テーマは「人前でのスピーチ」のこと。
僕は元々かなりのあがり症で、人前での緊張も激しかったので、いろいろな方法を試してきました。
結論として、僕に効果があったのは
これでした。
最近は毎日はしていませんが、それでも、人前で話さないといけない時は、この練習をしておいたりします。
今日の内容まとめ。
- スピーチや話し方の最強の練習方法は自分が話す姿をスマホで録画して観る
- 人前で緊張しないのと話しが上手いのは別
- 自己紹介も録画をする方法で上達するはず
- 一人で出来るあがり症対策方法がこれ
こんな方はぜひ最後まで見ていって下さいね。
- スピーチの練習方法が分からない
- あがり症で人前での緊張が激しい
なお、あがり症克服への対策については、こちらにまとめていますので、参考にして下さい。
人前の緊張とあがり症克服に向けた2つのメニューがこちらです。
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では本題です。
目次
自分のスピーチ姿をスマホ(動画)で撮影しようと思ったきっかけ
数年前、ある動画を見つけました。
そこで言われていたのは、「自分の姿を動画で見る」のが話し方の練習にいいとのことでした。
本やネットでも、自分の声を録音したり動画で撮影するのが、スピーチに練習になるというのは聞いたことがありました。
普段から、人前で話す人であれば、その姿を誰かにスマホで撮影してもらって、後で自分で見ればいいでしょうけど、僕の場合は、そもそも人前で話す機会が多くはありませんでした。
もし、普段から人前で話す機会がある人でも、なかなか自分のスピーチの姿を録画するのは簡単ではないと思います。
職場の朝礼でのスピーチを録画しようとしたら、周りから怪しまれるかもしれませんからね。
スピーチテーマと時間を決めて、スマホに向かって話して動画撮影
そこで、人前で話す時ではなく、家で一人の時に、スマホの録画ボタンを押して、スマホに向かってスピーチするんです。
これが、結構緊張するんです。
例えば、2分間、好きな本1冊について、誰かに向かって話すようにスピーチしてみるんです。
自分の姿を動画で撮影した感想がこれです。
- 言葉が出てこない(何から話したらいいか出てこない)
- 時間が余った
- 視線がばらけすぎ
- 時々アゴを上げて話す癖がある(少し偉そうな印象)
- 全くの無表情
- 声に元気がない(自信がなさそう)
- 恥ずかしい
- 思ったより体型が膨らんでたし姿勢が悪い
予想以上に気付きがありました。悪い意味で。
言葉が出てこない
話し方の本は何冊も読みました。PREP法だったり、話しの組み立て方なども本で学んだつもりでしたが、いざ、スマホを前に、録画ボタンを押し、話し始めても、言葉が出てこないんです。
誰もいませんが、撮影しているというだけで、やっぱり緊張します。
撮影した動画を誰かに見せるわけではありませんが、やはり、撮影しているというのは、いつもと違う状況ですから、緊張するんでしょうね。
時間が余った
普段から、時間の配分を考えて話す機会がないので、とりあえず本のことを話してみて、動画終了ボタンを押した時にはまだ1分40秒ほどでした。その後、何回も撮影しましたが、だんだん長くなってきたり、時間配分の難しさを感じました。
視線がばらけすぎ
スピーチをしている時に、どこを見るか?というのは書籍で同じようなことが書かれています。
ところが、スマホでの撮影となると、どこを見ていいか分かりませんでした。とりあえず、最初はキョロキョロしてしまいました。
時々アゴを上げて話す癖がある(少し偉そうな印象)
これは自分では全くの無意識でしたね。
アゴを真っ直ぐ上に上げるのではなく、少し斜めな感じで上にあげるクセがあるものですから、ちょっと偉そうな印象を与えそうです。
これはすぐにやめたいところです。
クセなのですぐには無理かもしれませんが、毎日練習すれば改善できるはずです。
全くの無表情
少しくらい微笑みながら話してるかもと思いきや、全くの無表情でした。こんな無表情な人のスピーチやセミナーや講座を受けたいとは思わないです。
人に話す時も聴くときも、表情は大切ですね。
声に元気がない(自信がなさそう)
声に元気がないから自信が出ないのか、自信がないから元気な声が出ないのか?
どっちかは分かりませんが、とにかく自信がない印象です。
普段から話す機会がないからというのもあるでしょうし、元々緊張しやすくて、人前まで上がってしまって頭が真っ白になった経験も何でもあるからでしょう。
恥ずかしい
自分が話してる姿をあらためて見るのはやっぱり恥ずかしいものでした。自信がないからなのでしょうか。
自分の話してる声は、自分の耳に入ってくる声と、人に聞こえてる声は違うとよく言いますが、それは本当で、そこに違和感もありますね。
思ったより体型が膨らんでた
普段から、在宅ワークなので、外に出ることもそう多くありません。ですので、鏡を見ることも稀なんです。
鏡を見て映る自分の姿と、動画で映ってる自分の姿。
これが全然違いました。
明らかに体型が、特にお腹周りの膨らみが目立っていました。これをきっかけにダイエットを始めました。
あとは姿勢です。
首が前に出てたり、体が左右にブレたりしていました。普段はそんなことを意識したこともありましたでし。
スマホ(動画)でスピーチの練習を撮影した効果は?
スピーチといっても、スマホに向かって話すだけですが、これが効果があったんです。
あくまで僕の場合はですけど、この方法は本当におすすめです。
僕が感じられた効果を挙げておきます。
これは、動画撮影を始めた後、人前で話す機会がありましたが、その時に感じた効果がこちらです。
- 急に何か話さないといけなくなってもあまり緊張しない
- 声に自信が出てる気がする、声が大きくなってる気がする
- 余裕を持って、少しは微笑みながら話せるようになった
- 視線が不自然にうろうろしなくなった
ただ、これは、人前でも緊張しにくくなったというだけであって、話しの組み立てが上手になったというわけではありません。
ということで、話しの組み立て方、伝え方は、また別で考えるとして、人前での緊張には効果があったと思っています。
話しの組み立て方については、PREP法の練習を今しています。
動画撮影はこのまま続けますが、一旦、課題をまとめます。
人前での緊張に慣れること+話し方=あがり症克服+人前でのスピーチも上手に
ふと思い出したんですが、こういうパターンが考えられます。
人前では緊張しない⇒話し方は上手くない
こういう方も多いです。ボランティア活動の中でもよくお見かけします。
人前で話すことに慣れているので、いつでもどこでも話してくれる人がいますが、話しが長くて要点が分からない、結局何が言いたかったのか分からない。
つまり、緊張はしないけど、話し方は上手ではないので、話してる本人はご機嫌ですが、聞いてるほうが疲れてしまうパターンです。
人前ではたぶん緊張していない⇒話し方も上手
時々おみかけまします。プロの話し手ではないんです。
地域活動されてる方で、仕事でよく話す機会はあるそうですが、落ち着き方といい、話しのまとめ方といい、みんなが言います。
あの人にスピーチしといてもらったら安心ですねって。
人前で緊張する⇒話し方も下手
数年前の僕がこれに該当してました。
話し方については、関連書籍を何冊も読みましたが、どうやら頭にも入ってないみたいで、いざ話すとなっても、PREP法を使うことはできませんでした。
ですので、僕の課題としては、書籍で学んだ話し方を、動画撮影の時に2分~5分で話す練習をする。これを毎日の練習としました。
それを人前で実践する場といっても、なかなか話す機会がないんです。ということでスピーチ練習会を作ろうと思ったんです。
- スピーチ練習会
- 2019年の秋頃から始めた、スピーチを練習する会です。最初は、会議室を借りて、5~10人ほどの方にご参加いただいていました。一人ずつ順番に前に出て、好きなテーマでスピーチをするだけです。話す練習、スピーチの練習、人前に出る練習、色々な効果があったと思います。コロナの関係でZOOMでも開催しましたが、今後、会議室やリアルでの開催も予定しています。
つまり、人前で緊張する、あがり症、スピーチが上手くなりたい、といった場合にすべきことがこれだなという結論です。
STEP.1 の話し方の知識は本でもネットの情報でもOKだけどあれこれ混ぜずに自分なりの方法を決める
STEP.2 の動画撮影は、どんな内容でもOKだけど、学んだ話し方を用いる(PREP法等)
STEP.3 はスピーチ会でなくても、家族でも友達でも、人の前ならOK
そして、こういった準備の後に本番が来るということです。
僕の場合は、本番のスピーチの前に、本を読むだけしかしてなかったので、いざ話す時になって、緊張しすぎて、頭が真っ白になったりもしました。準備不足だったんだと思います。
以上が、自分の話しを動画で撮影する【スピーチの練習・あがり症克服・人前での緊張解消】というテーマで書いてきた内容です。
自信をつけるためには、準備がやっぱり大切なんだと痛感しています。
そして、その準備というのは、「とにかく声に出す」ことが大切ですし、「とにかく緊張した状態でスピーチする」ことが大切なんです。
緊張のない状態でいくら練習しても、本番の緊張感に負けてしまう気がします。
スピーチ練習会を再開予定です
僕の根本の考えにあるのが、人が変わるには「口癖と行動を変える、そして繰り返す」というものです。
僕自身、あがり症や人見知りの本を何冊も読んで、講座を受けたりしたこともありましたが、結局それでは変わりませんでした。
本を読んだり講座を受けている間は、「これはいける!できる!変われる!」と思うんですが、その意識はそう長く続かなかったんです。
ネットがあれば、知識はいくらでも手に入ります。
それなのに、なぜ、変われないのか?
それは続けることが出来ないからだと思うんです。
その続けるための、チェックポイント的存在として、僕はいくつかの会を開催してきました。
それが「スピーチ練習会」であり「読書会」でもあります。
そういった実践の練習場所をこれからも作っていきたいと思っています。
特にスピーチの練習に関しては、緊張感がない状態ではなく、少しでもいいので緊張感がある状態での練習が効果的だと思います。
ですので、今はコロナのこともあって、以前にように会議室を借りて開催するのは難しいですが、落ち着いてきたら、また実際に集まって、スピーチの練習ができる場所を作りたいと思います。
スピーチの練習に大切なフィードバック
最後に、スピーチの練習で大切なことを一つ。
それはフィードバックです。
僕があがり症がひどく、人前で話すことが全く出来なかった頃、僕の頭の中がどうなっていたかというと、苦手意識で埋め尽くされていました。
口癖も同じく、自分がいかに人前が苦手かを言い表すものばかりでした。
- また緊張してる
- 人前は嫌だな
- スピーチなんてなければいいのに
- 自己紹介したくないない
- 自分の順番はもうすぐかな
自分に自信を持てないからセルフトークもネガティブなものばかりでした。
そのセルフトークによって、さらに自信がなくなっていき、悪循環が続いていたんです。
その後、地域のボランティア活動に関わってから、人前で話す機会があったんですが、そこで何人かの方から、話す内容について褒めていただくことがあったんです。
そのあたりから、次第にスピーチにも自信を持てるようになっていきました。
フィードバックとは「指摘」のようなものです。
一人で練習をしていても、誰からもフィードバックはもらえません。
スピーチ練習会であれば、僕からだったり、他の参加者の方からフィードバックをもらえます。それがメリットとして大きいです。
決して、褒めあう会ではありませんので、アドバイスのようなことを言われることもありますが、それでも、悪く言われることはありません。
人前が苦手な人が、少しでも自信を持って帰ってもらえる会、それが「スピーチ練習会」なんです。
対面で開催するのは大阪中心になりますが、他の地域でもいずれは開催したいと思っています。有料の会にはなりますが、継続してご参加いただくことで、着実にスピーチは上手くなっていくことと思います。
今後の開催予定につきましては、メルマガやLINE公式アカウントからご案内しますので、もしよかったらご登録しておいて下さい。
最後にスピーチの練習に関するページをご紹介しますので、あわせて参考にしていただけたらと思います。
今回の記事でも登場しましたPREP法について書いたページです。
話し方として、まずは結論から話すということですが、こういう型を一つ持っておくだけでも、いざというスピーチでも安心して話せると思います。
もちろん、他の型でも大丈夫ですし、自分で考えた型でも何でもOKです。
とにかく、日々のスピーチ練習の中で、「特別な状況」をいかに減らすかが、あがり症克服には大切だということです。
以上です。
人間関係コーチ、未知賢人でした。
あがり症対策2つのメニューがこちらです。