんでした。
どういった経緯なのか自治会の会長に聞きたいと父に言ったところ、「みんなは無理して持つな」と言ってくれてたみたいです。

それでも父が自ら進んでテントを運んだそうなんです。

役に立ちたいという思いもあったのでしょう。
もしくは、みんな動いているんだから、自分が何もしないわけにはいかないという責任感もあったのでしょう。

そこが自治会の怖いところです。
自分が住んでいるコミュニティですから、知らない顔もしにくいです。

自分より年上の人が動いているなら、自分もせずにはいられないという思いにさせるのです。

結果的に父の体は回復し、前立腺ガンも一応再発はしていないようです。
もし、今回の圧迫骨折によって放射線治療が遅れ、父にもしものことが起きてた場合、やはり自治会に対して話をしに行ってたと思います。

ただ、当時の会長もなりたくてなったわけでもなく、みんなは無理するな、と言ってくれてたわけですから、誰も責めることができません。

二度と同じようなことが起こらぬ様にしないと、父と同じように、大きなケガをしたり、それ以上のことが起こりかねません。

誰かが何かを変えていかないと、そういったことが原因で自治会の存続が難しくなったりすることもありえると思います。

自治会における他社貢献

アルフレッド・アドラーは、自分のために他社へ貢献することが大切だと言っています。
そして、誰かが感謝の気持ち、労いの言葉をかけてくれなくても、自分で「誰かの役に立っている」と感じることが大切だと。

自治会で一生懸命活動しても、誰も感謝の言葉をかけてくれないかもしれません。みんなの仕事を自分が一人で引き受けたのならまだしも、与えられた仕事をこなしただけでは、誰も感謝の言葉もかけてくれないかもしれません。
それでも、自分が行っている活動が同じ地域の皆さんの役に立っていると思うことが、大切なのでしょう。

しかし、ここで一つ問題があります。

果たして、自治会で活動していることが、本当に地域の人のためになっているのか?という疑問です。

例えば、私が朝早く起きて、散歩をしながら街のゴミを拾ったとしましょう。
私は誰から言われたわけでもなく、ゴミが落ちていない街のほうが、きっとみんな気持ちがいいだろうから、とうい理由でゴミを拾います。

きっと誰も感謝の言葉もかけてくれないでしょうし、誰も私がゴミを拾っていることすら知らないでしょう。

それでも、他社に貢献していると、私は感じることができます。
なぜなら、私が自発的に始めたことだからです。

ところが、自治会の多くは違います。

順番が回ってきて、くじ引きで選ばれたから役をするだけです。自発的ではなく強制です。そして、その活動が本当に地域住民の役に立っているのか、貢献できているのか、確信が持てないこともあります。

強制されてしたことで、他者貢献を感じることは難しい気がします。

ですので、ボランティアに強制を持ち込むことは反対なのです。

私の考える理想の自治会は、強制はなく、他社貢献を感じられる集まりです。そのためには自発的に参加しやすい仕組みを作ることが大切だと考えます。
PTAも自治会と同じ問題を抱えていると感じています。

どちらも強制をなくさない限り、いつか破綻する気がします。