本読みで声が震えない方法5選【緊張で震える音読対策】

本読みで声が震えない方法5選【緊張で震える音読対策】

職場の会議や朝礼での資料読み上げ、国語の時間の本読みで声が震える、そんなことありませんか?

ここで言う「音読や資料読み」は、特に感情を込めずに書かれていることを「声に出して読む」場合を想定しています。

自分の言葉で話すスピーチや、上手く説得するためのプレゼンとも違い、ただ読むだけとはいえ、緊張して声が震えるという方も少なくありません。

その対策をご紹介します。

こんな方は、ぜひ最後まで読んでいって下さいね。

  • 本読みや音読で緊張して声が震える
  • 会社の会議などで資料を読むと緊張して声が震える
  • 人前でのあがり症で緊張しやすい

では本題です。

本読み(音読)で声が震える原因

本読み(音読)で声が震える原因
本読み(音読)で声が震える原因

なぜ人前に出ると緊張するのでしょうか?

その原因は「反応」です。

緊張した時、いろんな症状が出たりしますが、その出方は人によります。

声が震える、足が震える、頭が真っ白になる、心臓がバクバク言う、目が泳ぐ、顔が赤くなる。

色々な症状が出ます。

では「声が震える原因」は何でしょうか?

何に反応しているのでしょうか?

それは「危機的状況」だったり、「普段と違う状況」です。

ということは、「本読み(音読)で声が震える」という場合、何に恐怖を感じているのか。

それは「人」です。

学校の国語の時間の本読みでしたら、先生がいて、他の生徒がいる。

職場の会議で資料を読み上げる場合でしたら、上司や先輩がいる。

ただ読むだけといはいえ、こういう思考が働くのではないでしょうか。

  • 上手く読めなかったらどうしよう
  • 笑われたらどうしよう
  • 失敗したらどうしよう

こういう「どう思われているかを気にしすぎる」ことによって、過剰に反応してしまう。

その結果、声が震える、というところに繋がるケースがあります。

本読みで声が震えるなら「気にしなければいい」で大丈夫?

反応しすぎが緊張の原因であるなら、反応しなければいいわけです。

  • 別にどう思われても気にすることない
  • 誰も私が失敗しても関係ない
  • 言葉に詰まっても誰も興味ない

もし、そう思えたら、声が震えることはなくなりそうですよね。

でも、それが出来るかどうか?

意識を変えることは簡単ではありません。

なぜなら、そうなるに至った原因があるからです。

もしかしたら、「本読みで詰まってしまった経験があるから」かもしれませんし、「誰かに失敗を指摘されたことがきっかけ」かもしれません。

原因がはっきりしている場合もあれば、原因がよく分からない場合もあります。

それなのに、意識を変えましょう、と言われても、そう上手くいかないんです。

ではどうするか?

口癖と行動を変えるんです。その結果、自信がつく。意識が変わる。

それを目指してみましょう。

口癖に関しては、セルフトーク(自分への口癖)を変えていくことをおすすめしますが、まずはこの言葉だけでもいいと思います。

「うまくいく」

それだけです。

何も考えずに、何も思い出さずに、「うまくいく」を口癖にしておいてみてください。

言葉で人は変わります。

では、どう行動を変えていくかを、今からご紹介していきますね。

本読み(音読)で声が震える対策5選

本読み(音読)で声が震える対策5選
本読み(音読)で声が震える対策5選

本読みで声が震える対策は、この5つです。

  • 活舌をよくするトレーニング(母音法)
  • 息継ぎを意識して音読する
  • 読むスピードと声の大きさを変えて音読する
  • 音読する姿をスマホに録画する(小さな緊張)
  • 誰かに音読を聞いてもらう(もう少し大きな緊張)

1日だいたい15分あれば出来ると思います。

これを、まずは1週間続けてみて下さい。

きっと変化に気付けると思います。

準備していただくのは、「読むもの」だけです。

学校の教科書でも、会社の資料でもいいです。

実際に、今後読む可能性があるものでも、好きな本の1ページでも構いません。

その文章を元に、トレーニングしていきましょう。

活舌をよくするトレーニング(母音法)

母音法。

僕はこの本を買いました。

<劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」浅利慶太著>

簡単に言うと、「母音だけで話す」練習です。

例えば。

「こんにちは、●●です。」

この場合は、

「おんいいあ、いいえんおえう。」

母音だけで話す練習をするんです。

実際は、もっと細かいやり方があるんですが、僕はこの、母音だけで話す、だけでも効果があると思っています。

もっと詳しく知りたい方は、本を買って読んでみて下さいね。

別にお芝居をするわけでもないのに、活舌をよくすることをおすすめする理由は2つです。

  • 声を出すことに自信を持つため
  • 実際に母音法で自信をつけた人に出会ったため

声が震える対策をするには、まずは自信をつけたいところです。

まずは、声に自信をつけるんです。

もう一つ。

これは、僕がスピーチ会で出会った方からの影響なんです。

その方は、人前どころか、人に何かを話す時に、活舌が悪くてカフェでの注文でもいつも聞き返されていたそうです。

そんな時に、母音法で練習するようになって、スムーズに話せるようになり、さらに自信もついたとというお話をしていただきました。

とても上手にお話をされる方でしたので、活舌が悪い時代があったということが信じられないくらいでした。

まずは、母音法を1日1分でもいいでのでやってみて下さい。

これは、外を歩いている時でも出来るのが良いところです。

マスクをしていれば、マスクの中で口を動かしていても不自然ではありません。

歩きながら見える看板でもいいです。それを母音法で読んでいきましょう。

活舌が良くなる実感があるかは、人によると思いますが、それは正直どちらでもいいんです。

その行動を続けていることに、まずは自信を持ちましょう。

息継ぎを意識して音読する

普段の会話では、息継ぎを意識することはまずないと思います。

無意識に呼吸をしながら、話してますよね。

それが、本読みとなると、気付いたら息苦しくなってきたり、声が弱弱しくなり声が震えることがあります。

これは、緊張して呼吸が上手くできていないからかもしれません。

そこで、普段から、本読みの練習をする時に、どこで息継ぎをするかを考える習慣をつけましょう。

息が足りなくなったから吸うのではなく、余裕を持って、息継ぎをするんです。

みんなの前で本読みをする時ではなく、自宅で1人でする練習として、これを毎日やっていきましょう。

どこで区切って息を吸うかは、その文章にもよりますので、ここでははっきり言えません。ご自身で考えて息継ぎを意識して読んでいきましょう。

人前で話す時に息が続かないという方も多いので、この方法は特におすすめです。

読むスピードと声の大きさを変えて音読する

これは自信をつけるための音読です。

読むスピードを早くしたり遅くしたり、声を大きくしたり小さくしたり。

普段から、声の出し方にバリエーションを出せるようにしておくんです。

普段と違う場面で緊張しがちです。

本読みとなると、普段より大きめの声を出すことになると思います。

家で、小さな声で音読の練習をしていても、実際の本読みではもっと大きな声を出さないといけないこともあるでしょう。

その「特別な場面」を減らす必要があります。

スピードについては、とにかく言葉を出すことへの自信をつけるためにやってみて下さい。

音読する姿をスマホに録画する(小さな緊張)

本読みで声が震える対策は、まずは先ほどの3つがおすすめです。

ですが、この3つの練習だけでは、緊張感がありません。

そこで、少しずつ緊張感を得ながら練習することをおすすめします。

まずは「自分が音読する姿をスマホに録画する」という方法です。

母音法、息継ぎ、音読のスピードと大きさの変化。

これを踏まえた上で、音読する姿を録画します。

母音法の練習、息継ぎをどこでするか決める、音読する(スピードと大きさに変化を加えて)。

その音読の姿を録画してみましょう。

少しは緊張感があると思います。

ちょっと恥ずかしいかもしれません。

その緊張感を得ることで、「特別な場面」と感じにくくなるきっかけになります。

誰かに音読を聞いてもらう(もう少し大きな緊張)

さらに緊張感を増すために。

最後は、誰かに音読するのを聞いてもらいましょう。

仲の良い友達、ご両親、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟に姉妹。

誰かに聞いてもらうんです。

今、本読みで声が震えるという状態の人でしたら、きっと緊張すると思います。

それが大事なんです。

「特別な場面」を減らすために、やってみて下さい。

本読みで声が震える以外のあがり症にも効果がある

本読みで声が震える以外のあがり症にも効果がある
本読みで声が震える以外のあがり症にも効果がある

あがり症の方といっても症状は人それぞれです。

僕自身が声が震えることが多かったので、色んなことを調べて試行錯誤してきた経験があります。

薬はどうかな、声が震える心理ってなんだろう、声の震えはバレるのかな、周りの人は声が震える人をどう思うんだろう、声の震えの止め方はあるのかなといった疑問もありました。

これは経験として、話し始めは声が震えるんですが、話してるうちにましになってきたこともありますし、逆に、長く話すと声が震えるということもありました。

本当に分からないことだらけでした。

それでも試行錯誤する中で、特に効果があったのが、今回ご紹介した5つの方法です。

実はこの方法は、あがり症で声が震えるという症状だけでなく、他のあがり症の症状にも効果があったと感じています。

やはり、「いつもと違う特別な場面を減らすこと」と「自信をつけること」と「緊張のある状態で練習する」という3つの課題にそった方法というのが良かったんだと思います。

もし、本読みやスピーチやプレゼンで声が震えるという方は、参考にしていただけたらと思います。

また、場面がどこであっても関係なく、おすすめできます。

朝礼で声が震える場合であっても、会議でも打ち合わせでもどんな場面でもです。

参考にしただけたらと思います。

本読み(音読)で声が震える Q&A

本読み(音読)で声が震える Q&A
本読み(音読)で声が震える Q&A

本読みでの声の震えはどのくらいで克服できますか?

これはご本人の環境にもよりますし、どのくらいの時間取り組めるか、周りの方からどういう言葉がけを受けているかにもよってきますので、一概には言えません。

恐らくですが、今回ご紹介した方法を1週間ほど続けていただけたら、自信がついてくるとと思います。

音読恐怖症を克服するには、1日ではまず難しいと思います。

毎日コツコツと行動を実践していくことをおすすめします。

本読み中に緊張で声の震えが酷くなった場合、止め方はありますか?

本読みをしている途中で、緊張でだんだん声が震えることもありえます。

そんな時は「声の震えを止めよう」と思わないほうがいいです。

そう思うと余計に、意識が声の震えのほうを向いてしまいます。震えてしまった場合は、肩を上げてからブランと下げるを3回。

口角を上げて大きく息を吸って吐く3回。これをやってみて下さい。

本読みで声が震えない方法で一番のおすすめトレーニングは?

本読みで声が震えない方法として、この記事で5つの方法をご紹介しましたので、どれが一番という順位を決めることは出来ません。

本読みとなると、国語の授業の現代文の音読や朗読などもあると思いますが、なんか一つのトレーニングだけをおすすめするのは難しいです。

震える以外にも、上ずりや顔のひきつり、赤面などの症状が出たり、人によって現状も違うため、一つに絞るよりも、ぜひ、複数の行動を取り入れてみてください。