今日はこういうお話しです。
夢だった在宅ワークだったんですが、結果的には、うつ状態が続いた時期もありました。
このページでお伝えすること。
結論としてはこうなります。
- 仕事と他の事のバランスを考えるのではなく対話する
- コミュニティを作る、もしくは参加する
言うのは簡単ですが、私のように、しんどくなってしまってから考えるより、むしろ少しでも余裕があるうちに、メンタルのことは考えておいたほうがいいと思います。
次のような方は、ぜひ続きをご覧下さい。
- 在宅ワーク中のメンタルケアを考えてる人
- 在宅ワーク中だけどメンタルがしんどい人
- これから在宅ワークを始めたい人
それではスタートです。
こちらはこの記事のYoutube版です。
目次
在宅ワークでメンタルがやられた原因は?
私が在宅ワークの中で病んでた時期は長かったのですが、振り返ってみると、恐らくこの2つだろうという原因があります。
- 人の役に立っている、人に必要とされているという感覚がなかった
- 人と話すことがなかった、家族とも少なかった
それ以外にもあるんですが、特に思い当たるのはこの2つです。
当時のことを少し書いておきます。
夢の在宅ワークからうつ状態へ
私が独立して在宅ワークになったのが、約14年前のことです。
独立というと聴こえはいいんですが、実際は解雇されたんです。会社都合ですけどね。
そこで私がしていた事業があるんですが、それをひきつぐかたちで独立させてもらったんです。
まあ、元々独立したいという思いは20代の頃からあったので、願ったり叶ったりだったんです。
それも、その頃の私は、コミュ力なんて全くなくて、人前では声は震えるし、人見知りするし。
人当たりはいいなんていわれてたんですが、内心は、初対面は極端に苦手でした。
通勤もないし、上司もいないし。人と関わるストレスがないわけですから、最高な毎日のはずでした。
それがですね、収入が増えてきた頃から、だんだんと、私のメンタルは病んでいったんです。
きっと、考える余裕ができたってのもあると思います。
恐らく原因の一つは、社会との隔離だったと思います。
当時してた仕事というのが、ネット通販の仕事だったんです。
仕入れもネットですし、販売もネット。だから誰にも会わないんです。1週間、家から一歩も出ないこともよくありました。
元々は、一人で出来ることを喜んでいたわけですが、だんだんと、うつ状態になっていったんです。
口癖は、常に「どうせ」という言葉。
・どうせ働いても
・どうせ稼いでも
・どうせ土曜日でも日曜日でも
そういう病んだ状態は、はっきりとはしないんですが、7年くらい続いていたかもしれませんし、もっとかもしれません。
というのが、気分の浮き沈みはずっと続いていていたんですよね。その間に恐らく心身症っていうんですかね。体のあちこちに異常が出ました。
病院にもいったりしましたが、特に原因は分からないということもありました。
じゃあ、なぜ、私にとって夢のような独立、在宅ワークだったのに、それも業績があがってきてたタイミングで病んでしまったのか?
先ほど挙げました、2つの原因。
- 人の役に立っている、人に必要とされているという感覚がなかった
- 人と話すことがなかった、家族とも少なかった
どちらもコミュニケーションの部分です。
他にも思い当たることはあるんですが、特に大きいのはこの2つですね。
人の役に立っている、人に必要とされているという感覚がなかった
これは、ある本に書かれていたことなんです。
幸せを感じること。
それが「誰かの役に立っていると思えること、誰かに必要とされていると感じること」と書かれていたんです。
当時、その感覚は、どちらも全くなかったんです。
ネットで全て完結するので、誰かから、お礼を言われることもないですし、必要とされていると感じることもなかったんです。
でも、家族から感謝されたりってなかったのか?というと、なかったんです。
別に家族が悪いわけではなくて、私に余裕がなかったんです。
「とにかく稼がないといけない、働かないといけない、売り上げが落ちたらどうしよう」
そんなことばかりを考えていたんですよね。
独立したばかりの頃のほうが、売上げは断然低かったんですが、何も考える余裕がなくて、とにかくがむしゃらに働いていたので、将来の不安とかも考える余裕がなかったのかもしれません。
ですので、外の誰かと話すこともなく、家族で話すこともほとんどなく。という状況になっていってたんです。
結果、「人の役に立っている、人に必要とされているという感覚は全くなくなっていた」んです。
それが2つ目に繋がります。
人と話すことがほとんどなかった
2つ目は、人と話すことがなかった、家族ともなかった。
ここはね、私の在宅ワークの課題であり、今の私にも課題であり続けていることなんです。
在宅ワークといっても、人によって環境は違うでしょうから、一概には言えないんですが、私のように家族があって、在宅ワークという場合のお話しです。
その場合に大切なのが、仕事と家のことのバランスです。
14年間の在宅ワークの中で、一時期は、朝9時頃から18時頃までしか仕事をしてなかった頃もあります。その頃は18時頃仕事を終えて、家の用事を手伝う。そんな毎日でした。
また、
ある時期は、朝4時頃から7時頃まで仕事。そこから子供の準備の手伝いをして、子供達が学校に行ったら仕事を再開。また夜まで仕事。夕食を家族で食べて仕事を夜中まで。
そんな時期もありました。
今になっても、まだまだ時間のリズムは変動します。
正解はありません。誰が何と言おうと、正解はないんです。
私の場合は、関係しているのは、私の家族です。
私にもリズムはありますが、家族にもリズムがあります。
ですので、常に、家族で対話をすることが最善だと今は思っています。
ここ数年はとにかく対話をする時間が増えました。
思っていることを話し合う時間です。
その分、仕事をする時間は減りますが、私が病んでしまって、仕事が出来なくなってた時間と比べると僅かなものです。
私の仕事のこと、妻の家事のこと、子供の話し。
言葉で話すことが大切だと思います。
私はそれをずっと避けてきて病んでしまいました。
今は、とにかく言葉で話すこと、放つことを心がけています。
当時、私が一番苦しかった頃は、誰に何を言われても、耳に入ってきませんでした。
その状況になってしまっては、復活するまでが大変です
私の場合は、うつ状態から復活してきたのは、地域ボランティアを始めたことが大きかったのです。
結果的に、少しずつ復活はできましたが、あの時に、地域ボランティアに関わっていなければ、今頃どうなっていたか分かりません。
当時の話をしだすときりがないので、ここまでとしまして、私がもし、知人なり身近な人が、私と同じような環境で、在宅ワークを始めると聞いた場合に、アドバイスするとしたら。
それが、最初に申し上げた、この2つです。
在宅ワークのメンタルは「対話」と「コミュニティ」が鍵
それでは本題です。
この記事のテーマです。
在宅ワークで働く上でのメンタルケア。どうやって精神的な健康を保つか。
- 仕事と他の事のバランスを考えるのではなく対話する
- コミュニティを作る、もしくは参加する
この2つです。
仕事と他の事のバランスを、考えるのではなく対話する
在宅ワークとなると、仕事の時間の区切りをつけるのが難しいことがあります。
本当は、「本を読みたい、映画を見たい、買い物に行きたい」。
そう思っていても、「やっぱり仕事をしないと」と思うこともあるかもしれません。
家族があれば、家族との時間も作りたい、けど、「やっぱり仕事をしないと」と思うこともあるかもしれません。
そこで大切なのが、対話です。
思っていることを溜め込んでいくと、それがストレスになります。そして、そのストレスは気付かないうちに膨れていきます。
いつ破裂するか分からない風船のようなものです。
その風船から空気を抜くためには、やはり言葉にして話す、放つことが大切になります。
これは、在宅ワークじゃなくても大切なことなんですが、在宅ワークなら特に気をつけたいところだと感じています。
家族がいるなら、「仕事の時間や家のことを手伝う時間について」、きちんと対話をすることが大切です。
家族それぞれの想いを出し合って、意見を言い合う。
それをしなかったら、それぞれの不満が膨れていく可能性が高いです。
これは私の経験ですが、在宅ワークで家族間で険悪になると、かなりしんどいです。
まずは、話を聴くことからですね。
もう一つ。
コミュニティを作る、もしくは参加する
もし、人と接していないほうが、気分が楽。というなら、無理に人と会いにいく必要はありませんし、コミュニティを作る必要も参加する必要もありません。
あくまで、自分に合ってる方法でいいんです。
ただ、自分のことを話すことで気が楽になること、頭の中が整理されることもありますので、出来れば、少しずつでも、人と話す機会を持つことをおすすめします。
一つ目の、対話する、にしても、二つ目の、コミュニティを作る、または参加する、にしても、人との関わりが苦手だと、なかなか上手くいかないかもしれません。
大きなコミュニティを作るとか、大きなコミュニティに参加するとか、そう大きく考える必要はありません。
最初から、大きなコミュニティに参加するとか、大きなコミュニティを作るとか考える必要はありません。
最初は、誰かと二人でもいいんです。誰か一人でいいので、自分の気持ちを話せる人を見つけておくことが大切です。
自分の話を聞いてもらうだけでなく、相手の方のお話もじっくり聞かせてもらう。
そんな関係の人を、まずは一人見つけることですね。
私には、当時そういう人が一人もいませんでした。それは、20代で、独立する前。会社勤めしていた頃に、人を全く大切していなかったことも原因です。
人を大切にせずに孤立していった20代があり、夢の独立をしたものの病んでしまった30代があり、そして、40代になり、自分の経験と知識を活かして、コミュニケーションに関するお仕事をするようになりました。
対話の大切さは、話す人が一人もいなくて辛い年月があったから、そう思うようになりました。
私が14年間の在宅ワークの中で、一番苦しかったのは、売上げが落ちた時ではなく、メンタルがやられてしまっていた時期です。
売上げは自分の努力でどうにかなると思っていましたが、メンタルは自分の力ではどうにも出来ないところまでなってしまっていましたので。
ですので、在宅ワークをこれからしようとしている方、すでにしている方も、ぜひ、対話とコミュニティのことを考えていただけたらと思います。
在宅ワークのメンタルケアに正解はない
このブログでも何度も書いていますが、コミュ力は別に高いから良いとか低いからダメということではありません。
そもそも、コミュニケーション力は数値化できるものではありませんし、あくまで本人がどう捉えるか次第です。
私は在宅ワークの中で、社会から孤立してる感覚だったり、孤独感もあって、しんどくなったわけですが、完全に一人がちょうどいい人もいます。
誰にも会わず、一人で自宅で仕事をしてるのが快適な方もいます。
つまり、「こうしなくてはいけない」とか「こうあるべき」なんてものはありません。
自分で決めればいいわけです。
今回、この記事で、私なら、在宅ワークのメンタルケアに、コミュニケーションは大切ですよと書きましたが、それはあくまで私の意見です。
他の方法で上手くいくならそちらを採用して下さいね。
そして、もし今は、対話するのとかコミュニケーションは苦手だけど、今後、コミュ力を上げたり、自分を変えていきたいと思われましたら、このブログやYoutubeの動画で、コミュ力を上げる方法を参考にしていただけたらと思います。
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あとは、人見知りな方向けのマンツーマンのコミュ力コーチングもしています。
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本日は以上です。
- 在宅ワークのメンタルケア
- 会社員としての在宅勤務、リモートワーク、テレワーク、フリーランスの在宅ワーク、どれにしても、自宅で仕事をするというのは、想定外のストレスを感じることもあります。人それぞれ、ストレスを発散する方法はあるかもしれませんが、人に話を聞いてもらうことで、頭の中が整理できたり、すっきりしたりすることはありますので、私としては、在宅ワークのメンタルケアとして、対話をする時間を作ることをおすすめしています。