人前で話す時やスピーチ時の発表で緊張【目線】どこを見る?

人前で話す時やスピーチ時の発表で緊張【目線】どこを見る?

人前で話す時にどこを見ればいい?スピーチの時の発表で目線は?

そんな不安や緊張はありませんか?

僕があがり症だった頃、人前で話す時やスピーチの時に、毎回のように目が泳いでいました。

あがり症対策として、今回お伝えしたいのは、「どこを見て話すか、決めておく」ということです。

今回の記事はこういう内容です。

  • スピーチやプレゼンの時の目線の候補は?
  • 人前に出る前に好意的で微笑ベースな人を見つけておく
  • 微笑みながら聴いてもらえると嬉しいから自分も優しく聴きましょう
  • あがり症克服のためにも目線を決めておくことは大事

参加してる人数にもよりますし、絶対にこれというのはないと思います。

スピーチの時の手の位置」と一緒で、自分なりに決めてしまうことが大切です。

結論はこれです。

スピーチの前に微笑みベースな人を見つけて、その人への目線から話し始める。

では本題スタートです。

あがり症で緊張してスピーチ時に目線が定まらない

人前で話す時に、今まで困ったことの一つが「目線」です。

一番多かったのが、人前に立った途端に、参加者からの視線に押された感じになり、頭が真っ白になり、目線がどこにいってるのか自分でも分からなくなったこと。

人の目でもなく、焦点があってない感じです。

どこか空中をぼんやる見てる状態で話し始めてしまうことが多かったです。

そういう時は、声が震えて、何を言うか忘れてしまい、うまく話せませんでした。

どこを見て話せばいいか?

本を読むと、専門家のような方が解説してくれていますが、いざ、人前に立つと、なかなかそれが出来ませんでした。

スピーチやプレゼンの時はどこを見る?目線の候補

スピーチやプレゼンの本を読んでみると、だいたい同じようなことが書かれています。

人前で話す時の目線は?

  • 一人一人の目を見て話しましょう
  • Zの字のように、左奥から右へ、そして順番に前へ
  • 少人数なら一人一人の目を見て、大人数ならブロッグごとの誰かの目を見る
  • ワンセンテンス、ワンパーソン
  • 笑顔で聴いてくれてる人を見つける
  • 頷いて聴いてくれてる人を見つける

ぼんやりどこかを見るのではなく、一人一人と対話するようにスピーチ、プレゼンをする。

これは皆さん、専門家の方やプロの方が同じようなことを言っています。

ただ、僕も、何度もこの方法で挑戦しようとしましたが、なかなかそう簡単にはいきませんでした。

というのも、何十人の前とかとなると、最初にどこを見るかで戸惑います。

セオリー通りで言うなら、奥のほうの人に目線を向けるのがいいみたいです。

声の出し方も、一番奥の人に届くように、最初に声を出すのがいいとも書かれていたりします。

ところがです。

いざ本番になると、なかなか上手く奥の方に視線を送ることができなかったりします。

ついつい、真ん中のほうや、手前の人を見ながら話し始めてしまったりします。

微笑みベースな人から話し始めることで解決

なかなか、奥の方の人から話し始めるのでは上手くいかないので考えました。

それは、スピーチの時の手の位置と同じ考えです。

自分なりの一番良い方法をベースにする。

ということです。

僕の場合は「微笑みベースな人」を見つけておいて、最初はその人を見ながら話し始める、ということです。

どういうことかとうと、スピーチの時の手の位置にしてもそうですが、どの手の位置がベストかというのは、人によって違います。

だからついつい迷ってしまうということもあります。

僕の場合は、手の位置は、おへその前あたりで、右手の上に左手を被せるようにして話し始めます。

人によっては、その方法は良くないというかもしれませんが、僕は一番しっくりくるので、これと決めています。

何が大切かというと、きちんと自分で決めて、自分のルールを決めておくことで安心できて、人前で緊張しないことに繋がるということです。

ですので、目線をどうするかも、自分なりに予め決めておくのがいいと思います。

結論はこういうものです。

話し始める前に、好意的で微笑ベースな人を見つけておいて、その人を見ながら話し始める。

ということです。

(これはあくまで僕のルールですので、皆さんはご自身で決めてもらってもいいんです。決めておくことが大事なんです。)

よくあるスピーチマニュアルでは、色んな人を見ながら話していると、その中の数人が好意的な目で見てくれる、と書かれています。

頷いて聴いてくれたり、笑顔で聴いてくれたりすると、話す側も落ち着いて話ができます。

確かに、それが出来れば理想なのですが、僕の場合は、その好意的な人に辿り着くまでに緊張してしまうことがありました。

ですので、一番最初に、好意的な人にだけ視線を向ける。まずはそこからです。

プロの方が書かれてるような、話してる途中に好意的な人を見つけれる余裕がある人はそれでいいと思いますが、僕のような半人前は、そこに辿り着くまでに、緊張が増してしまいます。

ということで、まとめます。

スピーチやプレゼンの時の目線は?まず好意的な人から

①人前で話し始める前に、どういう人がいるか見ておきましょう。

話す相手の中に、自分が知ってる人がいるかどうか?

もし知り合いがいて、好意的な人であれば、その人を最初に見ながら話し始める。

もし誰も知ってる人がいない場合は、話す始める前に、笑顔ベースな人を何人か見つけておく。

笑顔ベースな人もいなければ、「自分にとって話しやすそうな人」でも構いません。とにかく、前に出る前に、最初に見る人を一人を決めておきましょう。

②まずは好意的な人を見ながら話し始める

全体を見渡しながら話すのはまだ無理なので、僕の場合は、まずは好意的な人、笑顔で聴いてくれそうな人を見ながら話し始めます。

③余裕が出てきたら順番に目線を動かしていく

最初の数秒は、落ち着くまで、好意的な人だけを見ながら話します。

自分の気持ちが落ち着いてきたら、目線を動かしていきます。動かし方は、奥から順番にというよくある順番でいいと思います。

④何回かに一度、好意的な人に目線を戻す

話してると、無表情な人やムっとしながら聴いてる人、腕を組んで横柄な態度で聴いてる人、いろんな人が目に入ることがあります。

そういう人が続くと、ちょっと不安になってきたり、緊張がましたりします。

ですので、何度かの目線の移動の際に、好意的な人に戻るようにしておきます。そうすると、また安心して話せるようになります。

微笑は目立つから聴く時は微笑みながら

話す時、微笑みながら聴いてくれる人がいると、安心して話せます。

ですので、誰かの話を聴く時は、ぜひ微笑みながら聴きましょう。

もちろん話しの内容によっては、微笑みがそぐわないケースもあると思いますので、そこは臨機応変にいきましょう。

これは、僕のあがり症セミナー(講座)でも重要ポイントとしていますが、もしあなたが「人のスピーチや発表をだるそうに聞いてるなら、すぐにやめましょう」ということです。

あなたが誰かの話をだるそうに聞いていると、あなたが発表する時に、「どうせだるそうに聞いてるんだろうな」という思いが無意識に浮かんでくるかもしれません。

逆に、あなたがいつも、誰かが前で発表している時に微笑みながら聞いてると、自分が話す番の時に、「自分と同じように、話しやすいように微笑みながら聞いてくれている人はいるかな~」とワクワクしながら話せるようになる可能性が高まります。

話すのも聞くのも、一定の時間が来たら終わります。

どうせなら、気持ち良く話して、気持ちよく聞けたほうがいいと思いませんか?

スピーチ練習場所があれば、そこで意識して練習しておくのもいいでしょうね。

最終的には自分が一番しっくりくる方法を決めておくのが、人前で話すが上手くなるコツなのではないかと最近思っています。

本題は以上です。

ちなみに、あがり症の方の症状の一つに「声が震える」ということがあります。

きっかけは、本読みだったり、過去の失敗だったりがあるかもしれませんが、あがり症克服のためには、原因は追究しないほうがいいでしょう。

具体的に、どうすればいいか?なんですが、今回の「目線」もそうですし「手の位置」もそうですが、予め、人前に出た時はこうするといったことを決めておくのがいいでしょう。

あがり症や人見知りは簡単にすぐに克服できるものではありませんが、一つずつ行動や口癖を変えていけば、きっと改善、克服に向かえるはずです。

スピーチの時の目線Q&A

スピーチの時の目線はどこに?

人前で話す時のポイントはアイコンタクトやゆっくり話すといったコツもあります。

人前で緊張しすぎてしまうと、目が泳いでしまい、酷いときは頭が真っ白になったり、声が震えるといったことも起きたりします。

ワンセンテンスワンパーソンといって、文章ごとに、目線を移す人もいますし、こればかりは人によってコツが違います。

大切なのは、挨拶の時や自己紹介の時、スピーチの時もそうですが、ある程度、予め自分なりにルールを決めておくことです。

特に、不機嫌そうな人は極力見ないようにしたいところです。

人の目が怖くて緊張してしまいます

人の目って時々怖いんですよね。

人前に出て話し始める時に一人の人と目が合って、それで圧倒されて頭が真っ白になることもありました。

それも「真顔」でこちらを見ていると、急に不安になることもありました。

「見られてると思わずに、こちらが一人一人を見てると思いましょう」なんてアドバイスもありますが、そういう意識改革の方法は簡単ではありません。

少しずつ人の目に慣れることをおすすめします。

ただ、長期間、目線があまりにも怖いという場合は、社交不安障害(SAD)の可能性もあります。

社会不安障害、社会恐怖、あがり症などと呼ばれることもあります。

その場合は、医師による薬物療法がいい場合もありますので、選択肢として、心療内科や精神科での受診も考えたほうがいいでしょう。

以上です。