- 難しい専門用語では人に伝わらないことが多い
- 相手が同業の専門家なら専門用語もいいでしょう
- 無理な英語より日本語のほうが伝わることはよくあります
- 「大工と話すときは、大工の言葉を使え」
伝わる話し方って何?
伝え方が気になるあなたは続きをぜひ♪
難しい言葉を使いたがる人がいます。それは心理学でいう知性化の一つかもしれません。どんな相手にも伝わるような優しい分かりやすい言葉で話すほうがコミュニケーションはうまくいくのではないでしょうか。
コミュニケーションの場面でのこと。
- 難しいことを難しく説明する
- 簡単なことを簡単に説明する
- 難しいことを簡単に説明する
普段は意識することがないかもしれませんが、様々な人とのコミュニケーションにおいて、どういう言葉を使って話をするかということは、とても重要です。
目次
「大工と話すときは、大工の言葉を使え」
ソクラテスの言葉です。
相手に合わせて、相手が分かる言葉で話すのがコミュニケーションで大事だということですね。
僕は元々「難しい言葉を使いたがる」タイプの人でしたが、今はすっかり変わりました。
失敗!難しい専門用語では人に伝わらない
僕自身、仕事の関係上、WEB関係の専門用語を使うことがあります。
それを、全くその手の仕事をしていない人と話す時に、ついついそのまま難しい専門用語を交えて話してしまうことがあります。
あくまで僕の場合はですが、「なぜそんなに小難しい専門用語を使うのか?」というと、たぶんこういう理由です。
- 難しい言葉を使うと尊敬されそうだから
- 難しい言葉を使ったほうが仕事が出来ると思うから
- 難しい言葉を使うと偉くなって気持ちになれるから
心理学では、コンプレックスの裏返しによる防衛機制については「知性化」と言われています。
知的であることが望ましいと考え、特に自分に自信がない人がアピールするために難しい言葉を使う傾向がある。それも知性化の一つだと思われます。
では僕の場合はというと、まさにそういう心の動きでした。
別に難しい言葉を使うことが悪いという意味ではありません。
「難しい言葉を使いたがる人」っていませんか?
心理学の専門家の方々が、難しい言葉を使って会話をする分には何の問題もないでしょう。
WEB関係の会社の中、皆さんが知ってる専門用語を使って打ち合わせするのも悪くないでしょう。
問題となるのは、日常コミュニケーションの中で、相手が明らかに知らないであろう専門用語など難しい言葉を使い、相手が理解できるかどうかお構いなしに、自分の満足のために、言葉を選んでしまうことではないでしょうか。
自信を持って簡単な言葉で相手に分かるように話すのがコミュニケーションの基本
自分に自信がない時のほうが、あえて難しい言葉を使っていました。
今は違います。
そんなアピールをする必用がなくなりました。
そもそも、どう評価されているかは相手が決めることであり、最終的に僕ではどうすることも出来ません。
どんな知識を持って、どんな話し方をしても、結局、僕のことをどう思うかは相手自身です。
ですので、どう思われているかは気にせず「ただただ、相手にとってどういう言葉を選べば伝わりやすいか」を考えればいいのではと思えるようになりました。
英語使う必要ある?いや、難しい言葉ではなく誰でもわかる言葉で
ネットのブログでも、会社の中でも、何だかあえて難しく言ってるの?って感じるくらい、英語を使う人いませんか?
最近だったら「ブラッシュアップ」とかね。
「よりよくする」「磨きをかける」「上達させる」
だいたいそういう意味です。
何も難しい言葉でもないのに、それをあえて英語を使うことで、賢くなった気になったり、仕事が出来る人になった気になったり出来ます。
でも、それが逆効果になることもよくあります。
特に、相手がその英語を知らなかった場合。聞いた言葉ない英語が会話に出てきたら、一旦頭の中が小休止状態になることもあります。
話が頭の中に入ってこなくなるんですね。
それではどんな話をしていてもうまく伝えることが出来ません。
英語を絶対使わないほうがいいという意味ではなく、あえて英語を使わなくても日本語のほうが伝わりやすいなら、日本語でコミュニケーションをとりましょう。
いかに相手に伝わる言葉で話せるか?
結論としては、相手に分かる言葉で話しましょうということです。
「大工と話すときは、大工の言葉を使え」
まさにこれです。
もちろん、相手の年齢、性別、職業などに応じて話す言葉を変えるでもいいのですが、そこまで深く考えなくても、小学生や中学生でも分かるような話し方を心がけるでもいいでしょう。
もし、誰かが自分に向けって、小難しい専門用語を並べて話をしてきても、別にそれを否定する必要はありません。
正直に「ごめんなさい、その言葉の意味は?」と質問すればいいんです。
たかがちょっと難しい言葉を知らなかったくらいで、自信をなくす必用もありませんし、そんな言葉知らなくても何の問題はないと思っておけばいいんです。
でも「その専門用語を知ってるけど使わない」のか、「知らなくて使わない」のでは違います。
知ってるけど、あえて使わない。
そうすれば、さらに自分自身に自信を持てるようになるのではないでしょうか。
相手が理解しやすい言葉を使える人は、コミュニケーション力が高い気がします。
相手が理解できるかどうかを考えましょう。
自分が使いたい言葉を使いたくもなるかもしれませんが、優しい(易しい)言葉を心がけてみましょう。それで「伝える力」はワンランクアップでしょう。
コミュ力おばけの話し方&伝え方
コミュ力おばけになるには、話し方も伝え方も上手くなりたいところです。
上手くなるとはどういうことか?漠然としてては何をどうしていいか分からないですよね。
これは「コミュ力おばけの作り方」でも書いていますが、「具体的な行動案」がないと、取り掛かることも出来ません。
では、話し方や伝え方ではどういうことに心がければいいのか、案を出しておきます。
「聞き上手は話し上手」と言われます。なぜでしょうか?
理由は色んな意見があると思いますが、私はこう思います。
話を聞かないことには、相手が何に興味があるか、何をしたいか、何を望んでいるか、こういったことが何も分かりません。
話し上手な人は、自分のことばかり話さずに、相手の話を引き出すことによって、どんな話題にすれば、お互いが楽しい時間を過ごせるかを知るからです。
自分のことばかり話す人は、相手のことを理解しようとしてないわけです。
当然、聞き上手な人のほうが、相手のことを知った上で話すので、話し上手だと思われるわけです。
コミュニケーションで大事なこと、それは共有と共感です。モテる人は自然とこれをやってます。そのためは、相手の話を聴く必要があります。話しを聞かずに共感も共有もありません。まずはそこからです。
もちろん、時と場合によっては、自分から先に話すことも大事になるかもしれませんが、共通点を探す、相違点を探す、いずれにしても、質問力、聴く力、話す力の総合力が必要になってきます。
伝わる話し方、しゃべりを鍛えるにはトレーニングが必要です。ほとんど人と話さない人が、気付いたら、話す達人になることはまずありえません。
いくら本や動画で話し方を学んでも、それを人を相手に実践しないことには、トレーニングにはなりません。つまり鍛える場所が必要なんです。
人と会って話すのが難しい場合は、オンラインの会でもいいでしょう。そこで話すことで、話す力、伝える力を見につけていくのもいいでしょう。