完璧主義と言う言葉。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
完璧主義の全部が悪いということではありません。
ただ、それが原因でこうなってしまうと辛くありませんか?
- 完璧を求めすぎて、上手くいかないと自分を責めてしまう
- 相手にも完璧を求めることが多い
- 自分の行動について、周りにどう評価されているか気になる
- 目標を高く設定しすぎて、それについて常に不安がある
もし、完璧主義が辛く、それをやめたいなら、この本はおすすめです。
「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」
どうおすすめなのか、ご紹介していきます。
図太くなれる禅思考にみる他人への厳しさ
「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」の中で、次のような項目があります。
「自分にも他人にも完璧を求めない」
一部引用します。
完璧を求めるといえば、男女の関係はその最たるものかもしれません。
求めすぎない。これは男女の関係、さらにいえば、人間関係をうまく運ぶ極意かもしれません。
他人に肝要であることの根っこにあるのは、求めすぎないことです。
大切なのは求めすぎないことということですね。
では、なぜ、自分や相手に求めてしまうのか?
完璧主義な人なら心当たりがあるかもしれません。
自分にも相手にも完璧を求めるタイプの人ですね。
何をもって完璧と考えるかは、その人が決めることです。
例えば、営業成績が社内トップをとっても、本人が満足していなければ、完璧な成果ではありません。
学校のテストで校内1位の成績を修めても、本人が満足していなければ、完璧な成績ではありません。
もっと上にいける、まだまだいける。
そういう向上心は素晴らしいことです。
自分のモチベーションを維持するためにも、高い目標を目指すのは悪いことではありませんが、行き過ぎると、自分も相手もしんどくなってしまいます。
「図太くなれる禅思考」の中では、「求めすぎない」ということが強調されている印象です。
この項目では、求めすぎないことが大切だと書かれているのですが、他のページで、参考になる言葉があります。
それが「どうにかなるさ」です。
「柔軟心(じゅうなんしん)」という禅語が紹介されているのですが、やわらかく、しなやかで自由な心。
その心を手に入れるために、「どうにかなるさ」と声おに出して言う。
完璧主義ということは「こうであらねばならない、こうあるべきだ」という考え方です。
自分が決めた通りになるべきだし、相手もそうするべきだ。
いわゆる「べき思考」ですね。
柔らかい思考ではなく、堅い思考ですね。
それは「どうにかなるさ」を言葉にして、まず心を柔らかくしてみてはどうでしょうか。
自分の思い通りにいかないこともいくらでもあります。
そのために、自分にも相手にもイライラしていては、ストレスが膨れ上がってしまって、うつになってしまったりしかねません。
もっと柔軟に、もっとしなやかに生きるほうが楽なのではないでしょうか。
ゴールと目標の設定から考え直す
完璧主義ということは、自分が決めたゴールや目標や価値観に対して、それ通りに進むべきだと考えていることでしょう。
そもそも、そのゴールや目標に無理がある可能性もあります。
また、目標はあくまで通過点に過ぎませんので、予定通りに進めなかった場合は、そこで修正をすればいいだけです。
ところが、完璧主義な方は、その時点で、自分や相手を責めたりしてしまいます。
もしかしたら、目標設定がまずかったのかもしれませんので、試行錯誤すればいいだけです。
ゴールと目標設定については、よく考えて決めたほうがいいでしょう。
そして、目標に到達できなかったとしても、それはあくまで通過点での出来事であり、ゴールへの道、目的に向かう道はまだまだ続くということを、覚えておきましょう。
「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」で生きやすくなる
「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」は、繊細すぎる人に向けて書かれた本です。
完璧主義な人も、ある意味繊細は人と言えます。
何に繊細かというと、「自分が決めた目標に対して繊細」なんです。
どうすればいいか?
図太くなればいいんです。
この本の中には、図太くなれる方法がたくさん書かれています。
図太くなれると、結果的に、自分にも相手にも寛容になれる気がします。
ぜひ、機会がありましたら、読んでみて下さいね。
本日は以上です。
私は禅についてまだまだ詳しくはありませんが、以前に、禅修行体験に行った事があります。
「今」に意識をした生活を続けることで、ストレスは軽減されました。
この本以外にも、禅僧の方が書かれた本もたくさん出ていますので、読んでみると参考になることがたくさんあると思いますよ。
先にも書きましたが、完璧主義が悪いという話ではありません。
それが原因でしんどいのであれば、少しずつ変えていきましょう。
こちらのページも参考にしてみて下さい。
普段は完璧主義ではなくても、自分の心に余裕がない時は、相手のことを考える余裕がなくなり、多くを求めてしまうこともあります。
まずは、自分の心のケアのことを考えましょう。
周りの人の目を気にしすぎるあまり、完璧主義に陥ってしまうこともあります。
人から無言のプレッシャーを感じて、もっとやらないと、もっとがんばらないとと思ってしまうこともあります。
その原因を考えてみて、克服できるようでしたら、まずは自分に自信を持つこから始めてみることも必要かもしれません。
以上2点、ぜひ読んでみて下さいね。
私はコミュ力コーチとして、コーチングだったり、オンラインの会を開催しております。
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コミュ力コーチ、ハラサトシでした。