結論です。
「否定も反論もアドバイスもせずに「最後まで」話を聴く」
とにかく、これだけ。
これだけを意識して、今日も明日も明後日も、誰かの話を聴く時に心がけて下さい。
出来るなら、この言葉を口癖にしてしまって下さい。
今日はそんなお話です。
難しく考えることはありません。
まずは、「最後まで聴く」だけでいきましょう。それだけでモテる度は変わります。
目次
聴く力の本を全部行動に移すなんて無理
聞く力、傾聴をテーマにした本もたくさん出ています。
私も何冊も読んだことがありますが、まあ、だいたい同じようなことが書かれています。
書いている人は違いますが、内容はそう大きく変わらないと思います。
決して、そういう本が悪いとか言うつもりはないですし、きっと、どの本も役に立つことが書かれているんだとは思います。
ただ、いきなり1冊の本の中に書かれていることを、全て頭に入れることは難しいですし、まして、書かれていることをすべて行動に変えるなんて不可能だと思います。
書かれていることが多すぎて、結局、自分はどれを行動に移せばいいかが分からない。
することが明確でないと、行動に移せないまま、日が経ってしまい、忘れてしまう。そんなことは珍しくないと思います。
考えてみると当然なんです。
毎日忙しくしてるんです。その中で、新しい行動を取り入れるのは簡単なことではありませんからね。
それは、聴く力の本じゃなくても、コミュニケーションに関する本や動画やセミナーなど、全般に言えることと思います。
もし、皆さんの中で、コミュニケーションの本、対人関係のストレスの本、何でもいいのですが、自分が変わろうと思って、何らかの本を買ったことがある人は、ちょっとその本のことを思い出して下さい。
読んだ本で行動は変わりましたか?
もし、近くに本棚があるなら、その中から一冊、手に取ってみて下さい。
では質問です。
1:その本を読む前と読んだ後、あなたの何が変わりましたか?
2:その本を読んだことで、日々の行動の何が変わりましたか?
僕の本棚には、心理学の本やコミュニケーション関連の本が何十冊とありますが、その中には似たような本が何冊もあります。
本棚の中の本のほとんどは、内容も覚えていません。何も行動は変わっていません。
なぜ、行動が変わらないのかというと、色々と原因はありますが、その内の一つは「目標が明確ではない、つまり、行動が明確ではない」ということがあります。
コミュ力を上げるという漠然とした目標ではなく、もっと具体的な目標が必要なんです。
例えば「聴く力をつけたい」という目標を持ったとします。
「そもそも聴く力って何?」っていう話です。
「何を持って聴く力がある人というのでしょうか?」
もし、この質問を皆さんに投げかけると、たくさん答えが返ってくると思います。
「どうすれば聴く力が身につくか?」
もう答えは出てるんです。聴く力の本や傾聴の本を読めば出てますよ。
じゃあ、その手の本を読んだ方は、みんな聴く力が身についたのか?というとそうとも言えないんです。
なぜか?
情報が多すぎて行動に移せない
情報が多すぎるからです。
することが多すぎます。
私が以前に読んだ本の中には、「こんな聞き方はやめましょう」という内容で、10個以上載っていました。
まずその10個を覚えるのが大変です。
だから、もうその時点で挫折してしまいがちなんです。
実際の本には、「こんな聞き方はやめましょう」以外にもいろんなことが書かれているわけです。
読み終わった後に、どう行動していいかわからない。
だから、何も行動しない。
読んだ気になって終わり、ってわけです。
聴く力をつけるなら最初は簡単なことから
ですので、「聴く力」をつけたいって人には、まずはこの1文だけをおすすめします。
まずはこれだけでいいんです。
聴く時に心がけたいことは他にもありますが、まずはこれだけです。
でもね、これだけでも十分聞き上手ですよ。
これをすぐに始めてみて下さい。
この1文だけなら暗記するのも簡単でしょうから、ぜひ口癖にして下さい。
毎日、何度もつぶやいて下さい。
そして、誰かの話を聴く時に、実践して下さい。
これで「聞き上手」誕生です。
心理学がどうのとか、脳科学がどうとか、過去の研究がどうとか、もうそんなことどうでもいいんです。
聴いて欲しいのはどちらの人?
皆さんが考えてみて下さい。
あなたが誰かに自分の話をする時。
- 話してる途中に否定してくる
- 話してる途中に反論してくる
- 話してる途中にアドバイスしてくる
↑こんな聞き方をする人に自分のことを話したいですか?
・否定も反論もアドバイスもせずに「最後まで」話を聴いてくれる
↑どっちの人に話を聞いて欲しいですか?
シンプルに考えましょうね。
最後に、一点だけ大切なことをお伝えしておきます。
とにかく最後まで話を聴く!
「最後まで」という点は重要なポイントです。
これは「まず最後まで聴きましょう」という意味です。
否定も反論もアドバイスも、絶対にダメというわけではありません。
- 否定しないといけない話をもあるでしょう
- 自分の意見を言うべき時もあるでしょう
- アドバイスを求められることもあるでしょう
ですので、絶対、否定も反論もアドバイスがダメと言っているのではなく、まずは「最後まで」話を聴きましょう、ということです。
話を最後まで聞いたうえで、何を言うかは判断すればいいんです。
今回は以上です。
難しく考えずに、まずはこれから。
自信を持ってください。
この聞き方が出来てる人は、そういませんから。
コミュ力おばけのモテる聴く力の関連ページ
コミュ力おばけになるには、聴く力はとても大切です。
自分のことばかり話す人、相手の話を平気で遮って自分の話にすり替える人。そんな人はいくらでもいます。
コミュニケーション力を高めたいと思うなら、そうならないように、行動をする必要があります。
最後まで人の話しを聴ける人になりましょうね。
ただ、自分ばかり人の話しを聴いてばかりで、誰にも自分の話を聴いてもらえない。そうなってくると、「誰か話を聴いて欲しい!」って思うようになるかもしれません。
誰が相手でも、どんな時でも、話を聴けば聴くほどいいなんてことはありません。
話くも聴くし、自分の話もするし、そんな関係の友達や仲間を見つけることも大切です。
まずはオンラインからでもいいので、話せる場所を見つけましょう。コミュニケーションの練習が出来る場所、鍛える場所を作りましょう。
オンラインの会に参加するでもいいですし、リアルな場所で会うようなイベントでも構いません。
そういう場所に参加して、コミュニケーションの練習をしていくんです。
今回でしたら、聴く力でしたね。
「最後まで話を聴く」
それだけを目標にして、いろんな人から話しを聴くようにします。
相手が自分から話してくれる人なら、じっくり話を聴く。
あまり話さない人なら、質問して話題を引き出す。
質問して話を聴く。そして、自分も話す。
それを繰り返していくと、自然とコミュ力おばけに近づいていくことと思います。
何でも言いますが、コミュ力の本を読んだだけでは何も変わりませんから。
行動に移しましょう。
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コミュニケーション力を鍛える場所についてです。
一つではなく、二つ、三つ。
少し緊張するけど、コミュ力を鍛えることが出来る場所を持っておきたいところです。
話題を増やすには、経験を増やすのもおすすめです。
毎日同じ生活を繰り返していては、話題も豊富になりません。
趣味を持つでもいいですし、趣味のイベントに参加するのもいいでしょうね。
コミュニケーションをとる機会を増やしたいところですね。
質問力を鍛えるには、質問ノートをおすすめしています。
一人で出来るなら、まずは自宅で、質問ノートを作っていきましょう。
もちろん、それも使っていかないと意味がありません。質問ノートを作り、それを実際の会話の中で使ってみましょう。
話し方やしゃべりを鍛える場所も自分で見つけましょう。やはりおすすめはオンラインの会ですね。読書会でもお話し会でもいいです。
いきなり知らない人と話すのは苦手という人は、私のオンラインのマンツーマンコーチングを受けていただくのもおすすめです。
とにかく練習です。経験です。
あがり症の克服も、やはりトレーニングは必要です。
1日で克服出来たら理想ですが、まず無理でしょうね。
コミュ障だと自分で思っている人もいますが、実際話をしてみると、すごく気さくで話すのも聴くのも上手い人がいます。
思い込みな部分が大きいと思います。
そんな時は、身を置く環境が大切になってきますよ。