アルフレッド・アドラーの名言。
人は失敗を通じてしか学ばない
少し詳しく見ていきましょう。
アルフレッド・アドラーとは
- ユダヤ系オーストリア人心理学者
- 自己啓発の父とも呼ばれる
- 独自の「個人心理学」を構築
- 嫌われる勇気で有名になりましたね
岸見一郎が書かれた「嫌われる勇気」はあまりにも有名です。
恐らく、この本がきっかけで心理学に興味を持った方も多いのではないでしょうか。それくらいに衝撃にあった一冊だと思います。
自己啓発書や成功哲学書でもよく引用されていますね。
アルフレッド・アドラーの他の名言は?
アルフレッド・アドラーは多くの名言を残しています。
「人は失敗を通じてしか学ばない」以外で私が好きな名言をいくつか、ご紹介します。
強がりはコンプレックスの裏返し。
誰しも少なからず、コンプレックスは持っているのではないでしょうか。
そのコンプレックスは、子供の頃、学生の頃、大人になってから。
それぞれ、時期によって、持ちやすいコンプレックスは違うかもしれません。
10代であれば外見にコンプレックスを持つことも多いかもしれませんね。
コンプレックスが強くなると、強がりな面が出てしまうこと、何だか思い当たることもあります。
生まれ変わる必要はない。感情の使い方を変えればいい。
感情の使い方を変える。これが難しいんです。
なぜなら、その今の感情を生むようになった原因がどこかにあるはずだからです。
例えば、怒りやすいとしたら、その怒りやすくなった原因があると思うんです。
確かに、目的論で考えると、何らかの目的を持って怒っているとも言えますが、それを言ってしまうと、持って生まれた特性ってなんだろう?って考えてしまいます。
このあたりはまだ私もよくアドラーのことが分かっていません。
悩みをゼロにするには、宇宙でたった一人きりになるしかない。
誰でも悩むということですね。
心理カウンセラーのためのカウンセリングもありますし、コーチのためにコーチングをすることもあります。
人のサポートをする人でも悩む時は悩みます。
それでいいんだと思います。それを受け入れた上で、日々どう行動するかですね。
他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。
自己満足。素敵ですよね。
見返りを求めることなく、ギバーの精神ですね。
それでも、やっぱり褒められると嬉しいですし、感謝されると嬉しいです。
ですので、相手から称賛や褒め言葉がなかったとしても、自分が誰かに良くしてもらったら、ありがとうと言いますし、素敵な行動に対して称賛することは忘れないようにしたいです。
過去を後悔しなくていい。未来に怯えなくていい。そんなところを見るのではなくいまこの時に集中しなさい。
今この時。
これは私も常に意識していることです。引きずるから辛くなる。将来を憂うからしんどくなる。
ストレスの多くは、過去や未来からくるものだと感じています。
全ての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ。
体験関係の課題。これは生きていれば、付きまとうものなのでしょう。
でも、自分が心から幸せを感じれるのも、人との関わりの中でのことだと思います。
人と関わるから、しんどくもなるし、幸せも感じる。
それならば、少しでも、人と上手く関わる方法を知りたいものです。
人は失敗を通じてしか学ばない
最後に「人は失敗を通じてしか学ばない」という名言について一言。
とにかくやってみることが大切、失敗から学ぶことがある。
そういう名言は多いですが、アドラーの言葉はやっぱり重いですね。
自分がしたことを失敗ととるか、成功へ近づいた行動ととるか、なんていい方をしたりしますが、やっぱり予想通りにいかないと、凹んでしまうこともあるでしょう。
そんな時に、立ち直る力が必要になります。
失敗と思わない力も素晴らしいですが、予想通りにいかなかったことに対しては、きちんと向き合う必要があります。
なぜ、上手くいかなかったのかを考えて、次は何をすればいいかを考える。
そのためには、やっぱり目的、ゴール、目標が明確になっているほうが強いことでしょう。
将来のビジョンや生きがいややりがいを明確にしておくと、辛いことがあっても、そこに向かうための試練だと思えるかもしれません。
どんどん失敗すればするほど、ゴールに近づいてると思えると、どんなことにも挑戦できそうです。
アドラー心理学は目的論など、他の心理学とは違う角度から人の心理をついている気がします。
受け入れるかどうかは人それぞれだと思います。
私はポジティブ心理学の影響を受けていますが、どれが正解とか不正解ではなく、自分の軸を作るためにも、「嫌われる勇気」は読んで損はない、おすすめの一切です。
自分軸を持つという点では、こちらの本もおすすめです。
最近、HSPという言葉が独り歩きしている気がします。
繊細すぎて生き辛い方向けということで、本もたくさん出ています。
確かに繊細すぎると、人の意見や行動に影響を受けすぎてしんどいこともあるでしょう。
私も以前の激しい人見知りとあがり症があった頃は、あまりにも繊細すぎたのかもしれません。
今は、多くの人との関わりの中で、緊張もましにはなりました。
「HSPだからこういう特徴がある」というのが、あまりに前面に出すぎると、「自分はHSPだからこれが出来ない」とか「HSPだから、人が苦手」といった強い思い込みを植えつけてしまう可能性があります。
確かに特性はあるかもしれませんが、それは誰でも同じということではありません。HSPであっても、人それぞれです。
ですので、自分を分析することは大切かもしれませんが、あまりにも、思い込みすぎるのは避けたほうがいいのではないかというのが私の考えです。
話を戻します。
自分の軸を持って、何か上手くいかないことがあっても、それを失敗ではなく、成長の過程だと思えるようにあったら、気持ちも強く持てるようになるのではないでしょうか。
本日は以上です。
コミュ力おばけの特徴については、こちらで書きましたが、誰か理想とする人物像や、なりたい人のイメージを強く持つことも大切です。
その人の真似、モデリングをすることで、より目標に近づくやすくなることもあります。
私は普段、コミュニケーションに関するコーチングを行っております。
コミュニケーションの部分以外でも、起業から14年が経ち、在宅ワークを続けていますので、在宅ワークで起業する方のコーチングも行います。
体験セッションも随時受けうけておりますので、お申し付け下さい。
コミュ力おばけの学校では、読書会やスピーチ会やアウトプットの会などを開催しておりますので、コミュニケーションを経験する場所として、ご活用いただけましたらと思います。
それでは、また次回、宜しくお願いします。
コミュ力コーチ、ハラサトシでした。