そう思っている人も少なくないように感じます。
僕は人間関係、コミュニケーション関連のコーチではありますが、一人在宅フリーランスとして約15年を迎え、副業や独立についてご相談いただくこともあります。
僕はコンサルタントではありませんので、会社の経営や稼ぎ方の詳細といった部分については、専門の方にご相談されるほうがいいと思いますが、元々は、ネット通販の運営で独立した後、カウンセラーやコーチなども仕事として活動してきましたので、その経験を元に、まずはフリーランスとして自力で稼ぐための作業と意識についてまとめました。
この記事は、「心理カウンセラー、占い師、コーチ、コンサルタントとして独立したい方向けの記事」となります。
なお、仕事を辞めて独立したいフリーランスになりたい、まずは副業から試したいといった方向けの記事はこちらにまとめていますので、参考にして下さい。
では、本題です。
目次
なぜ独立しフリーランスになれないのか?自分で稼げないのか?
僕は以前、心理学を学んでいました。
民間のスクールです。
では、そこで心理学を学ぶと、心理カウンセラーになれるのかというと、決してそうではありません。
僕が知る限り、ほとんどの方は、心理カウンセラーにはなれていません。
(ここで言う心理カウンセラーとは、「会社や団体に属せずに、自分だけで心理カウンセラーの仕事をすること。つまり、自分で稼ぐ心理カウンセラーのこと」を指します。会社や団体に属されている方は除きます。)
なぜでしょうか?
その原因はきっとこれです。
これは、心理カウンセラーであれ、占い師であれ、コーチであれ、コンサルタントでも同様です。
もちろん、心理学を学んでカウンセリングの事務所に入る、占いの技術を学んで占い館で働く、コーチングのスキルを学んでコーチの会社に入る、コンサルの技術を学んで、コンサルタント事務所に入るのであれば、話は別です。
自分で仕事を作っていくのであれば、その道の知識や技術だけでは、それで稼ぎ続けていくことは難しいということです。
では何を学べばいいのでしょうか?
独立し、フリーランスとして稼ぐために学ぶべきこと
僕は個人事業主として16期目。完全に一人フリーランスで、誰かを雇ったこともありません。
ネットショップ運営で独立し、心理カウンセラー、。そして、今は人間関係やコミュニケーションの「コーチ」として、いかに目標に向けて進んでいけるかをサポートさせていただく仕事をしております。
コンサルタントとしてアドバイスをすることもありますし、コーチとしてフィードバックもしますし、カウンセラーとしてメンタルケアをすることもあります。
主人公は「あなた」です。僕は「ガイド」であり「コーチ」です。
そして、自分で稼ぎ続けてきた今、僕が考える「本当に学ぶべきこと」をまとめました。
こんな方はぜひお読み下さい。
- 心理カウンセラー、占い師、コーチ、コンサルタントなどとして独立したい
- フリーランスとして一人で仕事をしていきたい
- 将来の働き方に不安がある
- 仕事は順調だけど疲れてきた
- 仕事を辞めたいけど次の目標が決まらない
インターネットで独立しやすくなったのは自分だけではない
会社員を辞めて独立する、フリーランスとして自由に働きたい。
インターネットが普及してから、そのハードルが下がったのは言うまでもありません。
僕自身もネットがあったからフリーランスとして生活できているわけです。
ただ、その恩恵は誰もが受けれるものです。
特定の人しかインターネットを利用出来ないのであれば別ですが、そうではありません。
ということは、そこは別に強みになるわけではないということです。




この画像は、「ココナラ」で4つのキーワードで検索した時にヒットした件数です。(2021年3月17日7時)
例えば「占い」でしたら、3万件を超える結果が出てきます。
この中には、こういう内容がヒットします。
- 占いしますという占い師さん
- 占い師さん向けのホームページ作ります
- 占い師さんのための集客方法教えます
- 占い師さんにコンサルします
- 占い師の技術を教えます
ですので、「占い師」として活動するとなった場合でも、実際は3万件の人達がライバルというわけではありません。
それでも、とんでもない数の占い師さんを相手に競争しないといけないのは容易に分かると思います。
それに、占い師さんが活動する場所は、ココナラだけではありません、「ミラー」などもそうですし、対面や電話占いの「占い館」に属する方もそうですし、ブログやSNSで発信、告知している人もそうです。
それだけライバルが多い中、自分を選んでいただかないといけないわけです。
日本に、何人くらい占い師さんがいるかは分かりませんが、僕の感覚ではどんどん増えていると思っています。
というのも、元々趣味で占いをしていた人でも、その気になれば、オンラインで手軽に、それも今日からでも占い師としてデビューできる時代です。
特に、2020年のコロナウイルス感染症の影響が大きいと思います。
副業で占いを始める、自宅で空いた時間で出来る仕事として占いを始めるといった方も増えた気がします。
オンラインにはオンラインのメリットがあります。
ただ、そのメリットは誰にでも与えられるものです。
皆さん考えることは同じです。
心理カウンセラー・占い師・コーチ・コンサルで残るのは誰?
僕が楽天市場に出店したのは、2002年です。
当時勤めていた会社で、サプリメントを販売するお店としてスタートしました。
今から20年ほど前は、まだ楽天市場の出店数も今ほど多くありませんでした。
需要も今ほど大きくなかったとはいえ、ライバルが少ないですから、見に来ていただける数は、商品を追加すれば追加するほど、増えていきました。
ところが、出店数が増えてライバルが増えてくると、楽天市場からの集客では難しくなってきたのは間違いありません。(僕の場合は、SEOで検索サイトから自社サイトにも楽天のページにも来ていただけるように対策していました。)
では今の時代、ネットショップでは稼げないのでしょうか?
そんなことはありません。
売れてる店はさらに売れるようになり、売れない店はさらに売れなくなっている。そう感じていました。
そして今。
心理カウンセラー、コミュ力コーチも経験してきたからこそ思うんです。それと同じことが起きていると。
提供する人がどんどん増え続けているんです。
「学んだのは心理学であり、心理学の知識を活かしてお金をいただく方法、自分で仕事を作る方法を学んだわけではないから」
こういった理由で、自分で仕事を作れる心理カウンセラーになるのは難しいと最初に書きました。
では、具体的に何をしていけばいいのか?
心理カウンセラー・占い師・コーチ・コンサルで独立して自分で稼ぐための「4つの作業」と「2つの意識」
僕が経験してきた範囲の中で、自信を持ってお話できることを書いておきます。
自分で稼ぐということは、「どこかで雇ってもらるのではなく、自分がクライアント様から直接お金をいただく、完全に独立した働き方をする」ということです。
そのために僕が心がけていること。
これは、心理カウンセラー・占い師・コーチ・コンサルのどれでも大切なことだと思います。
4つの作業
- 見つけてもらう
- 選んでもらう
- 満足してもらう
- また来てもらう
2つの意識
- アップデートの意識
- メンタルケアの意識
これは、長年携わってきましたネットショップ運営にて、「商品を売る時」に心がけていたことですが、心理カウンセラー、占い師、コーチ、コンサルタントとして、「自分自身を売る時」でも同様です。
自分で稼ぎ続けるためには、この6つははずせないと思っています。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ作業(1)「見つけてもらう」
仮に心理カウンセラーを目指すとします。
あなたが、どれだけの心理学の知識を持っていて、どれだけカウンセリング技術が優れていたとしても、あなたの存在を誰も知らないなら、自分で稼ぐことは出来ません。
まず「見つけてもらう」必要があります。
- ブログやSNSや動画や音声メディアで発信する
- 名刺を作ってリアルの場所で知ってもらう
- チラシを作ってビラ配りやポスティング
他にもありますが、僕が実践してきたのは、ブログやSNSや動画や音声メディアによる対策のみです。他の方法はどうやるのが効果的なのかは分かりません。
どこで発信するか?何を発信するか?
いかに目にしてもらうかは、試行錯誤が必要です。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ作業(2)「選んでもらう」
見つけてもらってから選んでもらえるかどうか。
そのチャンスはとても短いです。
自分のページやSNSを見てもらうチャンスは、2秒もないと思ったほうがいいでしょう。
見つけてもらった「SNSのプロフィール」、「ランデイングページ(お申し込みページ)」、「インスタグラムの画像」、「twitterのツイート」など。
また、「商品設計」もここに入ります。
一瞬で、「あ、(私が探してたのは)この人!」「あ、この人だったら私の不安(不満、悩み、不調など)を解消してくれそう!」「あ、この人は私に似てるかも」などと思ってもらえないと、次の人を探しに進まれてしまいます。
例えば、インスタグラムやTwitterのわずか150文字前後のプロフィール文。
いかにこの文章が大事かは、多くの人が話していますし、そのプロフィール作りだけのコンサルタントがいるくらい、とても重要な部分です。
その他にも、「ランディングページに、何を書いて、何を書かないか」も重要です。
とにかく、「選んでもらう」ためには、「あ、この人だ!」と思い続けながら、読み進めてもらわないと、「お申し込みボタン」を押してもらえないんです。
ブログの記事やSNSの投稿を毎日じっくり読んでもらうためのチャンス。それはほんの数秒です。
すぐに行動してもらえたら理想ですが、そうでない場合でも、じっくりと関係を築くための方法も大切になってきます。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ作業(3)「満足してもらう」
心理カウンセラー、占い師、コーチ、コンサルタント。
自分との対話を売りにしている方にとっては、その接する時間に価値を置いているわけですから、その時間に満足していただけないようでは、仕事として成り立ちません。
技術的なことを学ぶ方法はいくらでもあります。
本、動画、セミナー、ワークショップ。あらゆる方法で、技術的なことを向上させることはできますが、やはり、経験に基づくスキルアップは欠かせません。
なぜなら、知識として得ただけの情報は、実際の場面で使えないことが多いからです。
僕は心理学やコミュニケーションを学んできて、つくづく思うのは、そのノウハウ通りにはいかない、思うようにはいかないことがたくさんある、ということです。
自分にまだ自信がないからといって、何も始めないと、そのままずるずるいってしまいます。
自信はあとからついてきます。
満足してもらうためには、自信は絶対に必要です。そして、その自信をつけるには、上手くいかない経験も必要だと思います。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ作業(4)「また来てもらう」
決して「依存してもらいましょう」ということではありません。
ただ、一度きりで、ご相談者さんが抱えている問題を改善、解決することは難しいと思います。
ご相談者さんに満足していただきながら、いかに継続的にお付き合いをいただくか。
そのための商品作りや計画が大切になってきます。
一度きりの満足ではなく、継続的に寄り添える関係を作り続けることがポイントになります。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ意識(1)「アップデートの意識」
独立して稼ぎ続けるのであれば、方法をアップデートし続ける必要があります。
例えば、僕の場合は、ネット通販時代にgoogleからのアクセスを求めてSEOに力を入れていました。
当時上位表示できていた方法は、今は全く通用しません。
ここ数年で新しいSNSが登場したり、そのSNSの中でも新しい機能が搭載されたりする中で、集客方法もどんどん変化してきました。
instagramでしたら、2020年の夏に「リール(real)」が登場しましたが、もう「インスタ映え」な時代ではありませんが、当時と変わらず、綺麗な写真だけをアップしていては、差別化が出来ない状況です。
リール登場からすぐにリールからの集客を目指した方と、変わらず写真だけで発信している人とでは、当然、認知してもらえる機会が違ってきます。
このように、新しい情報にアンテナを張りながら、「方法」を更新し続けることが大切です。
独立してフリーランスとして自分で稼ぐ意識(2)「メンタルケアの意識」
僕が独立してからの年月の中で、一番売上げ低下に影響したのは「うつ状態になって仕事が出来なかった日々」なんです。
売上げが一時的に落ちた要因としては、「通販事業で、メインとしていたメーカーさん(卸し元)が、もう販売店に卸すのをやめる、自社の通販だけで販売することにする」といったこともありました。
さすがに焦りました。
主力商品を販売できなくなるわけですから。それでも、それも会社としては乗り切りました。(詳しくは機会があればお話しします。)
そういった、直接的な売上げへの影響よりも痛かったのが、メンタル面です。
独立した頃に、ある知り合いから聞いていた話があったんです。
「ネットの商売で上手くいったけど、その人は病んでしまって。近づいてくる人がみんな自分のお金を目当てにしてる気がしてるらしいです。」
そんな話しを聞いてたのですが、その時は僕も独立してまだ間もなかったですし、自分には関係ないと思っていたんです。
ところが、僕の無気力感は、気付いたら自分の中に根付いていました。
「何のために働くのか分からない」
そんな言葉を毎日毎日使っていました。
ちょうど、売上げがようやく伸びてき始めた頃に、僕は病みました。
もし、うつ状態で苦しんでいた数年間、前向きに日々仕事に取り組んでいたと思ったら、その損失は莫大です。
病んでしまった原因はいくつか思い当たりますが、どんな原因であっても、一人で仕事をする中で、誰にでも、メンタルややられてしまう可能性はあると思います。
ですので、自分で稼ぐためには、働き続ける必要があります。働けなくなったら終わりです。
会社員でしたら、会社によっては、お給料を何割かいただきながら自宅で療養もあるでしょうけど、それも出来ません。
ですので、自力で稼ぐということは、売上げも大事ですが、自分のメンタルをケアする意識も大切なんです。
コミュニケーションコーチの僕が提供するもの
ここで書いてきた6つのこと。
- 見つけてもらう
- 選んでもらう
- 満足してもらう
- また来てもらう
- アップデートの意識
- メンタルケアの意識
僕は、このどれもが欠かせないと思っていますが、必要となるタイミングは異なると感じています。
順番で言うと、「また来てもらう」「アップデートの意識」「メンタルケアの意識」は後になってからでも構いません。
まずは、この3つです。
- 満足してもらうためのスキルを可能な限り最短で身につける
- 選んでもらうためのランディングページ(お申し込みページ)を作る
- 見つけてもらうための発信を続ける
少しでも早く、この3つを始めましょう。
そもそも、完璧なスキルなんてものは存在しませんからね。
ですので、この3つは同時進行で始めるのがいいでしょう。
もっとスキルが上がってからと思っていると、きりがありません。
さて、もう一つ意識しておきたいことがあります。
それはこちらです。
何を発信すればいいのか?
「それは、ランディングページを見たくなる発信であり、スキルを提供して喜んでくれるであろう人物に向けた発信です。」
例えば、提供するのが「タロット占い」だとしましょう。
そんな場合に、「タロット占いの歴史を書いているだけのランディングページ(お申し込みページ)」では申し込んでもらえることは、まずないでしょう。
ご相談者さんが求めているのは、そのタロット占いをしてもらうことで、「自分はどう変われるのか?」という点です。
何を発信し、何を見てもらい、いかに満足していただけるか。
一つ一つ、考えていく必要があるということです。
では、「僕が提供するもの」についてです。
僕がご提供するのは、あなたが今どの位置にいて、今はどこに力を入れればいいのかを、一緒に見つけていくガイドの役割です。
コンサルタントとしてアドバイスをすることもあれば、コーチとして一緒に目標を決めていくことあれば、カウンセラーとして不安な気持ちを聞かせていただくこともあります。
僕がするのは「主人公であるあなたが、いかにして目標に向かうか。その道のお供となるガイド的役割」です。
最後に。
仕事を辞めたいと思った時の選択肢に「独立してフリーランスとして働く」ということを検討している方は、ぜひこのページを参考にしてみて下さい。
以上、人間関係コーチ、未知賢人でした。