今日はコミュニケーションの語源についてのお話です。
そんなこと知って何になるって?まあそう言わずにお付き合い下さいね♪
- コミュニケーションの語源は「communis(コミュニス)」
- コミュニケーションスキルを高めるために質問する
- 会う回数を増やすと単純接触効果で親密度が高くなる
- 言語も非言語も大切なのがコミュニケーション
- 相違点から会話が広がることもあるので、共通点も相違点でも結局は大事
コミュニケーション力を上げる方法?
コミュニケーションが気になるあなたは続きをぜひ♪
コミュニケーションとは?コミュニケーションの本質とは?コミュニケーションの語源は?
そんなこと考えたことありますか?
若い頃は、そんなこと考えたことありませんでした。
目次
コミュニケーションの語源とは?
コミュニケーションの語源はラテン語の「communis(コミュニス)」であり、「共通の」「共有の」といった意味です。(諸説あります)
「co」がついていますので、「共」というイメージでいいでしょう。
そう考えると、コミュニケーションとは、2人以上の人が「時間を共有する」「共通の話題で会話する」「感情を共感しあう」といったことも含まれると言えるでしょう。
コミュニケーションは、決して一方的なものではありません。
誰かが前でスピーチをし、それを聴衆が聞く
これはコミュニケーションではありません。
対人関係がうまくいかない人の特徴として、この「コミュニケーションの本質」を理解していないことが多いと感じられます。
コミュニケーションは共通点を見つけ同じ時間を共有し感情に共感する
コミュニケーションがうまくいくかどうかは、参加しているメンバーの心持ち次第です。
まずは、自分がコミュニケーションに自信を持つことが大切です。
人見知りする原因も様々ですが、その一つが「自信のなさ」です。
自分はどう思われるだろうか?
他人からどう映るだろうか?
そこに自信がないと、自分の言葉に自信を持てません。
人見知りのことはまた別のページで詳しく書きますが、要するに、コミュニケーションを自信をつけるために、「共通点・共有・共感」について知っておきましょうということです。
人見知りを治す方法【克服方法1つのステップ】
共通点と親密さは比例する傾向にある
学校やバイトや職場での初めての日。
自己紹介をすることも多いでしょう。
名前と出身地や趣味などを自分の言葉で述べていきます。
その時に、自分と同じ出身地の人がいたら?同じ趣味の人がいたら?
親近感が沸きますよね。
でもそれは偶然です。
自己紹介の場所で、偶然に共通点が見つかったということです。
コミュニケーションスキルを高めるためには、意識的に共通点を見つけ、新密度を高めていきます。
どうするか?
「質問」するんです。
何でもいいから手当たり次第に「質問」すればいいとうものではありません。
「質問の仕方」だけで一冊の本が出来るくらい大切なことですので、ここは別のページでまとめます。
「質問する」⇒「共通点を見つける」
よく「気が合う」というのは、物事だけではなく、「会話のペース」や「生活習慣」や「価値観」に共通点が多い傾向にあります。
同じ時間を共有することでコミュニケーションも弾む
共通点を見つける機会を増やすには、会う回数を増やす必要があります。
そして、会う回数が増えることで、お互いに好印象を持つ可能性が高くなります。
これは「単純接触効果」と呼ばれているものです。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱したとして「ザイアンス効果」とも呼ばれています。
ザイアンスが1968年にまとめた論文が有名です。
同じ時間を共有するだけでもコミュニケーションがとりやすくなり、さらに「質問する」機会も増えますので共通点を見つけ出しやすい。
ということは、いかに共有する時間を増やすか?
これは、コミュニケーションにおいても重要なポイントです。
共感がコミュニケーションに必要な理由
以前にアクティブリスニングについて書きました。
友達同士のコミュニケーション、会社やバイトでの上司部下のコミュニケーションなど、場面が様々ですので、カウンセリングではないコミュニケーションの場合、いつでもアクティブリスニングがベストとは言えませんが、共感しようとする気持ちは大切です。
共感の対義語は「反感」です。
- 共感は、他人の主張や意見や行動、感情に同感すること
- 反感は、他人の主張や意見や行動、感情に反抗、反発すること
「いやいや、コミュニケーションで「反感」を持って接しようとする人なんている?」
と思うかもしれませんが、案外多いんです。自分の周りにいる人達のことをよく思い出してみて下さい。
恐らく本人は悪気があるわけではないのでしょう。
こちらが何か意見を言うと、間髪入れずに否定してくる人。目上の人に多いでしょう。
相手の言葉や行動に最初から否定していると、コミュニケーションも難しくなります。
もちろん、何でも相手に合わせる必要はありません。
一旦、話しを聴いて共感し、自分の意見が違うようでしたら、相手の意見も分かるけど自分はこう思うと伝えればいいだけです。
時々いるんです、こちらが話している途中から「首を傾けたり、横に振ったりしながら聴いている人」。
当然、こちらが話し終わったら反論が始まります。
そんな人と話しをしてて面白いですか?また会いたいと思いますか?
コミュニケーションで大切な「共」の一つが「共感するクセ」をつけることです。
コミュニケーションは言語と非言語の両方が重要
非言語のコミュニケーションのことを「非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション<NVC>)」と言いますが、コミュニケーションにおいて、実は非言語な部分がとても大事です。
言語以外のコミュニケーション、つまり「声の高さ、スピード」「表情」「行動」などが含まれます。
詳しくは別のページでまとめますが、コミュニケーションにおいて、言語の面でも「共通点」は重要ですが、非言語の面でも「共通や共感」はとても重要です。
相手の話しを「うなづきながら聴く」というのも、非言語コミュニケーションの大切なポイントです。
「無表情で微動だにせず聴く」のと「頷きながら自分の感情にあわせて表情を作って聴く」のでは、話す側の感情も全く異なってきます。
ここでは詳しく述べませんが、コミュニケーションでは、非言語コミュニケーションも意識することが大切だということを覚えておきましょう。
あえて共通点を探す時間を作る
私が今まで参加した心理学やビジネスセミナーの中で、「隣の人と一組になって、共通点を探すゲーム」というのが行われたケースもあります。
あえて共通点を探す時間を作るんです。
何でもいいんです。
共通点が見つかったのが偶然であれ、意識して見つけたのであれ、共通点は安心感に繋がります。
人はみんなそれぞれ違います。見た目も価値観も違います。
だからこそ、人に対して不安を抱くのでしょう。
まずは、コミュニケーションの基本として、質問を駆使しながら共通点を見つけましょう。
相違点から話しの幅が広がることもある
共通点を見つけることで、距離を近くに感じたり、親密さがますこともよくあります。
では相違点はないほうがいいかというと、それも違います。相違点について興味を持ち、質問することで、さらに親密度は増していくことでしょう。
つまり、共通点であれ相違点であれ、それは会話をしていく中で見つかっていくものです。
共通点が見つかれば、そこから共通の話題で楽しめばいいですし、相違点が見つかれば、そこを質問して相手のことを知ろうとすることもいいでしょう。
結論としては、共通点であれ相違点であれ、それよりも、相手に興味を持つことが大切だということです。
コミュ力おばけに必要な会話術とは?
コミュニケーションで大切なことが「共」にすること。それを言いたかったんです。
そうすると、コミュ力おばけになるには、何をすればいいか?
「共」を意識した会話のキャッチボールが大切になります。
共通点を探すにはまず質問力が必要です。
ただ、何でもかんでも質問すればいいということではなく、初対面であれば最初は当たり障りのないところからの質問がいいでしょう。深い質問をするのは、もう少し先でいいと思います。
共通点を見つけたり、話題や感情を共有するには、やはり相手に話してもらわないことには始まりません。いかに話しやすい雰囲気を作れるかが大事になってきます。
そもそも、コミュニケーションおいて、偉そうにしないことはとても大切なことです。偉そうな言動では、相手が話しにくくなってしまうかもしれません。丁寧に接することを心がけましょう。
コミュニケーション能力の鍛え方は、本を読めばいいということではなく、講座やセミナーを受ければいいということでもありません。自分の言葉話したり、上手くいったり失敗したりをしながら、鍛えることが出来るんです。最初は緊張もすると思いますが、会話をする機会を増やしながら、共通点を探したり、気持ちを共有する習慣をつけていきましょう。