名言の多い「ウィリアム・ジェームズ」は知っていますか?
アメリカの哲学者、心理学者であり、西田幾多郎や夏目漱石にも影響を与えたと言われています。
プラグマティズムという考えの代表的メンバーです。プラグマティズムについては、難しすぎるのでここでは書きません。
ウィリアム・ジェームズといえば、こういう言葉を聞いたこと、見たことありませんか?
- 心が変われば行動が変わる。
- 行動が変われば習慣が変わる。
- 習慣が変われば人格が変わる。
- 人格が変われば運命が変わる。
昔から、この言葉はウィリアム・ジェームズの言葉だと思っていましたが、原文が見当たりません。
恐らくウィリアム・ジェームズの言葉なのでしょう。
この論法で行くと、運命は自分の心で変わっていくということです。
そして心が変わっても行動しなくては変わらない。
「行動しなされ」と言われている気になります。
笑顔が幸せを作るなら笑顔でいたい
ウィリアム・ジェームズの言葉を続けます。
■人は幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ。
(We don’t laugh because we’re happy. We’re happy because we laugh.)
■人は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せなのだ。
(I don’t sing because I’m happy; I’m happy because I sing.)
■苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。
(原文不明)
つまり、行動が先で、感情が後からついてくる(または同時)ということですね。
笑っていれば楽しい気分になるなら笑っていよう。
そう思うわけです。
人の表情は伝染力があります。不安や怒りといったマイナスのパワーも伝染します。
笑顔でいれば自分もハッピーな気分になれて、周りも明るくできるなら、やっぱり笑顔でいるよう心がけたいところです。
非言語行動は他人や自分の感情に影響を与える
TEDでの「ボディランゲージが人を作る エイミー・カディ」という動画を見たことがある人もいるかもしれませんが、この動画では出てこなかったと思いますが、「<パワーポーズ>が最高の自分を創る エイミー・カディ著(早川書房)」では、「ウィリアム・ジェームズ」について言及されています。
先ほどの「笑うから幸せ」「歌うから幸せ」と感覚は同じです。
どちらが先か?
エイミー・カディは、
ボディランゲージによって自分の感情が変わると言っています。
ボディランゲージ(行動)が先で感情がついてくる。パワーポーズを取ることで自信が高まる。
本当に落ち込んでいる時に、無理矢理にでも笑顔を作れればいいのでしょうけど、それは簡単ではありません。
それなら、嬉しいことがあったわけでも悲しいことがあったわけでもない時にこそ、「笑顔」を作る習慣を作りたいものです。
誰かに会ったとき、誰かと別れるとき、いつでも「笑顔」を作ることが出来たらコミュニケーションもうまくいくような気がします。
笑顔を見ると自分も笑顔になるのはミラーニューロンの影響?
ミラーニューロンという言葉を最近よく耳にします。
簡単に言うと、目の前にいる人はもちろん、目に映った人などの感情を、自分を同じように感じる仕組みのようです。
例えば、痛みを伴うようなシーンを見てると、実際に、自分を痛みを感じたり。
楽しそうなシーンを見てると、自分も同じように楽しくワクワクしてきたり。
もらい泣きなどもそうですね。
脳に存在する、ミラーニューロンというものが影響してるようです。ここはもう少し詳しく調べていきたいと思います。コミュニケーションにおいてもとても大切なものだと思われます。
では日常生活でどう活かせばいいいかですが、それはやっぱり笑顔でいることでしょうね。
自分が笑顔ベースでいれば、周りの人も笑顔になりやすいってことです。
その逆もあって、自分がイライラばかりしてると、周りにも伝染していくってわけですね。
しかめっ面ばかりしてると、近くの人もミラーニューロンの働きによって、そんな怖い顔の人ばかりが近くに居てるってことにもなりかねません。
ということで、まとめますが、まずは自分が楽しい気分でいる。実際は楽しくないとかしんどいって時でも、無理矢理笑顔を作ってみるってことですね。
そのためには、自分の周りに笑顔の人を集めればいいのですが、それは簡単ではないので、携帯の待ちうけを憧れてる人の笑顔の写真にするとかもいいでしょうね。
自分が思っている以上に、周りの人の表情(非言語行動等)にも影響されていることなんでしょう。
コミュニュケーション能力を向上させるためには、ミラーニューロンをつまく使いこなしたいところですね。