学校の音読で緊張して声が震えます。国語の現代文の長文が辛い。

学校の音読で緊張して声が震えます。国語の現代文の長文が辛い。

学校の授業、特に国語の現代文で読まされることが多いのですが、音読で声震えることがあります。本読みで声が震えない方法はありますか?いつからか分かりませんが、緊張して声が震えることが増えました。声の震えがバレるかもと思うと余計に震えます。止め方があれば教えて欲しいです。色々とネットで調べて試していますが、どうも上手くいきません。

10代学生さんからのご相談です。

お悩み相談に回答します。

学校の音読で声が震える方向け「本読みで声が震えない方法」

国語の授業の時間とかに、みんなの前で本読みすることって今もあるみたいですね。

現代文でしたら、「どこからどこまでを読んで下さい」と順番に当てられたり。

音読に限らず、教室の前に出てスピーチするとか自己紹介するとかって緊張しますよね。

今回は、音読に限った内容ですが、参考にしていただけたらと思います。

緊張で声が震える理由は「想像」

学校で本読みをする時に緊張して、声が震えるとのことですが、一つ質問です。

家で一人しかいない部屋で、本読みをする時に、緊張しますか?声は震えますか?

恐らく、緊張もしないし、声は震えないと思います。

つまり、一人で本読みをしても緊張しないし声は震えないのではないでしょうか。

でも、学校の教室で本読みをすると、緊張して声が震える。

この違いは何でしょうか?

一言で言えば、それは「想像」です。

一人で本読みの練習をしている時は、本読みに没頭していると思います。

ところが、みんなの前で本読みしている時は違います。

それが「想像」です。

例えばこういうものです。

  • みんなはどんな目で私を見てるんだろう
  • 私が失敗したら笑われるかな
  • みんなはなぜ緊張しないんだろう
  • 私の読み方は間違っていないかな

他にもあると思います。

この想像が緊張の元であり、声が震える根源だと考えます。

ですので、この想像をやめればいいんです。というアドバイスは多いです。

  • どう思われても気にしないでおきましょう
  • 誰もあなたの発表は聞いてないですよ
  • 失敗しても明日になったら誰も覚えていないですよ

ところがこれが難しいんです。

「想像をやめる」というのは思いのほか難しいと思います。なぜなら、それは思考のクセのようなものだからです。

ではどうするか?

「どう思われているか気になる、それをやめましょう」、ではななく。

「別のことに意識を向けましょう」という方法です。

いくつか考えられますが、そのうちの一つをご紹介します。

それが「息継ぎに意識を向けましょう」という方法です。

人前で話す時に緊張で息が続かない!苦しくなる息継ぎ対策」のページで書いているので後で読んで下さいね。

これは、心理学的にとか科学的にとか、そういった何らかの難しい根拠がある方法ではありません。

極度のあがり症だった僕が、今までに試したことのある方法の一つで、上手くいった経験がある方法です。

音読の声が震える対策「息継ぎ」

やり方は簡単です。

もし、今後音読をする部分が決まっているなら、その文章に、息継ぎをする場所にチェックを入れておきます。

小さな小さな点といった目印で構いません。

文章を読み、息継ぎの箇所で鼻か口から息を吸い、また文章を読む。

当たり前にいつもしていることなんですが、それを意識的にするということです。

あらかじめ、どこで息継ぎをするかを決めておくわけです。

今、手元に本があるなら、ぜひやってみて下さい。

どこで区切るか、どこで息継ぎをするかを意識しながら、他のことを考えることはできますか?

きっと出来ないと思います。

色んな考え方がありますが、僕は「2つのことを同時に考えることは出来ない」と思っています。

そうであるなら、息継ぎのことを考えながら「どう思われているだろう」と考えることは出来ないと思います。

「どう思われているか気になる、それをやめましょう、ではなく、息継ぎする場所に意識を向けましょう」という方法です。

そうすることで、人前での緊張の根源である「どう思われているだろうといった想像」を避けることができる、というわけです。

家で一人で出来ますので、ぜひ今からやってみて下さい。

今回は、息継ぎのことだけをお伝えしましたが、その他の、本読みで声が震える対策については、こちらの「本読みで声が震えない方法5選【緊張で震える音読対策】」に詳しく書いていますので、ぜひ実践してみて下さい。

回答は以上です。

以下、僕の考えを少しお話します。

本読みで声が震えない方法は特別な状況を減らすことが大事

今回は、息継ぎに意識を向ける方法をご紹介しました。

息継ぎということは、呼吸をするわけです。

息を吸うことに意識を向けることになります。

この一連の流れを当たり前のように出来るようになると、声の震えもましになってくると思います。

大切なのは、今回のこの方法を頭に入れておいて、本番の時に試してみることではありません。

ぜひ、今すぐやってみて下さい。

そして、毎日続けて下さい。

この繰り返しこそが、あがり症克服への道だと僕は思っています。

いかに、毎日一人で練習できるかが鍵なんです。

ネットや動画や本では、あがり症を克服するという方法がたくさんありますが、恐らくどれも正しい方法だと思います。

ところが、その方法は、本番でいざ使おうと思ったら、そこまで意識がまわらなかったり、すぐに取り入れることが出来なかったりするんです。

発表する前に、腹式呼吸しましょうとか、深呼吸しましょうという方法もありますが、それはそれで方法としてはいいのですが、それを普段から、ルーティーンにしておくことが大切ということです。

家で本読みの練習をする時に、こういう流れを作っておくということです。

・深呼吸する
・本読みで1文読む
・息継ぎする
・本読みを続ける

この流れを作っておいて、毎日その流れで練習するだけです。

この流れを当たり前のものと出来るようになってきたら、実際にみんなの前で発表する時も、緊張はましになっていると思います。

できれば、緊張度に応じて、練習をしたほうがいいですが、まずは、ここからでいいと思います。

「声の震えがバレるかもと思うと余計に震えます」と言われていましたが、そのお気持ちはよく分かります。僕もそうでした。

実際に、僕の声が震えていたのは、聞いてる人には分からなかったかもしれませんが、僕自身は、話しながら「あ、声が震えてる、どんなふうに見られているんだろう」と思いながら、さらに緊張していきました。

何度も言いますが、とにかく、毎日できる練習方法を見つけることをおすすめします。

今回の方法はその一つです。

良かったら試してみて下さい。

本読み(音読)で声が震える人向け、声が震えない方法 Q&A

音読で緊張して声が震えた時の止め方はありますか?

これは、どのくらいの緊張度かにもよりますが、僕がしているのは、とにかく「呼吸」を意識することです。

自分の声が震えていることに気付くと、その震えた声に対して、周りはどう思うだろう?と頭がよぎり、次は頭が真っ白になることもありました。

人前での緊張が、さらに緊張を増幅させていたのでしょう。

そこで、僕がしているのは、これは普段からのトレーニングにも使いますが、呼吸、息継ぎを意識するという方法です。

声が震える状況で、聴衆に意識を向けてしまうと、「みんな笑ってる?どう思ってる?不思議そうに見てる?」といったあれこれ想像が生まれてしまいます。

声が震えてきたと思ったら、まず息を吸うこと、一文を長くせずに、短めで息継ぎをする。

こういった方法が効果がありました。

ただ、やはり一度声が震えてしまうと、なかなか辛いので、そうならないように、日々のトレーニングを積んで自信をつけていくことをおすすめします。

音読恐怖症は簡単に治る?

現在の症状、状態によります。

学校の音読で声が震えるといっても、その辛さは人それぞれです。

学校に行くのが辛いほど深刻な方に、「簡単に治りますよ」なんて言えません。

やはり、コツコツと日々トレーニングを楽しく積み重ねていくことをおすすめします。

以上となります。