それが今日の課題です。
否定というのは、「相手の話し」の否定、「相手自身」の否定。どちらもです。
否定されて嬉しい人はいないでしょうから、聞き上手になるには否定はやめましょう。
- 聞き上手になりたい人
- コミュ力おばけになってモテる人になりたい
- 就職や転職の時にコミュニケーション力を強みにしたい
そんな皆さんは、ぜひ最後まで見ていって下さいね。
なお、こちらの「コミュ力おばけの学校」では、聞く力、話す力、質問する力を上げる方法もまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
では本題です。
目次
聞き上手が否定しない2つのこと
会話の例を挙げます。
知り合いとの会話です。
A:新しい仕事を始めようと思うんです。○○という感じの仕事なんです。
B:うーん、でも、その仕事は簡単ではないと思いますけどね。
どうでしょうか。
話を最後まで聞かずに、Aさんの「やろうとしてる仕事」を否定しています。
では次。
職場での上司と部下の会話です。
部下A:今度の商品、クライアントに新しいアプローチをしてみようと思うんです。
上司A:うーん、いや、お前に出来るの?今までのことがあるからな~
こういう聞き方をされてどうですか?
実は、どちらも、僕自身が経験したことなんです。
最初の知り合いとの会話でしたら「僕のアイデア」を否定されています。
次の上司からは「僕自身(の能力)」を否定されています。人格否定とも言えます。
時には両方ということもあります。
こういう方は、やる気を削ぐのが上手いんです。
話してみると、だんだんやる気がなくなってきたりします。
では、聞き上手な人はというと、そうです、逆です。
否定しないで聞いてくれる人です。
聞き上手になるには「否定ばかりする人」にならない
聞き上手になるには、否定ばかりする人にならなければいいんです。
自分と違う考え、価値観の話をされると、ついつい否定したくなるかもしれませんが、否定したところで、お互い気持ちの良いものではありません。
まずは「そういう考え方もあるんだな」と受け入れましょう。
決して「同意しましょう」と言うわけではありません。
相手の考えを「一旦キャッチしましょう」ということです。
コミュ力おばけの学校で大事にしている「話の聞き方」の一つが、この「否定せずに話を聞く」ということです。
否定ばかりする人との付き合い方
これを読んでいただいている人は、きっと聞き上手になりたい方ですよね。
ですので、きっと、相手の話しも相手のことも、否定したりするような聞き方はされないと思います。
では、話をするとすぐに否定する人が目の前に現れたらどうしましょう。
- 何を言っても否定される上司や親
- 頑張ってるのに否定される先輩
- いちいち否定する人
多くの人は、こういう否定ばかりする人に出会ったこと、否定ばかりされる経験をされたことがあるのではないでしょうか。
その場合はどうするか?
- 相手はそういう人だと受け入れる(諦める)
- 距離を置く
相手はそういう人だと受け入れる、というのは、先ほどと同じく「否定から入る人なんだな」と受け入れることです。
そこから「なぜそんなに否定的なんだろう?」と考え出すと、ストレスが増幅してしまいます。
無視するわけではありません。ただただ「そういう否定から入る人なんだな」で終わりにするということです。
距離をおくことが出来るなら、それも一つです。
やっぱり、否定から入る人が身近にいると、少なからず影響を受けます。
職場でも家庭でも学校でもそうですが、否定しない人のほうが、話しをしていて心地よいと思います。
ただ、そう簡単に距離を置けない相手もいるでしょうから、その場合は、やはり「そういう人なんだな」で考えを止める練習をしたほうがいいと思います。
聞き上手は否定しない│まとめ
今回は、否定ばかりする人の心理については触れませんでしたが、マウントを取りたいのかもしれませんね。
どういう理由であれば、否定された側はストレスになるし、疲れるでしょう。
本当に大切な人であれば、「否定」するのではなく、「提案」してあげることは好ましいと思います。
聞き上手を自分の強みの一つにするには、「否定しない性格」を入れたいところです。
コミュ力おばけの特徴の一つとして「否定しない聞き方」をご紹介しましたが、反論してはダメとか、何でも同意するということではありません。
最後に、「聞き上手になるには」をテーマにした関連ページをご紹介します。
話しの途中でアドバイスするのはやめたほうがいいですね。聞き上手になるには、とにかく最後まで話を聞くことが大切です。
どうしてもアドバイスが必要な場合でも、まずは相手の話しを最後まで聞いてからにしましょう。
話しの腰を折るようなアドバイスは、嬉しいものではありません。
聞き上手は否定しない:Q&A
聞き上手になるために、人の話しを否定しない練習方法はありますか?
これはもう練習あるのみです。
聞き上手になるために特に大事なことは「否定、反論、アドバイスせずに、最後まで話を聞く」ということです。
これをまず意識して聴いてみましょう。
例えば「あなたが面白いと思わないテレビドラマ。
それについて、めちゃくちゃ面白い!っていう話をされた場合。
いえいえ、全然面白くないです、と本音を言う必要はありません。
だって、相手の方が面白いと思ったのは事実ですから。
相手の方を敬う気持ちがあれば、相手の方の価値観を否定することはないと思います。
相手への興味と敬意は忘れないでいたいものです。
人格否定する職場の先輩や上司との関わり方
話の流れで、自分の意見を否定されることはあっても、人格否定が続くようでしたら、それは「そういう人なんだな」では済まされません。
意見や行動などについて否定してくるのではなく、仕事とは関係ない部分のことで、人格を否定されるなら、それはいじめやパワハラといったものになり、犯罪行為にもなりえます。
社内で相談できる部署があるなら相談したほうがいいでしょうし、外部の相談窓口に相談したほうがいいでしょう。
気をつけないといけないのが、自分がどういう聞き方をしているかということです。
部下や後輩の話を聞く時に、気付いたら、人格を否定するような発言はしていないか、あるいは、子供や部活の後輩に対して否定から入る人になっていないか、少し考えてみることも大切だと思います。
以上です。