- 初対面で仲良くなるための質問
- 初対面では失礼にならない質問を選ぶ
- 相手を知りたい質問と相手が話したいことは違うことがある
- 初対面の印象は効く会話術
初対面は質問で印象を良くできる?
初対面で好印象を得るための質問、まずは最後までどうぞ
いろんな場面で初対面の人と接する機会があります。
小学生や中学生なら、入園、入学、クラス替え。高校生になるとアルバイトでの面接や先輩後輩。社会に出ると就職や転職の面接、入社してからの上司や部下や同僚。プライベートではコンパやサークル、セミナーなど。
最近は、フリーランスで在宅で仕事している人も増えていますから、あえて初対面の人と接する機会を設けなくても生きていける時代です。
それでも、人が好きだけど、人見知りしてしまうから、億劫になってしまう。
すぐ誰とでも仲良くなれる人が羨ましいと思うなら、ちょっとしたヒントになりそうなこと。
それが「初対面ですぐ仲良くなるための質問3選」です。
ヒントは「共通点探し」です。
共通点を探すことで、一気に距離が近づくことがありますので、今回は共通点探しについて書いていますが、本当に質問力がある人は、相違点にも目を向けます。詳しくはこちらにまとめています。
目次
初対面の人と会話を始める前の心構え
初対面の人と話す時は、人見知りする人しない人にかかわらず、少なからず緊張はするでしょう。
それは誰でも一緒です。
年を重ねて人見知りしなくなったと思っていても、やっぱり相手によっては緊張してしまいます。
まずは、初対面の人と会う前に、思い込みを極力減らすことも大切です。
仲良くなるのが怖いという思い込み
過去の経験から、人と仲良くなるのが怖いという思い込みを持っている人もいます。
傷つけられるのが怖い、嫌な思いをしてしまうのではないかという怖さだったりですね。
過去を変えることは出来ませんが、嫌な思いをしてしまうと、先に進むのが怖いという気持ちも分かります。
そういう時はすぐに仲良くなろうとする必用はないと思います。最初は適度な距離感を持ちながらでもいいでしょうね。
無理せずゆっくりでも全然いいと思います。
仲良くなる、打ち解けるのに時間がかかるという思い込み
相手によって、どのくらいの期間で仲良くなれるか、打ち解けることができるか、それは大きく違います。
学生の頃、会ったその日から親友のように親しくなることもあれば、大人になってから出合った人とは1年以上お互いを敬遠してたのに、ちょっとしたきっかけでそこから仲良くなることもあります。仲良くなるのに早いほうがいいとか遅いほうがいいとかもありません。
つまり、仲良くなるのにどのくらいの期間がかかるかなんて誰にも分かりません。それに、何年経っても仲良くなれることなく疎遠になっていくこともよくあることです。
考えすぎないほうがいいでしょうね。
微笑が初対面の人との距離を縮める
初対面の人と仲良くなろうと思うなら、まずは表情から考えて見ましょう。
緊張している時は、表情も緊張しがちです。こわばっている表情ですね。
相手が緊張した表情をしているとこちらも緊張してきます。
逆に相手が余裕の微笑みを浮かべていると、こちらも少し落ち着いたりした経験はありませんか?
人は目の前の人に影響を受けがちです。それは表情も行動もそうです。
まずは自分が微笑むことから。露骨な笑顔を作る必要はありませんが、口角を少しあげた表情を心がけてみましょう。
もし、相手がムスってした表情しているのと、口角をあげた微笑むをしているのとでは、どちらが話しかけやすいですか?親しみやすいですか?
難しいことはありません。ただ口角をあげるだけでいいんです。
仲良くなるための心理学
心理学を学ぶものとして思うことは、心理学を学んでる人だからといって、社交的な人ばかりではないということ。
むしろ話しかけにくいなと感じる人もたくさんいます。
僕が思うのは、恐らく心理学を学んで頭では分かっているけど、実践に移すことが難しいのか性格なのか、そもそも人と仲良くなりたいという思いがないのか。
ただ単に初対面の人と仲良くなりたいというのなら、別に心理学を学ばなくても、ここで書いていることを実践してみるだけでもうまくいくかもしれません。
初対面ですぐに仲良くなるには共通点探しから
では、初対面ですぐに仲良くなるにはどうすればいいか?
人見知り克服方法のページにも書きましたが、その中でも、今回は「共通点探しの質問」に焦点を当ててみましょう。
コミュニケーションの語源は「communis」とも言われており、「共通の」という意味です。
コミュニケーションを考えるなら、いかに共通点を見つけるかが大切になります。
会社に入って、地元が同じと分かった途端、急に親しくなったという経験ありませんか?
ただ、地元が一緒というだけで、共通の話題がたくさん見つかりそうで、ちょっと安心したりしませんか?
そもそも、なぜ人見知りしたり、初対面の人に会う前に緊張してしまうのか?
見知らぬ人やものに不安を覚える傾向がある
どんな時に人は不安を感じるか?
「全く未知の人や物や場所」ではないでしょうか?
- 全く知らない場所で、全く知らない人に会う場合
- 知ってる場所で、全く知らない人に会う場合
- 知ってる場所で、知ってる人に会う場合
当然3番目は気楽なものです。その対極にあるのが未知な場所で未知な人に会う状況です。
相手がどういう行動するか、どういうことを言うかが分からないわけですから、不安になるのも当然です。
初対面の人と会う場合は、1番目なことが多いわけです。
そこから、どうやって初対面に人と仲良くなるかは、やっぱり共通点を探すことが近道です。
きっかけとなる言葉は何でもいいですが、頭の中に、こういった質問を仕込んでおきましょう。
会話の流れでこういう質問をしてみることで、共通点が見つかったりしながら、仲良くなれる可能性が高くなります。
初対面ですぐに仲良くなる共通点探しの質問3つ
では「共通点探しのための質問3つ」を紹介していきます。
ポイントは「相手が話したいだろうことの共通点を探す」ということです。
よく考えてください。共通点というからには、こちらの状況も関係してきます。
「どちらから来られてるんですか?」という質問を投げてみると「北海道です」と返って来ました。
さあどうしましょう。自分も北海道に住んでたことがある、北海道で働いてた、北海道によく旅行に行く、北海道が好きでよく北海道のことを調べている。それなら共通点発見です。
しかし、全く縁も縁もない場合、共通点もない場合は、それ以上話を膨らませることは難しいですよね。
ですので、いくつか質問を用意しておくのですが、まずはこの3つを覚えておきましょう。
【共通点探しの質問-1】ここに来たきっかけを質問する
「きっかけ」は話題づくり、共通点探しには持って来いです。
「なぜ」という質問の仕方ではなく「きっかけ」を聞くほうが柔らかい印象があります。「なぜ」という言葉を立て続けに質問されると尋問されてる気になることもありますので。
コツとしては、ピンポイントで質問しないということです。これは全般言えます。
例えば、セミナーで一緒になった初対面の人にこういう質問をしてみましょう。
「何がきっかけでこのセミナー受けようと思ったんですか?」
バイト先で初対面の人と会ったなら「何がきっかけでここでバイトしようと思ったんですか?」
面接官みたいですが、それでいいんです。
その答えによっては、その人のしようとしてることが分かったり、価値観が見えてくることもあります。
そしてその中で共通点が見つかるかもしれません。
一言の質問で共通点を見つけようとする必要はありません。
まずはいろんな「きっかけ」を質問してみましょう。
【共通点探しの質問-2】休みの日について質問する
あえて趣味は何ですか?と聞かなくても、趣味が分かることもありますし、家族構成も分かる場合もあります。
共通点探しの質問で気をつけたいのが、相手が気を悪くするような質問をしないことです。
30代や40代くらいの女性に対して、いきなり家族構成を聞くのは好ましくありません。
もしかしたら独身かもしれませんし、離婚したばかりかもしれませんし、いろんな事情で家族について話したくない人もいるでしょう。
ですので、「休みの日って何してるんですか?」って質問すると、相手のことがたくさん分かります。
- 「ほとんど寝てる」
- 「仕事が忙しくて休みがない」
- 「家族で買物」
- 「趣味の活動」
いろんな回答があるでしょうけど、それについてまた深く質問をしていくと、共通点が見つかりやすくなります。
仕事についても、いきなり「何の仕事してるんですか?」と聴くと、これは僕も実際何度もあったんですが、「精神的にしんどくなって今は休職中です」という答えが返って来ました。
みんながみんな働いているわけではないですし、仕事のことを話したくない人もいますから、相手が仕事のことを話してもいいなと思ってそうなら話題にすればいいですし、そうでないならあえて触れなくてもいいかもしれません。
【共通点探しの質問-3】健康について質問する
中学生や高校生ならあまり健康の話題に興味はないかもしれませんが、それなら「筋トレ」や「部活でのスポーツ」でのことでもいいでしょう。
スポーツではないクラブ活動は、どういうクラブ活動かの質問をしていってもいいでしょうね。
いきなりの質問は避けたい話題
いきなりずけずけと質問をするのは失礼に当たることもあります。
例えば、外見的なこと、学歴のこと、家族のことなど。
もしかしたら、話したくないこともあるかもしれません。それをいきなり初対面で質問すると、不快な思いをされるかもしれません。
最初は浅い質問から始め、信頼関係が生まれてから、深い質問をするのがいいでしょう。



こういう自分だけの質問ノートを作っていくと、いざという時に、質問が浮かびやすくなりますよ。
それともう一つ。人見知りしがちな人におすすめのページも紹介しておきます。
こちらが人見知り克服セミナー(セッション)のページです。
人見知りというのは、初対面の人と話すのが苦手かと思います。いかに初対面の人と会話を楽しめるようになるか、そのポイントはやはり質問にあります。雑談力でも同様です。
何かと「聴く力」が取り上げられますが、もちろんコミュニケーションにおいて、話を聴くのは大事なんですが、初対面の人との会話術となると、まずは質問力を上げることから始めましょう。
最後はこちらです。
- 会話のネタが乏しい
- 人の話を聴くのが苦手
- 質問する勇気がない
- 人に興味が湧かないし関心もない
- 自分の話をするとどう思われるか心配
これは人見知りしたり、初対面で会話が続かない人の特徴ですので、この逆をいけばいいんです。すぐには無理ですが、日々の訓練で変わっていくはずですよ。
- 初対面の質問で大切なこと
- 初対面の質問で共通点が見つかることもありますが、なかなか共通点が見つからないことのほうが多いかもしれません。そんな時は相違点からでも話を盛り上げれるようになりたいところです。