美容室での雑談でのことですね。
ですので、子供の頃からすると、何十店舗の美容室や散髪屋に行きました。
その中でも、やっぱり美容師さんとの会話については、良かった思い出もあるし、嫌な思い出もあります。
色んな人の話しを聞いてると、美容室での雑談(会話)をストレスに感じてる人も多いようです。美容師さん、お客さん、それぞれどう過ごすのが良いんでしょうね?
私の考えはこうです。
そして、お客さん側がすごく気を使っているケースも多いんですよね。
- どうしたら話しかけられないかな?
- どうしたら静かに過ごせるかな?
- 美容師さんとの雑談が苦手
- そんなこと聞かないで欲しいってことを聞かれた
- 雑誌や本を持ち込もうかな
- 話しかけられたくないオーラをどうやって出そうかな
こんなこと考えるのってしんどいですよね。
結論としては、美容師さんには「質問力」よりも「傾聴力」が重要だなと思います。
記事の最後に、おまけとして「私が考える美容室でのコミュニケーション」を書きました。私の勝手な思いですが、ぜひご覧下さい。
では、スタートです。
目次
美容室は特別な空間
美容室って、他にはない、特別な空間ですよね。
初対面で、1対1で、それも数十分から数時間すぐ近くにいる。
そんな場面、美容室以外でなかなかないのではないでしょうか。
会話をするべきか、静かにしておくべきか。それは美容師さんもお客さんもどちらも考えることかもしれません。
どちらにとっても課題な気がします。
私が美容師なら基本は「会話なし(雑談なし)」からスタート
ここでいう会話(雑談)というのは、ヘアスタイルの要望とかは抜きにして、本当に雑談のことです。
私が美容師なら、基本は「会話なし(雑談なし)」でスタートします。
全くしないというわけではありませんが、基本的には「会話なし(雑談なし)」がベースです。
理由はこちらです。
- 話しかけられるストレスより、話しかけられないストレスのほうが少ない
- 隣の人に会話の内容を聞かれるかもしれない
- 質問されて嫌な気持ちになることがある
私は美容師ではありませんし、美容師さんにもそれぞれ考えがあるでしょうから、あくまで私の勝手な考えですからね。
美容師さんからしたら、そんなの無理って思うかもしれませんが、勝手に書いておきます。
話しかけられるストレスより、話しかけられないストレスのほうが少ない
これは、美容院じゃなくても、プライベートでも会社でも同じだと思います。
雑談が好きな人もいますし、雑談をしたいけど苦手な人もしますし、雑談をしたくない人もいます。
美容室で、雑談がなければ沈黙ですが、美容師さんはカットしたりスタイリングしたり、するべきことがあります。
お客さんは寝るでも雑誌を読むでも何でも出来ます。
ですので、沈黙の時間も別に不自然ではありません。
ということで、「話しかけられないストレス」なんてまずないと思うんです。あったとしても、そう強くないと思います。
逆に「話したくもないのに、話しかけられるストレス」はかなり強いこともあると思います。
ですので、基本は「美容師さんからは話しかけない」というスタンスがいいと思うんです。
隣の人に会話の内容を聞かれるかもしれない
普段は、雑談が好きな人でも、美容室での雑談は嫌という人もいます。
その理由は、隣の人に会話の内容が聴こえるから、ということもあります。
美容師さんとプライベートな話をしてて、気付いたら隣に知っている人が座ってるかもしれません。
それはそれは気まずいです。会話の内容にもよりますけどね。
個室ならまだしも、隣の席に聴こえるような会話は避けたいと思う人も少なくないことでしょう。
質問されて嫌な気持ちになることがある
これは私がコミュ力コーチだから特にそう思うのかもしれません。
私はコミュ力の中で、特に質問力について重要視していますが、逆に、質問が人に嫌な思いをさせたり、不快な気持ちにさせることもあると思います。
美容室でなくてもそうですが、「その質問されたくない」と思った経験はありませんか?
私はそういう質問をされたこともありますし、逆にしてしまったこともあります。
日常生活の中の、家族や友達や会社の人との会話であれば、その後のフォローも出来るかもしれません。
しかし、美容室の場合は、苦手な質問をされたら、そこから後の時間、モヤモヤした気持ちが残るかもしれません。
こういった理由から、基本は会話なしでいいのではないかなと思うんです。
嫌な思いをするかもしれないのに、あえて無理矢理会話をする必要性を感じないんです。
もちろん、お客さん側から話をしていただいたら、楽しく会話が出来ればいいですけどね。
おまけ:私が考える美容室でのコミュニケーション
最近は、予約時などでカウンセリングを行い、「話をしたいか静かに過ごしたいか」を事前に把握する美容室もあるそうですね。
きっと美容院さんも試行錯誤されてるんでしょう。
別に楽しい会話は別に求めていません。
ただ、過去に美容室で「楽しい会話だったな」と思うことは何度もありました。会話が弾んで楽しかったから、また行こうと思ったこともありました。
私の知り合いでも、カウンセリングのように優しく話を聞いてくれる美容師さんがいて、いつもそこに行ってるという人もいます。
結局は、人それぞれなんです。
「静かに過ごしたいお客さん」に、美容師さんが質問ばかりしてたら、そりゃ不快な思いをさせてしまうでしょう。
では、「会話を楽しみたいお客さん」なら、質問しても大丈夫かというと、それも相性の問題があります。それに、タイミングもあるでしょう。日によっても違うと思います。
つまり、話しかけたり、質問したりすると「嫌な思いをさせてしまう可能性はある」ということです。
それなら、まずは基本となるのは「会話なし(雑談なし)」がいいのではないかと、私は思うんです。
別に、会話は一切なしがベストと言っているわけではありません。
ベースとなる考えということです。
あくまでお客さんが、満足してくれたら、それが理想です。
「話したくない人が、会話もなく不満もなく、喜んで帰ってもらえた」
「話したい人が、楽しく雑談できた」
どちらも理想です。
いかにマッチするかがポイントでしょうね。
会話力の前に話しかけやすさ
私は自分から美容師さんに話しかけることもありますし、話しかけないこともあります。
どういう時に話しかけるかというと、それは「話しかけても大丈夫、話しかけてみたいと思った時」ですね。
それは「声のトーン、声のかけかた、微笑み、仕草、雰囲気、姿勢」などが影響します。
ムスっとした感じで、低いトーンで、愛想のない人がたまにいますが、そういう人には、特に自分から話しかけません。
私がもし知り合いの美容師さんから、「お客さんとの会話についてどう思いますか?」と聞かれたら、こう答えます。
あくまで私ならという前提です。それと、お客さんからの要望を聞くのはまた別です。ここでは雑談についてですからね。
- 基本となるのは「会話なし(雑談なし)」
- 美容師さんに必要なのは質問力や話す力より傾聴力
- 傾聴力には、話を聴く力だけでなく聴いてくれそうに見せる力も含む
質問力より傾聴力かと思います。
まずはこれがベースです。
もちろん、美容師さん自身が話すのが苦手で雑談はしたくない。というのであれば、全くする必要もないと思います。
お客さんが求めているヘタスタイルを実現できれば、それでいいと思います。
コミュニケーションには何かと不満やストレスがついてまわります。
お客さんが何を望んでいて、何を望んでいないのか?
それは考え続けないといけない課題ですね。
あ、そうそう、一つ書き忘れてました。
「相手の話しを聴きたいなら、まずは自分の話をする」という考え方があります。自己開示とも言います。
自分が知らない人のことは、恐怖という不安を覚えることがある、ということなんです。
だって、自分のことは全然話さずに、質問ばかりされたら怖かったりしませんか?これはプライベートでもよくあることです。
美容師さんが、自分のことは話さずに、お客さんに質問ばかりするのは、ちょっと怖いと思われる可能性があります。
ですので、「先に美容師さんのことを何らかの方法で知ってもらう」というのもありだと思います。
美容師さんのプロフィールを壁に貼っておくとかね。美容師歴、趣味、その他。もし、お客さんがそのプロフィールを見て、気になるようでしたら話しかけてくれるでしょう。
あくまで会話のきっかけは、お客さんから。そのために、美容室側は、どうすれば「お客さんからスタッフに話しかけてもらえるか」を考えてみる。
そんなやり方をしてるところあるかもしれませんね。
本日は以上です。
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今後増えていく予定ですので、良かったら参考にしてみて下さいね。
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あがり症克服講座。
それではまた。
コミュ力コーチ、ハラサトシでした。