自分の価値観を押し付ける上司の対処法│意見や考えのパワハラ

自分の価値観を押し付ける上司の対処法│意見や考えのパワハラ

会社の上司から自分の価値観を押し付けられたことはありますか?

私はありますし、きっとほとんどの人がそういう経験はあるのではないでしょうか?

今日のテーマはこちら。

自分の価値観を押し付ける上司の対処法

会社の上司から価値観を押し付けられたらどう対処するか?そういう人なんだと受け入れるか、距離を置くか、もしくは、自分が変わるかでしょうね。

価値観は人によって違います。

押し付けあわなければいいのですが、時に、相手にも自分の価値観を受け入れて欲しい。いえ、立場を利用して、受け入れさせようとする人がいます。厄介ですよね。

意見や考えや常識を無理矢理押し付けてくるのは、もはやパワハラと言えるのではないでしょうか。

こういう方におすすめの記事です。

  • 会社の上司から自分の価値観を押し付けられて困ってる
  • 上司の個人的な常識やルールや価値観を押し付けられて嫌
  • 自分の価値観を押し付けられるのから逃れたい

ではスタートです。

価値観とは?

価値観とは?
価値観とは?

価値観の定義も色々あります。

このブログの中でも、価値観といっても色んな使い方をしています。

このページに限っては、価値観とはこういう言葉として使います。

価値観とは?
その人が何に対して価値を置くか、何を大切にするかという判断基準。

ですので、こういった考え方は価値観の一つと言えます。

例を挙げておきます。

親からの価値観ではこういうのがありますね。

  • 中学生や高校生やアルバイトはせずに学業に専念するべきだ
  • 学生の間は何かクラブ活動に入るべきだ
  • 就職したら3年間はその会社で続けるべきだ

会社の上司からの価値観はこちら。

  • 新入社員はまず先輩の言われたことだけすればいい
  • 会社の飲み会には参加するべきだ
  • 営業成績を達成していないのに休むべきではない

彼氏や夫(彼女や妻)からの価値観はこちら。

  • 毎日LINEで連絡を取り合うべきだ
  • 異性と食事に行くべきではない
  • 家事は分担すべきである

価値観とは、その人の、その時の考え方であり、何をどう大切にするかという基準です。

ですので、「こうあるべき」とか「こうするべき」という、自分の常識なんです。

価値観は変わることを知っておく必要がある

価値観は変わります。誰でも変わります。

生まれてから死ぬまで、価値観が全く変わらない人はいないことでしょう。

親が子供に対して、こんな価値観を持っていたとします。

学校が休みの日でも、勉強をするべきだ。

それが親の価値観だとしましょう。

その一年後。

学生時代は大いに遊ぶべきだ。遊ぶことで学ぶこともある。休みの日は思い切り遊べばいい。

そう言い出すかもしれません。

親に悪気はないですし、何かがあったのかどうかは分かりませんが、価値観が変わったんです。

でも子供からしたら「え?前と言ってること違うよね?」と思いますよね。

でもね、誰でも価値観は変わるんです。

とはいえ、言われたほうは、戸惑うでしょうし、いい気はしないでしょう。

会社の上司からの例も挙げておきます。

上司から指示は絶対。口答えせずに、とにかく忠実に働け!

と言っていた上司が、1年後。

組織は風通しが大切だ。上司も部下もなく、思っていることは言い合ったほうがいいぞ!

言ってることが変わりました。こんなこともあるでしょう。

つまり、価値観は変わるんです。

では、そんな面倒くさい価値観のお押し付けをどう対処するかです。

自分の価値観を押し付ける上司の2つの対処法

今回は、親や上司として例を挙げていますが、彼氏(彼女)、妻(夫)、友達でも同じです。

価値観を押し付けられて困っている時にどう対処するか。

価値観を押し付ける人を理解して受け入れる

価値観を押し付ける人は、世の中に必ずいます。

なぜその人が、価値観を押し付ける人になったかは分かりません。原因は分かりませんが、そういう人なんです。

その人にとっては、「自分の考えを部下(子供)に従わせる」という価値観を持っているんです。

その人にとっては、それが普通のことなんです。

あなたがいくら考えても、それは変わりません。

もしかしたら、時間が経てば、その価値観も変わるかもしれません。

対処法というより、そういう人だと、受け入れましょう。

価値観を押し付ける人と距離を置く

これは、親の場合は難しいかもしれませんが、会社の上司の場合でしたら、可能な限り距離を置くというのも一つの方法です。

どうにも耐えられないようでしたら、転職を考えることも必要になるかもしれません。

精神的なストレスが酷すぎると、メンタルを病んでしまうことにもなりかねません。

そうなる前に、距離を置くことを考えるのもいいでしょう。

自分の価値観を押し付ける人を変える方法

自分は変えることが出来ますが、他人を変えることは出来ません。

変えることは出来ませんが、変わってもらえるように、「自分を変えること」は出来ます。

自分が変わったからといって、相手が自分が望むように変わってくれるかは分かりません。

それでも、やってみる価値はあると思うのが、この方法です。

価値観を押し付ける人を承認する

それは「相手を承認すること」です。

上司であれ、親であれ、なぜ価値観を押し付けてくるのか、その原因は分かりません。

分かりませんが、可能性として、「心の余裕がない」ことも考えられます。

これは仮説です。

もし、あなたも心に余裕がないなら難しいかもしれませんが、少しでも自分を変えることが出来そうだと思うなら、やってみて下さい。

ここでいう承認とは、「相手の存在を認めること」です。

方法はこういうことです。

  • 相手の話を最後でじっくり聞く
  • 相手が話したいことを話させてあげる
  • 相手の長所を褒める
  • 相手の変化に気づいて伝える
  • 相手の感謝の言葉を伝える

相手が、「ふ!嬉しいな!」と、言葉に出さなくても、そう思って微笑むようなことをしてあげるんです。

具体的にどういうことをするかは、難しく考える必要はありません。

最後まで話しを聞くことを心がけましょう。

話を聞いてもらえることは、嬉しいことです。

アクティブリスニングというと、何だか良く分からないと思うかもしれませんが、とにかく最後まで聞きましょう。まずはそこからです。

相手が何に興味があり、何を話したがっているのかを質問をしながら知っていくんです。

質問力も必要になりますが、人間関係を変えるには、私は質問力は特に大切だと思っています。

褒めるというと、どうも上から目線な気もします。

褒め言葉というより、相手への敬意を言葉で伝えるイメージです。

感謝の言葉を伝えましょう。

価値観を押し付けてくる相手に感謝なんて出来ない。

そう思うかもしれませんが、それでも感謝の気持ちを伝えましょう。

もし、相手に直接伝えることが出来ないなら、相手がいない時に、心の中でもいいですし、声に出してでもいいので「ありがとう、感謝してます」と言うんです。

言葉の力はすごいんです。

感謝の言葉を投げ続けていると、その人のどこかに感謝する点があるはずだと探し始めます。

無理矢理でもいいので、感謝し続けてみましょう。

最後にまとめます。

会社の上司や価値観やルールを押し付けられて困ってるなら、次の選択肢が考えられます。

  • 相手はそういう人だと受け入れる(諦める)
  • 距離を置く
  • 相手を承認して変わってくれることを期待する

私も会社員時代がありましたが、理不尽で自分の価値観ばかりを押し付けてくる上司や先輩にはたくさん出会いました。

そして、私自身も、きっと部下や後輩に価値観を押し付けていただことがあったと思います。

恐らく、どんな相手にも同じように価値観を押し付けていたかというと、そんなことはなかったはずです。

相手によって、話すことも違っていたと思います。

やはり、自分のことを理解してくれる人のことは、好意的に接していたはずです。

もしかしたら、私が色んな人から価値観を押し付けられてきたのも、自分にも原因があった可能性もあります。

自分の価値観を押し付けてくる人に出会ったら、あなたが変われることはないか?

一度考えてみてはいかがでしょうか。

本日は以上です。

自分の価値観を押し付ける、という言葉にすると、よくある話とも言えますが、程度はそれぞれです。

あまりにも酷い場合は、仕事を辞めたいと思うほどのケースもあることと思います。

マウントを取る人の対策と対処法4選」の記事では、マウント取る人として承認欲求が強い傾向にあると書きました。

「上司が否定ばかり仕事辞めたい「やる気削いでくる心理と対処法」」の記事でも、同様に、心理として承認欲求を挙げました。

やはり、承認欲求は人の心理と行動に大きく影響を与えていると感じます。

だからこそ、相手の承認欲求を上手く満たすことが出来れば、人間関係も上手くいく可能性が高くなると考えます。

私の知り合いが働いている職場は、研修担当の方が、とにかく褒めてくれるそうです。

「大丈夫ですよ。」という言葉を1日に何度もかけてくれるそうです。

その会社は、決して楽な仕事ではないそうですが、ほとんどの従業員が辞めないらしいです。

退職理由の多くは人間関係とも言われています。そして、新しい社員、バイト、パートを採用するためのコストはかなりの額です。

そう考えると、社内の人間関係を円滑にするための人材を、専門職として採用するのも一つかと思います。

価値観が全く同じ人は世の中に存在しません。

完全一致はありえません、あるのは、部分一致のみです。

我慢ではなく、自分が今何が出来るかを考えてみましょう。

そして、それでも無理なら転職を検討するのもいいと思います。