何でも質問すればいいってものではないんですよね。
今日のテーマはこちら。
よく言われる「避けたほうがいい質問」もあるにはありますが、相手によって、何が失礼かなんて違いますからね。
ということで目指すこと。
解決策はこちら。
人見知り克服のためには質問力は大切です。ただ、質問することで嫌な思いをさせてしまうことも過去にありました。そんな私が思う失礼な質問のことをまとめました。
こんな方はぜひ読んでみて下さい。
- 初対面で何を質問していいか悩む
- 人見知りを克服したい
- 初対面での質問で失礼なことを聞いてしまった
- 相手を知りたいし仲良くなる質問や話題を知りたい
- コミュニケーション力を上げたい人
最後におまけとして、私が実際に、質問をすることで相手に失礼なことをしてしまった、嫌な気持ちにさせてしまった経験談を書いておきました。ぜひ最後までお読み下さいね。
それではスタートです。
目次
質問力って何?
少し振り返ってみて下さい。
初対面の人と話をした時に、盛り上がった会話があったとしましょう。
恐らく、初対面で会話が盛り上がる場面というのは、共通点が見つかったり、相手に興味が沸いてきて、お互いのことを知っていく中で、段々と楽しくなってきたりという場面ではなかったですか?
相手のことをお互いに知るには、「質問」は欠かせません。
コミュ力おばけの学校でも「質問力」についてはとくに重点を置いています。
では「質問力」とは何でしょうか?
次々と質問を繰り出す力でしょうか?
いえ、違います。
そう考えると、こういう質問をする人は質問力があるとは言えませんよね。
- 自分が聞きたいこと(知りたいこと)ばかりを質問する
- 相手が話したくないようなことばかり質問する
- 次々に質問して相手を追い詰める
- 初対面でいきなり込み入ったプライベートな質問をする
質問力で大切なのは、「質問の量」ではありません。大切なのは「質問の質(内容)」です。
質問力の定義に正解はありませんので、ぜひ、皆さんも自分なりの「質問力の定義」を考えてみて下さいね。
今回は、「質問が出てこない、思いつかない、仕方が分からない」という方向けではなく、「質問をする時に、失礼がないようにする方法」をお伝えしていきます。
会話の中で、質問の仕方で相手に嫌な思いをさせてしまった経験がある私が、過去を振り返ってみてまとめました。
初対面で避けたほうがいい失礼な質問とは?
まずは、「初対面で避けたほうがいい質問」を挙げます。
- 外見に関する質問
- 年齢に関する質問
- 恋人や恋愛に関する質問
- 家族構成に関する質問
- 政治や宗教に関する質問
外見(容姿/見た目)に関する質問
容姿へのコンプレックスは本人にしか分かりません。誰にも言っていないコンプレックスがあるかもしれません。
自分からみると羨ましい容姿でも、相手の方は部分的にコンプレックスを持っているかもしれません。
初対面で、いきなり容姿のことを質問されると、「え?そんなこと聞かれたくない」と思って、そこから会話が進まなくなることもあります。
外見(容姿/見た目)に関する質問は初対面では避けるほうがいいでしょう。
年齢に関する質問
同性での会話か、異性との会話にもよるかもしれませんが、いずれにしても、初対面で、年齢のことを質問するのは失礼になるかもしれません。
もちろん、年が同じということが分かって、そこから一気に仲良くなることもあります。
絶対タブーというわけではありませんが、初対面でいきなりするのは失礼になりかねません。
年齢に関する質問は初対面では避けるほうがいいでしょう。
恋人や恋愛に関する質問
デリケートな話題です。
初対面で、恋人がいるとかいないとか、過去の恋愛のことを質問するとなると、やはり何か下心があると警戒されることもあるでしょう。
いきなりそんな話を振られても、答えに困る人も多いでしょう。
言いたくないテーマの一つですから、初対面でいきなりは避けましょう。
家族構成に関する質問
独身か既婚か、親兄弟のこと、今の家族構成、子供がいるいない。
家族に関することも、出来れば話題にしたくない人もいます。
そこを初対面で質問するのは失礼になりかねません。
家族間での悩みをお持ちの方もいるでしょうから、初対面での質問は避けるほうがいいでしょう。
政治や宗教に関する質問
初対面に限らず、あえて自分から質問するのは避けるほうがいいでしょう。
やはり、人それぞれ考え方は違いますからね。
失礼な質問は人によって違うし時と場合にもよる
「初対面で避けたほうがいい質問」として、いくつか例を挙げましたが、どう感じましたか?
- 別にこの質問ならいいのでは?
- この質問は絶対失礼ですよね
いろんな意見があると思いますし、それで当然です。
価値観が人それぞれ違うように、「どんな質問が失礼か?」というのも人によって違います。
また、時と場合によっても違います。
例えば、大学の入学式や会社の入社式。友達を作りたいと思っている人もいれば、あまり人と関わりたくないと思っている人もいることでしょう。ですので、いきなり初対面で深い質問は避けたほうがいいでしょう。
では、交流会や合コンやお見合いパーティーや街コンではどうでしょう。人と繋がりを持ちたい人が集まるわけですから、少しくらいプライベートな質問をしても大丈夫そうですよね。(人によりますけどね)
このように、場面によって、どんな質問が失礼にあたるかは違ってくるということです。
では、どういう質問をすれば、「失礼な人」という印象を受けずに、会話を盛り上げたり、仲良くなっていくことが出来るのでしょうか?
初対面の会話で使いたい質問と話題
先ほど挙げた、「初対面で避けたい質問」はあくまで一例です。
他にも避けたほうがいい質問はあります。
ただ、それを全部覚えるのは無理ですし、咄嗟の会話で思い出すのも難しいでしょう。
ですので、「極力、失礼のないように質問する方法」として、解決策をまとめていきます。
当たり障りのない質問から始める
とにかく、浅い質問から始めるに越したことはありません。
浅い質問とは、当たり障りのない質問とも言えます。
- 天気の話題「いい天気ですね?」
- その場の気候の話題「ちょっと暑くないですか?」
- 目の前の状況の話題「人多いですよね?」
はっきりいって、話が弾む質問ではありません。盛り上がる会話ではありません。
それでもいいんです。
失礼ではない質問をいくつか投げかけてみましょう。
そうすると、相手の方のことが少し分かると思います。
まずは浅い質問から。その時はそれだけで終わってもいいでしょう。
いきなり初対面で誰とでも会話が弾むとは限りません。
2回目、3回目と、会っているうちに次第に親しくなれるものです。
焦ることはありません。まずは無理をせずに失礼な質問を避けましょう。
質問する前に、まずは自分のこと話す
時々、自分のことをほとんど話さずに、相手に質問ばかりする人がいます。
「相手の話を聴きたいのであれば、まずは自分の話をする」
自慢話ではなく、自分の弱みも含めて、率直に自分のことを話す。そして質問する。
時にはそれも必要です。
その場所にどうやって来たかを質問する場合。
「私は電車でここまで来ました。思ったより混んでましてね。あなたも電車で?」
相手のことを知らない状況は、少なからず不安を感じるでしょう。
ですので、自分のことも話すんです。
私の場合は、自分のことはほとんど話さずに、相手のことばかりを質問してた頃があったのですが、全く距離が近づきませんでした。その後、自分の苦手なことや弱い部分も話すようになってから、距離がぐんと近づいた経験があります。
自分のことを話すことは悪いことではありません。相手の不安を減らすことが出来るんです。
ぜひ、質問とセットで自分のことも話してみましょう。
直接的な質問を避けて遠回しに聞いてみる
相手の仕事のことを聞きたい場合。
「仕事は何をされてるんですか?」
そう直接的に聞ける関係ならいいですが、初対面では時に失礼になってしまうこと、嫌な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
ですので、遠まわしに質問してみるのもいいでしょう。
「今、何の仕事をしてるんですか?」と聞ける状況ならいいのですが、もう少しぼんやりと質問してみることも出来ます。
こういう質問をすることで、「いえいえ、違いますよ、○○の仕事です」と言ってくれる人もいますし、「いえいえ、違います」で終わる人もいます。
「いえいえ、違います」という人に、そこから突っ込んで聞けるかどうかは、その場の状況によります。正解はありません。
神経質になりすぎると質問は出来なくなる
人によって「失礼だと感じる質問」は違います。
これを質問したら失礼かな?
そう考えるのは悪いことではありませんが、神経質になりすぎてしまうと、質問することがなくなってしまいます。
- 浅い質問から始める
- まずは自分のことを話してから質問してみる
- 遠まわしに質問してみる
初対面での質問では、こういったことを意識してみましょう。
コミュ力おばけの学校では、人見知り克服のためにも、質問力をつけることを推奨しています。
もちろん、失礼な質問は避けるべきですが、だからといって、質問をせずに、相手と距離を近づけることはまず出来ないと思います。
私はコミュ力コーチではありますが、今でも、質問で相手に嫌な気持ちにさせてしまったこともあります。
正解はありませんから、自分なりに試行錯誤していくことが大切です。
最後におまけとして、実際に私が「質問」で失敗した経験を書いておきます。
おまけ:私の質問で嫌な思いをさせてしまった過去
初対面での会話の時。
当時は、とにかく質問をすれば喜んでもらえる、質問をすれば会話が盛り上がる、質問をすれば雑談が続く。
それくらいに思っていました。
実際、「たくさん話を聞いてくれる」と言って、喜んでもらえることもありました。
ただ、その質問が逆に、人を嫌な気持ちにさせることはありました。
- 相手は「話したいことがあった」
- 私は「知りたいことがあった」
それが一致してたら良かったのですが、そうではありませんでした。
ですので、相手の方から「話したいことを上手く話せなかった。あなたの質問で話しが逸れるから。」みたいなことを言われました。
もし、相手の話したいことと、私が知りたいことが一致してたら問題なかったんでしょうね。
先ほどの「失礼な質問」でも同じだと思います。
「初対面で避けたい質問」で、家族構成のことは初対面では避けるほうがいいかもと書きました。失礼になるかもしれないからです。
ただ、相手が「家族のことを聞いてもらいたい」と思っていたら、失礼になる話題でもないんですし、質問されても、失礼と感じるどこから嬉しいことでしょう。
ということで、結論です。
ですので、最初は浅い質問をしながら、様子を見て、自分の話もしながら、相手にも色々と質問してみる。
それでいいのではないでしょうか。
時には嫌な顔をされることもあるかもしれませんが、嫌な気持ちにさせてしまったら、素直に謝ればいいでしょう。
コミュニケーションにおいて、質問はとても大切です。
「この質問をしたらどう思われるだろう?失礼にならないかな?」なんてことばかりを考えていたら、何も質問できなくなってしまいます。
相手との関係は、質問力だけではありません。聞き方や話し方も大切です
トータル的にコミュ力を上げていきましょう。
おまけは以上です。
コミュ力おばけの質問力について関連ページはこちら
コミュ力おばけの学校では、人との関わり方のヒントになる情報、コミュ力を上げる方法を配信しています。
また、人見知り克服、あがり症克服、といった、今お悩みの状況からいかに改善、克服していくかといった、セミナーや講座、マンツーマンのコーチングやカウンセリングを実施しております。
また、オンラインでの会、例えば読書会、雑談の会、ビブリオバトル(今後開催予定)なども開催しております。
詳しくは公式メルマガからご案内しておりますので、ぜひご登録下さい。
コミュ力おばけの学校 公式メルマガはこちら
それでは、質問力についての関連ページをいくつかご紹介して終わりとします。
初対面の人にどういう質問が上手くいったか。それを自分なりの質問ノートにまとめておくことをおすすめします。
ただ、質問というのは、会話が弾むきっかけになるか、変な空気になってしまうかは、発してみないと分かりません。
何事も経験です。気楽に質問してみましょう。
初対面で話すことがないから、自分から話しかけるのが苦手。だから人見知りする、という人は多いです。
語呂あわせのような質問の覚え方より、目の前の人に興味を持って、浅い質問から始めてみることをおすすめします。
初対面でも共通点が見つかると、一気に場が和んだり、会話が盛り上がることもあります。
自分と全く違うタイプの人との初対面の場合、やっぱり不安はつきまとうのではないでしょうか。
もちろん、共通点ばかりを探していては、質問攻めになりかねませんから、そこは注意が必要です。
人見知りを克服するには、自分から話しかけれるようになることを目指しましょう。
だいたいは、どう思われるか?という不安と、上手く話せるかな?という不安から、話しかけることにブレーキをかけたりしています。
まずは質問力に自信をつけていくことを目指しましょう。
男性と女性とでは、触れられたくない話題が違うこともあります。あとは場数を踏んでいきましょう。
本日は以上です。
コミュ力コーチ、ハラサトシでした。